満足度★★★★
錯 覚結局、人間と人間とは分かり合えないのかもしれない、と思う。どの方向から光を当てたかで、まるで見え方が違ってしまう。人の死で、安易に軋轢が解消されないところが良かった。残念だったのは、皆に多方面から光が当てられていたのに、父親だけはずっと恐怖と拒絶の対象として一方向からしか当てられていなかったように見えたこと。父親自身の言う愛情に、もう少しほかの視点から肉付けをしてくれたらと思った。行為だけを聞けばひどいが、その感想だけで済ませていいようにも思えなかった。共感はできなくても、理解に近づきたかった。
0
2009/10/05 21:16
このページのQRコードです。
拡大