肩の上で踊るロマンシングガール 公演情報 肩の上で踊るロマンシングガール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★★

    好きな人づくしの旗揚げ公演に乾杯!
    画廊の狭いスペースを逆手に取って、素敵な舞台空間が造型されていました。
    おばさんには、ちょっぴり辛い観劇体勢でしたが、とにかくお二人の演技が素敵なのと、成島さんの脚本センスのよさと、広田さんのひょっとことはまた違うスタイルの粋な演出のお陰で、座り心地の悪さもどこへやら。
    すっかり、二人の恋人同士の思いに感情移入して、もう一度こんな素敵な恋愛をしてみたいなと思いました。
    次回もとっても楽しみです。

    ネタバレBOX

    性が入れ替わってしまうというシチュエーションはありがちだけれど、もしかしたら、恋人の片方だけが自分と同性になってしまうって、あまりないかも。
    好き同士なのに、どうしても不都合が生じ、しばらく恋人関係はなしにしようという、受け止め方によっては、決してハッピーエンドにはならないのに、とても爽やかな後味の残るエンディングでした。
    お二人とも、それぞれの魅力を知り尽している、作家と演出家によって、生き生きとした人物表現をされていて、素敵でした。
    一番受けたのは、同性になってしまった彼に、彼女が、おならをする時お尻を上げてしないようにねと忠告するところ。本当に、成島さんのセンスが光る台詞でした。
  • ぎゅっつ
    空間もぎゅっ
    二人芝居を堪能

  • 満足度★★★★

    ディテールがリアル
    同棲中のカップルの男性がある朝目覚めると女性に変身していたという「突拍子もない」設定ではありながらディテールがリアルなので全体が絵空事にならず、説得力さえあるのが巧い。
    2人のちょっとした会話とか「クラムボンの手書きPOP」のエピソードとか、ホントに自然と言うか、リアリティがあると言うかで見事。
    さらに、
    「映画、面白いといいね」
    「面白くなくても2人なら「つまんなかったね」って盛り上がれるじゃん」
    なんて会話もイイんだなぁ。(ホロリ)
    また、根岸絵美の演技も、「カラダは女でもココロは男」ってか「元・男」な感じがモロで(笑)、これまた説得力アリ。
    で、2回ほど(ソロ&デュオ)ダンスっぽい部分があったのはいかにも広田淳一演出。(笑)
    終盤の別れは、仲が良くて「ケンカしたワケでもないのに何でアイツら…?」なペアにも似て…。(そういうカップルを比喩で描いたということではなかろうが)
    あと、小屋造りつけの「物入れ」を装置としてうまく使ったアイデアとか、冒頭の朝の白みや途中での切れかかった電球を表現した照明効果などもナイス。
    次回はどんな顔合わせでどのような内容になるのかわからないが、早くも期待。

  • 満足度★★★★

    会場とマッチした物語
    付き合ってた男が、ある日起きたら女性になってしまって、受け入れないながらも受け入れ、一緒に生活を続けていく中で、大きな決断をする物語でした。

    今回の会場にマッチしたお芝居で、なかなかよかったと思います。(二人芝居でもあったのもあるが)
    面白かったです。

    ただ、場転について、少し役者の姿が見える暗さでの暗転としておりましたが、部屋の中の話であるならば、いっそ明るいままでの場転手法を取ったほうがよかったのでは(場転後の次の場面に繋ぐ物語や動きが必要とはなってきますが)

    しかし、会場に入ったら(わりとギリギリで入場で(^^;;)、女優二人が既に舞台上に出ており寝てる状態を表してたようですが、寝てしまわないんだろうかと、いらん心配してしまった(笑)

  • 満足度★★★★★

    素晴らしいです。
    道理で佐藤みゆきさんを追いかけたくなるわけだ。

  • 満足度★★★★★

    心に刻まれた作品。
    タイトルも忘れないだろうなあ!

  • みた。
    あの空間ではもっともっとポップであってほしかった。
    でも次回も観たい。

  • 満足度★★★★

    小気味のよい旗揚げ。
    成島秀和の優しい目線が、小気味よい戯曲を生んだ。
    広田淳一がそこにポップさを加え、小気味よさが増したのだろう。
    そして、佐藤みゆき+根岸絵美というバランスも見事であった。

    開演が15分遅れたことが悪い影響を与えなかったくらい、
    作品に魅了されたことを告白し、小気味のよい旗揚げを祝いたい。
    短い時間で如何にして観劇の至福を与えるのか。この挑戦を期待する。

    ネタバレBOX

    朝起きたら性転換という超がつくほど古典的なフォーマット。
    それをうまく自分の元に手繰り寄せた成島戯曲の勝利だと思う。
    (こういった戯曲は、ダルカラの谷賢一が得意そうだ、とも思う)

    ホスピタビリティの面から言えば、心象は限りなく最悪に近い。
    作品が良かったからで済む話ではないので、ここに記しておく。
  • 20090802
    ン、)ノ

