向日葵と夕凪【ご来場頂き誠にありがとうございました。】 公演情報 向日葵と夕凪【ご来場頂き誠にありがとうございました。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    冒頭3分で心ワシ掴み
    もう、冒頭3分あたりで心をワシ掴みにされてしまう。
    新井の台詞から「怪物先生」の人となり・たたずまいから放課後の美術室の様子までが眼に浮かぶようだし、その時と現在の新井の心境が心に直接伝わるようで貰い泣き気味。
    以降、20年前&12年前の出来事と現在に「時の隔たりの切なさと優しさ」をたっぷりと絡めて描いた60分、中篇ならではの凝縮感…いや、それ以上にギッシリ詰まった充実感まであるか。
    さらに夕暮れ前から日が暮れるまでの日射しの変化を刻々と表現した照明と夕凪の直前までさり気なく流れている潮騒のSEもナイスアシスト。

  • 満足度★★★

    よく喋る大人たち
    登場人物達が全てを語るような話の運び方に、ついていけませんでした。
    俳優さんたちが巧みに人間を立ち上げようとすればするほど、登場人物の持っている軽薄さが嘘くさく見えてしまい、もったいないと感じました。

    話の狙い自体には心を動かされそうになっていただけに、残念です。

    ネタバレBOX

    夕凪の瞬間と、(ラストシーンの)向日葵のように立つトウコの姿は、とても美しかったです。
  • 20090711
    ン、)ノ 山崎ルキノさん素晴らしい。
    滝川さんは演じられる幅が広い。
    おもしろかったです

  • 満足度★★★★

    賛否・・・
    個人的には、とてもよく出来たストーリーで、女性の演技も自然でしたので、好きな舞台でした。

    ま、男が書いた脚本(?)だから女心がわからない? とも思うけど・・・。
    内容的にはそれほど悪くないと思う。知りたい願望は誰でも持っていることだし・・・。自分のことだけでなく人のことも、「誰かに喋りたい」人も。いるものなのだから。

    きっと理伽子と籐子はA型の女性だったのでは?(笑)

  • ないてしまいました。
    役者さんが4人とも本当に素晴らしかった。
    本も、ちょっと饒舌過ぎ?とも思ったけどすごく素敵だった。
    この濃さで1時間。
    あと15分長かったら「長い!」ってなるし、あと10分早く終わったら「もうちょっと見せて!」ってなったと思う。とても程良くて心地よい時間だった。
    勝手なことを言わせてもらうと、七里ヶ浜オールスターズ。この調子でぽんぽん公演してほしい。

  • 脚本も演出も、まっとうでシンプル
    なのに求心力があるのは、すべて役者の魅力だろう(とくに藤子役の山崎ルキノ)。台詞が男性は説明的なものが多く、女性は感情重視という点で、ちょっと女優有利な作り、ではあるんだけどね。まあ、そういうことも含め、男ってほんとバカすぎ、って笑いとばせるかどうかが楽しめるかどうかのひとつの分岐点、かな? 

    理想をいえば、もっと隙のない濃度の高い脚本・演出か、反対に役者の自由度の高い“日によってまるで変わってしまう”ような舞台が好み、とはいえ、じつはルデコぐらいの小空間で安価(2日目もワンドリンク付で1500円!)で良質な「尖ってない」芝居って案外少なく、貴重で、演劇マニア・フリーク的な立場からそれを歪めようとしてはいけないような気もしてきた(笑)。

    というわけで、普段は「舞台を初めて観る方」が吃驚したり衝撃を受けそうな作品にしか付けないようにしている「お薦め」マークを進呈♪

  • 満足度★★★★

    骨太で深い
    とある人の死から
    さまざまな人生の綾がほどけ
    その店の夕凪の時が
    けれんのない想いに満たされる・・・。

    男女それぞれが抱えていた想いが
    役者たちの実直な演技で骨太に語られて・・・。

    女性たちの一番芯にある
    飾り気のないすごく正直な想いに浸潤されました。

    ネタバレBOX

    男優たちのしなやかなお芝居から醸し出される時間と
    女優たちのまっすぐに語られる心情の深さに
    取り込まれてしまいました。

    女優の二人が
    キャラクターが抱えているものを語るシーンでの
    芯のしっかりしたお芝居には
    観客をまっすぐに凌駕するような強い実存感がありました。

    それぞれの学生時代にたまたま共通して起こったこと、
    でも、起こった事象への想いよりも、
    その重なりの先にある、
    人を想う気持ちの普遍性がしっかりと浮かび上がってくるところに
    二人の女優の力量を感じました

    彼女たちのお芝居は、
    別のトーンでしたたかに想いを表現した
    男優たちの目鼻立ちの明らかな演技によって一層際立って・・・

    終盤のふたつのカップルに溢れる想いの瑞々しさを
    息を詰めるように見つめてしまいました


  • 満足度★★

    物足りなかった!
    まず、この陰鬱さが好みではなかった。でもって、そんな昔の事を今更、相手に教えること事態、余計なおせっかいというか・・。
    波立ててどーする?っつーか。。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    恩師の葬式で集まった4人の男女はかつて付き合っていた。二人の女子は16歳の時に相手の子供をおろして別れたが、男子は中絶した事情を知らなかった。
    今になって、既に既婚してる男にその事情を教える女。もう一方で、既に既婚している女のそういった過去を現在独身の男に教える女。

    つくづく、二人の女は馬鹿だな~、と感じ、その愚かさに開いた口が塞がらなかった。お互いの片割れが結婚してるのに今更、どーしようっていうんだろ?
    美しい思い出は自分の胸だけに入れとけよ。

    こういったうじうじした芝居は好みではないし、二人の女の行動が実にメンドクサイ。特に女二人のキャストの演技力はもう少しどーにかしてください。
  • 満足度★★★★

    内容濃い60分
    初日に観劇して来ました。
    上演時間約60分なのに、急かして詰め込んだものではなく、ゆったりとした展開で内容の濃いものでした。
    公演会場が補修しているかのような鉄パイプで囲まれたところです。
    チケットは、、1,500円で発泡酒ではなく(缶)ビール350ml付きでした。
    改めて、芝居はチケット代や場所じゃない、と思い知らされるいい作品でした。

このページのQRコードです。

拡大