とりあえず寝る女 公演情報 とりあえず寝る女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
21-39件 / 39件中
  • 満足度★★★★

    ナチュラル芝居さすがです。
    ナチュラル芝居が本当に凄いと思いました!お母さん役のムックさんがとっても良かったです!!

  • 満足度★★★★

    観る側を舞台上に引き込む求心力
    母を亡くして姉妹2人が住んでいる家に、町の再開発でしばらくマンション…もとい、億ションに移住し、その間に賃貸マンション兼住宅に改築することを勧める役場の男と町内の世話役が来るが、姉は思い出いっぱいの家にそのまま住み続けたい(共感!ってかその胸中がビンビン響いてきた)と言い…な状況から始まる物語は駅前劇場進出ということで気合いが入ったワケではあるまいが、140分という長尺。
    がしかし、ライトなタッチでコミカルな味もある導入部から、次第にシリアスに転ずるにつれ、観る側を舞台上に引き込む求心力のようなものがあり、それゆえ舞台との距離が近く感じられて観ながら「ここ、OFF・OFFじゃなくて駅前だよね?」などと思ったりも…。(←ちょっと作りました(爆))
    前作から「身近な感覚」は以前と比べて若干薄れた(あるいはフィクション度数がアップした?:個人の感想です)ものの、会話の自然さは変わらず、それとキャスティングの妙(意外なケースも含めてそれぞれハマっているんだな)の相乗効果で引き込まれるのかしら?
    で、時節柄もあってか、ラストシーンはマチネ同様、積もるほど降りしきる桜の花びらたちという…。
    ラストシーンといえば、暗転の間に家具類を全部運び出して転居後を見せたのも良かった。

  • 満足度★★★★

    台本に立脚する強さ
    設定は、少々荒けずりなところもあり。
    しかし、そんなものはシーンの魅力で帳消しに出来ていて、それは脚本の底力と言える。
    ちょっと中だるみしたけれど、ラストに向かうにつれ、無駄な台詞がひとつもなく、むしろ一言一言が作品の強度につながっていったのはすごい体験だった。
    軸となる女たちに、連なる男たちがかわいくも哀れ。

    ネタバレBOX

    姉と妹、男の妻、少女の母、が一堂に会して話をするシーンには深い業を感じたし、桜が舞うシーンには大きなカタルシスもあった。
    赤澤ムックさん、小林タクシーさん、井上みなみちゃんがとってもよかった。
    特にみなみちゃんはこれからどんな俳優さんに化けるのか楽しみ!!
  • 満足度★★★★

    タイトルが
    どう出るのか開演前に舞台を観つつ思うのが一つの楽しみ。今回は笑い何処が多く楽しかったです。赤澤ムックさんが素敵ですね。

  • 満足度★★★

    とりあえず暑すぎの空調
    とりあえず空調暑すぎ。拷問状態の2時間超。
    話題なので慌てて駆け込んだ楽日。しかも驚くほど満席。
    それでなのか知りませんが、暑くって苦痛でしたわー。
    もっと空調働かせて欲しい!話に集中できないー!!!

    話はよくできていて、個々の役柄もリアリティある。
    役者陣もすばらしく、舞台上の演出も目を見張るものがありました。
    しかし、とりあえず暑い(しつこい)!


    ネタバレBOX

    妹/殊を追って来た塩野谷が吉田のおっちゃんと話すシーンは中だるみ。

    そもそも、見た目だけで言ったら、塩野谷と姉/真理の彼氏・椎名って逆の方が良かったような・・・。
  • 満足度★★★

    遅くなってしまいましたが
    この劇団、ハズレないです。

  • 満足度★★★

    どうなんでしょう?
    盟友、爺隠の妙演は楽しかった!

    ネタバレBOX

    長い、長いです。
    イマドキ、この長さは…。
    これをテキストレジしてこそだと僕は思うんですがね。
  • 満足度★★★

    吠えたねー!
    今日は眠らずに済みました。

    役者さんは良かったですね。

    ネタバレBOX

    最初村上さんが眠るので眠る話かと思いましたが、やっぱり寝る話でした。

    ということで、色々な男女が色々な性癖という程ではないものの、個性を掲げて大活躍することができました。

    猥褻おじさん、拒まない女として話が進んでいて、最後に人の噂でした、チャンチャンって!?、拒まない方は若干その通りでしたが…。

    最初のは雪でしたか? 人口雪? シャボン玉のような物?

    最後の小道具のお片付けは凄かったですね。ちょっと時間は掛かったけど、音はしませんでした。
  • 満足度★★★

    今まででは一番だけど・・・
    前半はすんごく面白かったです!
    でも、後半は徐々に退屈になっちゃいました。
    後半はなんか、上澄みをすくった感じというか、良い話ぽいっとか、面白げぽいっとかって感じで心にドキュンはしなかったです。
    起こった事実・出来事だけで気持ちが決められていってる感じで。
    赤澤ムックさんと小林タクシーさを初体験、超好きになっちゃいました。
    他の役者さんとちょっと力の差?みたいなものを感じちゃったのは私だけですかね?

