て 公演情報 」の観きた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 31件中
  • 満足度★★★★★

    増席ですって。
    どこのどの場面を切り取ってもハイバイはハイバイで、笑って泣ける。家族って普遍的に通用するもので、一見特殊な他人の家族なのに、登場人物の誰かは自分で、どこかに強烈に共感してしまう。不思議です。作品自体は吸引するよりも突き放してくる印象なのに。

    来週末しか観られない方は今がチャンスのようで。また予約をうけつけてるみたいですね。

    ネタバレBOX

    初演を観ているせいか、家族が全員集合する場面でもう涙があふれてきます。普通に集まったってだけなのに。呆けた祖母、はしゃぐ父、黙って見つめる母、全く無視する長男、おろおろする次男、カラオケを強いる長女、いやがる次女、傍観する人たち。どの人間を見ていてもおもしろく哀しい。誰にスポットをあてるのかは観る人しだいってとこが演劇としての醍醐味。だからおそらく何回観ても見どころ満載なんでしょう。


    初演同様対面に客席ですが観難い席はまったくなさそう。どこに座ってもちゃんと看取れる気がします。

  • 満足度★★★★★

    あ、すごく良い
    これは観たほうがいい。
    観れてかなり嬉しい。
    めちゃくちゃ面白かった。
    一緒にいった知り合いが空気読めないくらい笑ってました。
    もう1度観たい!

  • 満足度★★★★★

    はじめてハイバイ、よかったーー
    当日券ですべりこみ。
    はじめてのハイバイ、演出も照明も美術も役者も、全てがよかった。
    絶賛しすぎでしょうか、
    いや、
    観て引き込まれる、一緒に緊迫したんです。

  • 満足度★★★★★

    なぜこんなに伝わってくるのだろう
    どこか軽妙な感じにつられて
    最初は漫然と見ていたのですが、
    たちまち舞台上の時間や
    登場人物の想いに引き入れられて・・・。

    しかも、一通りの物語にさらなる奥までがしっかりと用意されていて・・・。

    声を立てるほどに笑ってしまっているのに
    同じ時間に
    どんどん心がキャラクターの想いに
    満たされていく・・・。

    凄い。

    ネタバレBOX

    東京芸術劇場の小ホールに
    対面形式の舞台が設えられて、
    とある家族の
    祖母の死の直前から
    葬儀に至る風景が描かれていきます。

    彼女の最期の時間と葬儀の風景が、
    2つの視点で繰り返して演じられていくのですが、
    その効果にやられました。
    アクリル板に描かれた二つの絵が繊細に重なって
    平板だったものがたちまち立体感をもってやってくるような。

    父母の個性の豊かさや
    その育て方に確実に影響を受けた
    子供たちのあけすけな想い。
    泥を落としていない野菜の瑞々しさのようなものが
    観客が身構える暇もなくどんどんと入ってきます。

    意地を張りあったり、ためらったり
    押し付けたり・・・。
    地層のように積もった思いが露出していく中で
    ひとりずつの
    ナチュラルで不器用で、でもそれぞれに真摯さをもった個性に、
    見る側の心が共振していく。
    その行き場のなさ加減が
    なんというか愛しむような実感とともに
    観る側に満ちていきます。

    家族の喧騒のなかでの
    祖母の死の静寂なさりげなさにも
    心を打たれました。
    その透明感が
    物語の裾野のように広がって
    生きてのこる家族たちの姿を
    一層鮮やかに浮かび上がらせて・・。
    祖母の不自由な手を
    棺の内に収める葬儀屋さんの
    とまどいのおかしさが
    素の色を与えるように
    生々しい死の現実を呼び起こします。

    繰り返し側の時間のなかで、
    教会に棺桶を運ぶ場面。
    泣きつづける長男の想いに
    観る側もたまらないほど心を染められて・・・。

    ちょっとした縁で入り込んできた
    キリスト教会の価値観に
    家族丸ごとはめられる時の滑稽さ・・・。
    朗々とした牧師の讃美歌と
    家族の戸惑いが積もって
    どうしようもなくはじける姿に
    抱えきれないほどのおかしさがこみあげてきて
    そのあとに深く逃げ場のないペーソスが
    不思議な突き抜け感とともにやってきて。

