今は昔、栄養映画館 公演情報 今は昔、栄養映画館」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    知った名は小宮氏。「楽園」での一人芝居が強烈であったので氏の関わる公演は観たいという気持ちはある。んな事でシリアスと真逆らしい二人芝居に出掛けた。栄耀栄華もとい栄養映画の館にて、懐かしの映画の話題も織り込みつつ、来ない客を待つ二人の待ち時間を引き延ばしに延ばす劇。映画を撮った監督がスピーチの練習をしている所から始まるが、疎ましい助監督に無理難題を言ったりと撮影風景が忍ばれる二人のやり取り。その映画がこのたび賞を獲り、何やら所縁の映画館らしいその場所で祝賀会がある、という事なのだが、一つには「賞を獲る監督に見えない」。だからいつ「なーんちゃって」の種明かしがあるかと構えてしまう(もっとも冒頭から会話のテンポとパワーでそこは気にしなくなるのではあるが)。もう一つには「客が訪れる気がしない」。不ぞろいの椅子が数客だったり、祝賀会そのものが二人の妄想(又は一人の妄想にもう一人がつき合っている)と見えてしまい、その種明かしもいつ為されるのか、という目と耳になってしまう。とは言え「ローゼンクランツと・・」や「モジョミキ」のようにシャチこばらず見られる二人芝居、「ゴドー」に思い切り寄せても良し、ブラッシュアップするなり新ネタ開拓するでも、再び見える日が来ると素朴に嬉しい。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ナンセンスコメディかなー
    とある映画館内のホールにて
    監督賞?受賞するらしい男が
    いろいろテンパって
    「あと5分 あと5分・・・」と言い続けて
    終演まで引っ張る話でしたわ

    ネタバレBOX

    登場人物は男性2名のみで
    電話でのやり取りとかでも応答は舞台上のみであす

    台詞に いろいろと各種映画のタイトルやら何やら入れたりと
    映画好きの心もクスグッテ下さいました

    後半から終盤にかけて
    電話連絡で受賞祝いの会に参加する人数が
    べらぼうに増えたりするらしいのだが
    外は雨らしく来場者が集まってはいないみたい

    何とか落ち着いて
    普通にやるぞーで暗転して終幕だと思ったら
    ふたりの立場が逆転したらしいセリフが出てきて
    妄想?夢落ち?ただ人まねしてた?

    さは本当の処は皆さんの心の内に答えがあります=の
    オープンエンドな〆方でした

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     板上には木製の椅子が7~8脚。焦げ茶と黄土色それぞれ約半分ずつが中央に。上手柱側壁に沿うようにバーカウンター。バーカンの上には、何かを記した紙がやや間を空けて1枚ずつ観客席に向けてスタンドに立てられている他雑然としており、客が座れば足がくる部分にはたくさんの映画ポスターが貼ってある。バーカン観客側手前には、電話を置く台と黒電話。時代は数十年前の設定のハズなので古い電話器である。一方、矛盾するのは携帯電話を用いるシーンも数多く出て来ることだ。上手柱を挟んだ更に上手には黒い幕。これが唯一の出捌けである。下手奥の柱には大きな映画ポスターが貼ってあり、この柱の手前斜め左に架台に取り付けた矢張り大型のポスター、ポスターの左上コーナーが剥がれて丸く垂れ下がっている所は落魄を感じさせる。この架台の観客席側に机と椅子。

    ネタバレBOX


     作品は、某映画監督と助監督が新作映画の完成記念レセプションを始める5分前を描く。2人共礼装である。監督は燕尾服、助監督はタキシードを着用して序列を表現しているのは無論である。脚本原作は竹内銃一郎氏であるが、小宮孝泰氏により脚色されている。直ぐ思い浮かぶのがベケットの「Waiting for Godot」であろうが、イカンセン背景がベケット作品とは全く異なる。そもそも不条理が不条理として西洋で意識されたのは、ギリシャ・ローマの文化が持っていた人間性の観念が度重なる戦争や露骨な資本主義の収奪による人間性否定、人命否定に至り着いてしまったことから起こる否認感情が正当に評価もされぬ社会に対しての個人による異議申し立てということにあったハズであるが、今作ではそのような深刻さも深みも感じられず、寧ろ大衆化した「文化」への殆ど無意味なコミットそのものが描かれていると観るべきであろう。このように解釈すれば、えんえんと続く、レセプション開始まで5分というシチュエイションの内容を設定し直して延々と繰り返しながら、2人の登場人物が礼装を剥ぎ、下着1枚になることの意味が見えてこよう。そう観客に完全に伝える為にはラストの台詞はもっとアイロニカルで辛辣なものであって欲しかったし、ずっと続く似たプロットにも演出・演技共にアイロニカルな視座で臨んで欲しかった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い!
    表層的には、漫才のボケとツッコミのように可笑しく観せ、内容は5分間の出来事を70分かけて不条理のように描く、といった印象だ。早送りのようなテンポの良さだが、事は遅々として進まないといった不合理さ。その相反するような不整合こそが、この公演の面白さだろう。
    そう思いつつも、自分の好みとして、観せ方に注文を付けたくなるのだが…。
    (上演時間1時間10分)