    ネタバレBOX

    ネタばれではないですけど、いつも思うことがあって、
    前説ってどうですか?
    お芝居の邪魔しちゃってませんか?
    前説でお客さんがいつも引いちゃってる感じがして、肝心のお芝居でお客さんの心を取り戻すまでにすごく苦労してる感じがするのですが。
    あれがなければ、もっと早くお芝居に入っていけるんだけどなぁ。
  • 満足度★★★

    気になったことがあって・・・
    初めて観る劇団でしたが、なかなかよくできた面白い芝居でした。上演時間は2時間以内に収められたのではと思います。2時間15分は少し長すぎたかと。初日の終演時刻は10時10分前でしたから。
    庭の雪に始まり、桜で終わる。季節感があり、舞台美術も凝っていたが、建物考証上は疑問点があるのでネタバレにて。

    ネタバレBOX

    団地の親睦会長の小林タクシーが面白い。山本晋也監督を若くしたみたいな感じで、そう言えば、山本晋也監督はにっかつロマンポルノの「団地妻シリーズ」で有名になった人(笑)。
    ふだんから仲の良い、村上直子、片桐はづきの姉妹役対決も見ごたえがあった。
    赤澤ムックの千代海が仲裁に入っていき、声だけでやりとりが聞こえてくる場面も面白く、表舞台では別の会話が進行していたので、集中して聞けず、ちょっと残念なほど(笑)。

    気になった点が3つ。
    ①「団地」という設定だが、舞台美術は2階があるし、一戸建てに見えてしまい、違和感があった。出演者に確認したら「ふつうの団地の1階でメゾネットタイプの設定」だと言う。
    私はかつて団地の間取りの変遷について公団に取材した経験があり、最近の建て替え団地も実際に見てきたが、メゾネットタイプや、久慈夫妻のように団地の1階をギャラリーや店舗に使ったり、戸建てタイプの分譲団地が出現したのは90年代になってからで、比較的新しい話です。
    団地の建て替え再開発というのは90年代後半から盛んになったが、昭和40年代ごろに建てられて老朽化した団地が主で、10年程度での団地建て替えは考えられません。また、区の区画整理に関連するような話になっているが、団地の取り壊しは公団の領分で、民間のアパートとは違い、区が区画整理事業の一部として個別に交渉介入するのは筋が違うと思います。また、メゾネットというのは構造上、上階に影響が出ない最上階の部屋であるか、一戸建て方式の新型分譲団地の建物であると考えるのが普通です。これが古い団地であると仮定すると、その点が不自然に感じます。以上の点から、今回の家の構造は納得できなかった。
    ②玉置玲央の職業が、台詞上では、一流企業に勤めて3年、プロジェクトのリーダーをやっていることになっているが、それであんな真っ赤な金髪なのはいかがなものか。最初はフリーターの役かと思っていました。たとえ、アート関係の企業でも、一流企業であればなおさらのこと、社員は外部の人間とも会う機会があるし、金髪は認められないと思う。金髪であるのが、物語上の必然性でなければ、俳優はスプレーでも黒髪にするべきではないでしょうか。宝塚歌劇団でも、芝居上、金髪をスプレーで黒く変えて出ている生徒はいるのだから、不可能ではないはず。
    ③村上直子の喪服の着付けがひどい。半襟の後ろが4センチもはみ出ており、舞台上で赤澤ムックが帯を直してやる場面があるにもかかわらず、フォーマルの帯のお太鼓が低く膨らみすぎ、たれをあんなに長くたらす着付けはありえない。あれじゃまるで廓のやり手婆の帯です。粋筋の女でもあんなふうに帯は結ばないので、赤澤による帯の着付け方にも疑問を感じた。とても表に出かけられる着付けではありません。
    姉娘が和服を着慣れていないという設定にしても、あれはひどすぎます。

    面白くするだけでなく、こういう細かい点にも気を配っていただきたいと思います。今回のようなリアリティーに欠ける点があると、気になってしかたありませんでした。

  • 満足度★★★

    噂の真相はわからんもの。
    塩野谷幸蔵(和知龍範)が喋り始める辺りから、だんだんと話に集中して観られました。
    それまでは丹波秀徳(小林タクシー)の事ばっかり観ちゃったのですが、
    中盤から話が動き始めた感があってよかったです。

