満足度★★★★★
冒頭3分で心ワシ掴み
もう、冒頭3分あたりで心をワシ掴みにされてしまう。
新井の台詞から「怪物先生」の人となり・たたずまいから放課後の美術室の様子までが眼に浮かぶようだし、その時と現在の新井の心境が心に直接伝わるようで貰い泣き気味。
以降、20年前&12年前の出来事と現在に「時の隔たりの切なさと優しさ」をたっぷりと絡めて描いた60分、中篇ならではの凝縮感…いや、それ以上にギッシリ詰まった充実感まであるか。
さらに夕暮れ前から日が暮れるまでの日射しの変化を刻々と表現した照明と夕凪の直前までさり気なく流れている潮騒のSEもナイスアシスト。
満足度★★★
よく喋る大人たち
登場人物達が全てを語るような話の運び方に、ついていけませんでした。
俳優さんたちが巧みに人間を立ち上げようとすればするほど、登場人物の持っている軽薄さが嘘くさく見えてしまい、もったいないと感じました。
話の狙い自体には心を動かされそうになっていただけに、残念です。
満足度★★★★
賛否・・・
個人的には、とてもよく出来たストーリーで、女性の演技も自然でしたので、好きな舞台でした。
ま、男が書いた脚本(?)だから女心がわからない? とも思うけど・・・。
内容的にはそれほど悪くないと思う。知りたい願望は誰でも持っていることだし・・・。自分のことだけでなく人のことも、「誰かに喋りたい」人も。いるものなのだから。
きっと理伽子と籐子はA型の女性だったのでは?(笑)
ないてしまいました。
役者さんが4人とも本当に素晴らしかった。
本も、ちょっと饒舌過ぎ?とも思ったけどすごく素敵だった。
この濃さで1時間。
あと15分長かったら「長い!」ってなるし、あと10分早く終わったら「もうちょっと見せて!」ってなったと思う。とても程良くて心地よい時間だった。
勝手なことを言わせてもらうと、七里ヶ浜オールスターズ。この調子でぽんぽん公演してほしい。
脚本も演出も、まっとうでシンプル
なのに求心力があるのは、すべて役者の魅力だろう(とくに藤子役の山崎ルキノ)。台詞が男性は説明的なものが多く、女性は感情重視という点で、ちょっと女優有利な作り、ではあるんだけどね。まあ、そういうことも含め、男ってほんとバカすぎ、って笑いとばせるかどうかが楽しめるかどうかのひとつの分岐点、かな?
理想をいえば、もっと隙のない濃度の高い脚本・演出か、反対に役者の自由度の高い“日によってまるで変わってしまう”ような舞台が好み、とはいえ、じつはルデコぐらいの小空間で安価(2日目もワンドリンク付で1500円!)で良質な「尖ってない」芝居って案外少なく、貴重で、演劇マニア・フリーク的な立場からそれを歪めようとしてはいけないような気もしてきた(笑)。
というわけで、普段は「舞台を初めて観る方」が吃驚したり衝撃を受けそうな作品にしか付けないようにしている「お薦め」マークを進呈♪
満足度★★★★
骨太で深い
とある人の死から
さまざまな人生の綾がほどけ
その店の夕凪の時が
けれんのない想いに満たされる・・・。
男女それぞれが抱えていた想いが
役者たちの実直な演技で骨太に語られて・・・。
女性たちの一番芯にある
飾り気のないすごく正直な想いに浸潤されました。
満足度★★
物足りなかった!
まず、この陰鬱さが好みではなかった。でもって、そんな昔の事を今更、相手に教えること事態、余計なおせっかいというか・・。
波立ててどーする?っつーか。。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
内容濃い60分
初日に観劇して来ました。
上演時間約60分なのに、急かして詰め込んだものではなく、ゆったりとした展開で内容の濃いものでした。
公演会場が補修しているかのような鉄パイプで囲まれたところです。
チケットは、、1,500円で発泡酒ではなく(缶)ビール350ml付きでした。
改めて、芝居はチケット代や場所じゃない、と思い知らされるいい作品でした。