    終演後しばらく呆然としておりました。
  • 満足度★★★★★

    これは傑作です
    これは傑作です。劇の世界に引き込まれました。おばあちゃんの手の岩井さんの説明にも大納得です。 今年一番の収穫です。

  • 満足度★★★★★

    岩井秀人の代表作!
    祖母の葬式を題材にした家族の物語。
    斬新な演出法で、名作が出来上がった。

    ネタバレBOX

    物語がらせん状に、繰り返されながら、視点を変えて次第に色々なことが見えてくるという作り。この手法と今回の芝居が見事にマッチし、全く新感覚のドラマが出来上がった。

    不思議な感覚の中、哀しみが津波のように押し寄せてきて、胸がしめつけられた。
  • 満足度★★★★★

    嬉しくなる。
    面白いなぁ。
    すきだなぁ、ハイバイ。

    初演と比較してどうのこうのとか、
    わかりませんが。
    ハイバイ、面白いですー。

    ネタバレBOX

    ホテルはリバーサイッ
    の2回目は泣けます。

    対面舞台だから、チョイチョイ
    「あー、あっち側から観るとどうなってんだろー」
    なんて、悔しい思いもさせられ。

    ワタシ個人としては、再再演があったとしても
    母親は男の人がやってほしいと思います。
    通子さんは、男であり女でありなんだろうなー、と。

    おばあちゃんの顔が観れる席に座れたことも
    良かった。
  • 満足度★★★★★

    後味の悪い真相
    後から考えて、すごく怖くなるお芝居です。
    家族ってなんだろう、
    どうして家族って、特別で大切な集まりなんだろうと思いました。

    ネタバレBOX

    身近な人の死を経験している人とそうでない人で、
    感じかたの変わるお話だと思いました。
    (私はそうした経験が無いです)

    全体を通して、「家族」というつながりに対する
    人が持つ執着の不気味さが強く感じられました。

    祖母の死にまつわる家族それぞれの行動と思いの種明かしは
    とても後味が悪いものでした。

    個人的には、家族という集まりの中にいながら
    別の生きものとして存在している娘婿の和夫が
    ポイントかなと思いました。
    「作りが違うのよ」の一言で和夫を排除する通子、
    一連の真相が明かされた後、2度目のリバーサイドホテルで
    一人合いの手を入れている和夫、最高に気味が悪かったです。
    もちろん、役者さんの好演あってこそだと思います。
  • 満足度★★★★★

    これ、傑作!!!
    五反田団の『新年工場見学会09』の中の短編
    ハイバイ「チャゲ&飛鳥のニセモノ」が面白かったのと
    この作品評判良かったので行ってきたが、
    期待以上の傑作!

    家族全員揃うと、何やら微妙な空気が流れる感じ、
    知り合いもしくは親戚の修羅場に居合わせてしまった時の居づらさなど
    うーん、分かる。
    ほとんど、作演出の岩井さんの家の実体験を元にしているらしい。

    会場ほぼ満員だったが、当日券とかまだ余裕あるみたい。

  • 満足度★★★★★

    菅原永二の母親役が!
    岩井母に負けず劣らずなのが凄い!
    芸劇の広さでも対応できたことで、作品の強度を証明!!

  • 満足度★★★★★

    うわあー
    初演が素晴らしかったのは、母役の岩井秀人の演技力に絡めとられた部分が大きい、と思っていたのだけれど、岩井不在の今回は逆に、登場人物たちそれぞれの圧倒的な存在感に魅了されてしまった。
    たとえるなら、岩井個人の物語から、普遍へと昇華した感じ?

    こんな、どこにでもありそうな、けっして大袈裟ではない物語なのに、こんなにも魂が揺さぶられまくるなんて…。

    ネタバレBOX

    そしてまた、永井若葉・吉田亮・金子岳憲らの演技も、各々をずっと観ていたいぐらいに堪能してしまい、ああ、演劇っていいなあと、あらためて感じさせられたりも。
    ほんと、できればもう一回、といわず何度でも観たい!