    和知龍範の芸の細かさ
    小林タクシーのオーラ
    玉置玲央の大胆で心地よい演技
    が印象に残りました。

    ネタバレBOX

    タイトルの『とりあえず寝る女』ってのに、知らず知らずのうちに登場人物に
    「とりあえず寝る」というレッテルを貼っていた自分がいたことに、
    終盤の丹波のセリフに気付かされました。

    見たわけでもないのにみんなとやかく言う、
    噂の真相なんてわからんものなのに、
    人間、簡単に人を傷つけるような噂を広めまくる。
    そういう感じに、ぐいと胸を抉られた想いでした。

    舞台設定の「団地」というのも、
    都会の中の閉ざされた、極めて狭いコミュニティーの場所として
    とても魅力的のように思えます。
    「○号棟の××さん、誰とでも寝るらしいわよ!」
    なんて噂、実際にありそうで恐いです。
    ただ、その「団地」という設定が、どうも舞台装置に活きていないように思えました。
    そもそも、一つの団地の部屋の中に二階って無いような…
    庭も立派すぎ、というか団地ってベランダでは…
    なんてのはつまんない話ですが、
    もっと団地らしく見えたらより面白かったな、と思うのです。

    「とりあえず寝る女」というレッテルを周囲に、娘たちにすら貼られ、
    それでも何も言わずに奥の部屋にずっと居る(といっても仏壇ですが)母の姿が、今思うと、舞台全体を暖かく包んでいたように思えます。
    発言しない、登場もしない人物がこれだけイメージに残るのは素敵だなと思いました。
    娘たちが団地を去る一つのきっかけが母親の四十九日、というのも、
    ラストシーンを引き締めていたように感じます。

    それにしても、どう見ても女子高生にしか見えない井上みなみさんがやたらと印象に残りました。パンフ見たら青年団の役者さん。
    おそるべし青年団。

    すごいどうでもいい事ですけど、
    お金払って観に行って、
    「とりあえず」連発の前説から始まると、少しだけ残念な気がしました。
  • 満足度★★★

    基本
    オススメします。

    ネタバレBOX

    おもしろ部分を引っ張る小林タクシー、赤澤ムック、爺隠才蔵の
    3人は年の功な芸達者ぶりで文句なし。
    反面、ドラマ部分を担う若手陣に物足りなさを感じた。
    片桐はづきは好きな女優だが、誰とでも寝てしまう女は彼女の役
    ではなかったように思う。
    村上直子はエキセントリックな芝居も抑制が利いており悪くない。
    妹役はむしろ村上直子ではないだろうか。
    伸び盛りの須貝英と玉置玲央には役柄以上の硬さを感じた。
    そそとした佇まいの中に意地の悪さと苛立ちを滲ませる欲求不満な
    人妻・真下かおると、女子高生に色目を使う小野哲史のセックスレス
    夫婦はいかにもな感じで楽しい。
    男前ナストーカー・和知龍範は無難。
    ぴちぴち現役女子高生・井上みなみは居るだけでOK!
    2時間30分の上演時間は長すぎる。
    2時間でおさめられる話だった。
  • 満足度★★

    遅くなりました
    今まで3回くらい観たけど、今回も「合わなかった」。好みの問題でしかないが、作品の内容がオレには合わない。でもいい劇団だと思うし益々人気も出る劇団だと思う。

  • 舞台美術が美しかったです。
    平日のマチネでしたが,満席で驚きました。
    笑いあり,涙あり,喧嘩あり…と
    とても贅沢な時間を過ごせたように思います。

    個人的には,ラストの須貝さんの後姿を観ていて
    いろんな感情が込み上げてきて泣きそうになりました。

    初の箱庭でしたが,また何度か観に行きたいです!

  • 私は、コレ、ダメ。合わなかった
    ネタバレ、読んでね。厳しいよ。

    ネタバレBOX

    別にウーマンリブでもなんでもない一般人だが、過去はどうでも、「公衆便所」になってるのを「もててる」と勘違いしてる女なんて、不愉快。もっと自尊心持てよ!「しょうがないじゃん。」じゃないだろ。出てくる男たちも女性を物みたいに見てるし。今時こんな男尊女卑の話は、好きじゃない!
    作者の意図が見ている人を怒らせることにあったのなら、お見事。
  • 絶妙なバランスがたまりません。美味。
    後でよくよく思い出してみれば、結構突飛な設定もあったわけだけど、各キャラクターの演技に凄く説得力があったことで、ちょっとぶっとんだ人物にもまったく違和感を感じずむしろ変なリアルを感じるというのは凄いと思う。久々にぎゅぎゅっと満足した芝居。脚本力、演出力、役者力の絶妙なバランスと強固な信頼関係が素晴らしい濃度を生んでいた。良かったなぁ。好み。

  • 4月6日(火)M
    ドラマの断片が面白い群像劇。

  • 201004061400
    観劇

  • 観ました。
    初箱庭。好み。

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