    ネタバレBOX

    舞台は武蔵野推理劇場のホールといったところ。上手に捥ぎりの受付台 入場料や飲食物の料金表がある。そして多くの洋画チラシが貼られ、下手奥の壁には「風と共に去りぬ」、下手 客席寄りに「ブラック・レイン」のポスターが画架に立掛けてある。試写会や初日舞台挨拶の時に よく見かける光景だ。後々 重要になってくる固定の黒電話の置台。そして中央に7~8脚の木製椅子がランダムに置かれている。椅子だけを動かしていく。

    登場人物は礼装した二人の男。映画監督役の宮地大介さんと助監督兼諸々係のジョニー高山さん。映画の完成披露パーティ、その開始5分前という設定。監督は袖ボタンを縫い付けたい、挨拶文も覚えたいといった落ち着かない様子。一方来賓が来るのか来ないのか不安な気持のところへ黒電話が鳴る。突然姿なき第三者が入り込み、それから頻繁に電話がかかってきて、(来賓)席の確保が依頼される。その場にいない人物に翻弄される二人。登場人物以外の居ない人物の言動に、右往左往し慌てふためく姿は滑稽であるが、冷静に考えてみれば、社会(もしくは世間)の曖昧・不確かな情報に踊らされている自分達の姿のようにも思える。

    当日パンフに演出の小宮孝泰氏が、「『栄養映画館』を読んですぐに感じたのは、『ゴドーを待ちながら』へのオマージュである」と記し、続けて、しかし台詞も修正し、ト書きにも大鉈を振るったとある。その根底には、小難しい「不条理」を描くよりも観客に喜んでもらいたい、楽しんでもらいたいとの思いがあるようだ。舞台となった映画館の(レトロな)雰囲気、台詞に 映画に関する小ネタが散りばめられ、映画好きの自分には至福の時であった。映画タイトルを相互に言い合う場面では、関連し合う映画を次々に言い、知識・造詣の深さを感じさせる。そこには、単に楽しむだけではなく、映画愛ある業界人としての姿が立ち上がってくる。

    台風接近という悪天候にも関わらず、観劇に出掛けた。劇中、監督が 雨が降って思い出が地面に吸い取られる、雨で思い出が滲む、といった しみじみとした台詞は、台風という状況こそ違うが思い出深い公演となった。全体的にスラップスティック場面が多い中で、滋味ある場面を入れたことで、小宮氏が意図した面白味8分、深み2分になったと思う。何故、敢えて「ゴドーを待ちながら」とは別のテイストを選択したのか、その思いも当日パンフの前段に記しているが…。

    最後に、来賓席確保のために礼服を脱ぐといった行為、その笑わせ方が安易に思える。舞台(完成披露)の設定や映画愛といった上質な面白さが、別な面白さ(脱ぐ脱がないといった逡巡する滑稽さ)にすり替わる。出来れば、裸(の勝負)ではなく、演技や台詞で映画の芸術・大衆・娯楽性といったところを面白可笑しく観(魅)せてほしかった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    当パンにも書いてあった演出家によるギャグの修正、ト書きの変更などが何だか裏目に出てしまったのではないか。そんなことを思いながら帰る台風の夜…。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    開演5分前のドタバタ。終始にやにやしっぱなし!台風来てたけど行って良かったー!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    70分ずっと開場5分前という不条理劇でなんとも不思議な感じ。そしてどんどん悪い状態になっていくのが見ていて面白く2人が可愛い。
    とにかく良く喋るので70分でもかなりハードそうでした。

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