    たぶん、そう感じた人も少なくないと思うのだけど、
    傑作、です。
  • 満足度★★★★★

    2度目
    2度目でわかったこともいっぱいあって。誘って一緒に観た友人にも満足してもらえました。北九州は岩井さんが出るんですね~、観たいな~。

  • 満足度★★★★★

    初演よりシャープ。絶賛。
    初演でもいたく感動しましたが、今回はさらに良かったです。野田秀樹さんも満足だったみたい。後半は残席あるようです。どうぞお見逃しなく。岩井秀人の最高傑作の1つであることは間違いないです。
    対面客席で全席自由。いつもの芸術劇場の客席側が正面ではあると思います。私はあえて逆側から拝見しましたが素晴らしかったです。なんとか都合をつけてもう1回行くつもり。
    今日は平田オリザさんのトークで満席のようですが、当日券は出るみたい。平田さんが終演後のトークに出るのって実はすごく珍しいです。

  • 満足度★★★★★

    余韻
    分かり合えなさを分かり合いたいこともある。家族には、期待しちゃう。
    かなえられないって、わかっていても。

  • 満足度★★★★

    気に入った。
    とはいえ、デートやエンターテイメントを期待しているひと向けではない。

    役者陣に華はないが、みな普通にうまい。
    商業的なことを除けば、これはむしろ贅沢であるように感じる。
    これだけ演じ手のアベレージが高ければ面白くなるはずだ。

    作家も、役者の感性を持ち合わせているから台詞がうまい。
    出演者は演じやすいと思う。

    ネタバレBOX

    ただ毎回そうではないのだろうが、お姉さん役だけクライマックスを劇的に演じようとしているように見えてしまったのが残念。

    さあ、自分の出番だ、と話し始めたのがバレてしまっていた。
  • 満足度★★★★

    錯 覚
    結局、人間と人間とは分かり合えないのかもしれない、と思う。
    どの方向から光を当てたかで、まるで見え方が違ってしまう。

    人の死で、安易に軋轢が解消されないところが良かった。

    残念だったのは、皆に多方面から光が当てられていたのに、父親だけはずっと恐怖と拒絶の対象として一方向からしか当てられていなかったように見えたこと。
    父親自身の言う愛情に、もう少しほかの視点から肉付けをしてくれたらと思った。行為だけを聞けばひどいが、その感想だけで済ませていいようにも思えなかった。
    共感はできなくても、理解に近づきたかった。

  • 満足度★★★★

    やっぱし、いいですねー
    初演を観ていても、我が事のようにのめり込める作品。
    劇場も変わったので、演出も変わるのかと予想していましたが
    ほぼ原型通りでした。また前回と同じ位置から観ちゃった。

    話の構成を知っているだけに、当然新鮮さはなかったですけど
    誰に感情移入して観ればいいかを知っていると、より理解が
    深まります。独特の間がすごく滑稽なんだけど、泣けてきた。

    もう一回観に行きたいなあ

    ネタバレBOX

    いっこ気になったのは、菅原さんの通子役。

    前回、岩井さんが演じた生き写しのような演技でした。
    それが悪い表現で云うと「モノマネ」のように見えてしまって
    逆に前回との違いが気になってしまうほどでした。

    いっそ独自のキャラを出した方がよかったかも。なんて
  • 満足度★★★★

    一粒で二度おいしい
    何がすごいって、序盤ただの小気味よいファミリードラマのような流れの中で歌われるカラオケで、なぜか泣けること。背景も人物像もその時点では泣けるものではないはずなのに、なぜか泣ける。で、多視点というあっと驚く演劇手法を用いて重層な背景が判明した後、再度歌われるカラオケで今度は事情がわかって泣けてきて。言葉ではない、何か醸し出すオーラで観客を泣かすなんて、演劇としてものすごく素敵。その後、言葉と物語で背景を描いた結果、さらに泣かすというのも見事。家族というミニマムな集団の中で、人と人との断絶を暖かな目で、しかし一切目をそらさずに見つめきった上で、演劇的にも極めて完成度の高い表現に仕上がっている。何度観ても飽きない、シビレル作品。

  • 満足度★★★★

    20091003
    ン、)ノとても素敵なさくひんでした

  • 満足度★★★★

    気になる気になる
    大変・・気になる作品だった。え、もう終わり?という感じ。もっと観ていたい気分の終演だった。この突き放され方は、きっとずっと印象に残ってしまうなあと思う。

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