満足度★★★★
戯曲でシンプルに笑わせる。
チエホフの結婚申し込み、熊、面白かったです。
私は結婚申し込みが好きでした。
シンプルな言葉のやり取りの喜劇。
普段の生活の中にも、遭遇するような、
見栄の張り合いだったり、売り言葉に買い言葉だったりという場面を
面白くカリカチュアしてあり、楽しい。
ことばのやりとりや繰り返しの面白さ、
脚本で笑わせる、ということを舞台上でシンプルに
表現している舞台で好感が持てました。
一番印象に残っているシーンは、
プロポーズしにきたイヴァンがナターリャと会う場面。
イヴァンの緊張と動揺、ナターリャの恥じらい(イヴァンへの好意が伝わる)
が生むぎこちない空気。
そこがあるからこそ、その後の言い争いとラストシーンの円満さが生きてくるなあと思いました。
チェーホフ版「婚カツ」(??)
30分の一幕もの2つ。気軽に楽しめた。
なんのかんの言いながらも「結婚したい」と言い出す男女がおかしかった。
そこらへんは時代や国のギャップはないんだなぁと。
台詞から伝わる、気持ちの、微妙な変化や激変。その大波小波が面白い。
満足度★★★
ことばの妙
どたばた笑いでなくて会話のキャッチボールを楽しむ?
たどたどしい台詞ですらほほえましく感じた。
翻訳だから日本語となじまないところもあるのだが、
それはそれで味があった。
結婚申し込みはダブルキャストなので両方見たかったけど
今日しかいけないので、もう片方の感想希望。
今日は、ナターリャ:峰尾かおり、イワン:栃原純司