  • 満足度★★★

    きれいなものの傷は目立つ。
    もっと激しく心を揺り動かしてくれてよかったのに。
    だって、このお話に嘘はなかったんだから。

    ネタバレBOX

     バッドでありハッピーであるエンディングが最高。ひとの気持ちに嘘がない。問題提起ではない、ちゃんとした答えがそこにあったと思う。答えがあって、なおかつ見た人の心の中で続いていく物語は最高に気持ちがいい。

     ただ、短編であるということは、完璧への距離が近い。と、思う。ので、残念な部分が多々目につく。

     冒頭の台詞が届いてこなくて、滑舌なのか、テンポなのか、耳に入ってきたときの感触が良くなかった。メリハリ? もっとやれる気がする。

     見たいものを見せてもらえない、という感じもした。舞台が細長くて近いから、端っこと端っこに二人が立つと、どちらかしか見られないのも残念。役者が提示する動作の意味が曖昧で、たとえば千明の書いている履歴書が、私の脳内で履歴書だと判明するまでにかかる時間がもったいない。考えている間に気持ちがとぎれてしまう。(ついでに書くと、インコのピーコが回されているのを見て、インコ回しちゃって大丈夫!? と、うっかり思ってる時間ももったいなかった)

     見終わって、かなりの時間が経ってから、ふと疑問が湧く。肩車は、なんであんなにあっさりだったのだろう。もっと頑張ってくれていたら、私は泣いたのではないか。泣いたからっていいとは思わないけど、泣けたら気持ちいいこともあるわけで。

     惜しい! の連続。ということはつまり、とても好きなお話。何かが少し違っていたら、☆5つだったはず。勝手に今後を期待する。
  • 満足度★★★★

    見目麗しい
    至福です。

  • 奇想天外な前提がナチュラルにやってくる
    物語の前提はかなり奇想天外、

    でも、そこから見えてくるものは、ナチュラルで
    ちょっと切なくて・・・。

    役者たちのお芝居にjもしっかりとしたテンションがあって
    取り込まれるように見入ってしまいました

    ネタバレBOX

    結婚も近いというような同棲中の男女、
    朝目覚めてみると、男性が女性になってしまっていたという
    奇想天外な物語。

    脚本がすごくしっかりとしていて、男性の意識と現実の乖離に始まり男性が現実を受け入れていく姿や、女性の心情が違和感から女性同士の感情の共有へと変わっていく姿、そしてその先にある二人の関係までが見事に描かれていきます。

    役者の二人が実に秀逸。
    そのシチュエーションをしたたかに具現化してしまうのです。

    そして、男女の関係のコアにあるものが
    物語からすっと浮かんでくる。
    切ないけれど、納得させられる
    エンディング・・・。

    ちょっと
    男女の関係の本質を考えさせられる
    お芝居でもありました。
  • 満足度★★★★★

    追加公演見ました
    たった二人の出演者による芝居。

    男性が女性に変わってしまった結果、ふるまい方のように変化しないことと、トイレの仕方など変化せざるを得ないこと、両方があることが描かれていた。その彼女は、彼氏が変化したこと変化しないことのそれぞれについて、許容できる点できない点がやはりある。
    そんな非日常的な状況から始まる、非常に日常的なシーンを描いた作品でした。結末とその先におきるであろうことは、ここでは触れません。

    短い時間ではありましたが、狭い空間のためお二方の細かい表情までじっくり堪能でき満足しました。

  • こつぶでも。
    おいしい作品でした。
    すごく切なく、それでいて真実を描いたシーンが秀逸。

    ネタバレBOX

    曲がどれも可愛いかった。

    ちあきがDJであるということが、雑誌というアイテムを使ってしか売れていないので、もう少し象徴づけるような仕草やセリフがあれば(聞き逃してたらごめんなさい)、ラスト近くのタイトルにまつわるセリフがさらに刺さるのでは、と思ったり。
  • 初日の、

    慌ただしさこそあったけど、いつにも増してあたたかい雰囲気の新宿眼科画廊に!
    画廊の1階を使った入場も、ゆったり感があってよいのです。

    ネタバレBOX

    男の子の身体が女性になってしまう話なんだけど、外見的なことだけに止まらず、味覚まで変化する、のをさらりと描いていたとことか好み☆

    あと、電球交換シーンが切ない!
  • とっても素敵でした!
    女優・佐藤が愚直に演じる姿に感動しました。もちろん根岸さんも素敵で。胸がキューっとなりました!旗揚げおめでとう!とても良いスタートを切った瞬間を見れて幸せでした!

    ネタバレBOX

    開場が押して開演時間に開場した事は内緒です。
    でも、ライブならそんなのもよくあるしね。逆に珍しい体験が出来たなあって思えたのは会場の狭さとお客様の人数が限定されて少なかったので何だかエレベーターに閉じ込められちゃった初対面同士が何となく仲良く話すような気分で隣の叔母さまとお話できてホンワカ。

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