満足度★★★★
たしかなる取材の裏付けがそこに
なにせビックリしたのはそのリアリティ。「農業」の知識なんてラクラク得られるもんじゃありません。でも、あたかも「実家が農家」であるかのような「本物」がそこには存在してました。これは引き込まれます…作家のプロ根性に脱帽。ただのノリじゃここまでは絶対に書けないと思います。
農業の舞台
セットがとてもよくできていて、本当に家の中を覗き見ているみたいだった。
都会にあこがれる青年、
逆に飛び出してきて自分の求めてたものを始めた人たち。
差とギャップがにじみ出てくる。
物語の運びが、段取りとしてはとてもいい気がするのだけど
何というか、肝心な所の押しが弱い気がする。。
怒っているシーンとか、とても迫力があったんだけど
初めのシーンでも、ちょっとずつテーマみたいなものを出してもよかったように思ったりもする。
でも、農業と演劇の、珍しいコラボを見せてもらえてよかったです。
!
お芝居は,とてもよかったです。見応えありました。
本当にこういう人たち実在してそうです。
この話の中で,一番好きなのは,ボヘミアンさんかな。
もうちょっといい人そうならよかったかな。
満足度★★★
セットが素晴らしい!
かつては農業離れが顕著だった時代もあった。しかし、巷間で言われている日本の食料の自給率の低さから、あるいは安全な作物を食したいという時代の要求から、いま農業がブームとなりつつある。
そんな時代を先取りした感じの今回の舞台だが、狙ったテーマはわかるものの、脚本がいまいち浅いというか軽いというか、ちょっと表面的に終わっていたようで非常に惜しい。
また、最後の場面で宅配ピザが登場するが、反則(笑)だと思う。重っ苦しいムードを払拭するためだったのかもしれないが、あれでなおさら物語が浅くなったような気がする。
本をもう少し煮詰めて、ぜひ再演をして欲しいもの。これからは農業がビジネスチャンスの宝庫となるかもしれない背景が、じつは迫っている。その魁となる最高の舞台、といえるチャンスなのだ。
満足度★★★★★
リアリズム
田舎の農家を模したセットに使用した木材。数十年は実際に柱や壁として使ってないと、ああいういい具合の色は出ないと思います。どこから見つけて来たんでしょうか?劇場のアットホームな規模と相まって、本当に農家にお邪魔している臨場感を味わうことが出来ました。大雨のシーンも大迫力。
20090810
ン、)ノ ひとつのところにむかっているはずの思いがそれぞれ違う方向にむかっていくさまはたのしめました。もう少し心にくいこんでくる何かを見たかった気がします。大川さんのブチギレシーンすてき
満足度★★★★★
えぐられた
皆さん大絶賛だろうなと思い見てみたら、あれ意外に低いですね。
大変素晴らしかったです。隣の席のお兄さんが嗚咽をあげて泣いていて、終焉後思わず「いやー、すごいですねー」と話しあったほどです。
確かにはまらない人にははまらないのかもしれませんが、この脚本の層の厚さと人間力、途方も無いものを感じます。大きく羽ばたいていく脚本家の誕生を見れたような、ドキドキを感じています。
満足度★★★★
そこにいるかのような・・・
そんな舞台でした。
なにしろセットがよくできていて、壁の横にはたまねぎがぶらさげてあり、本物の大根がでてきたり、ごはんを食べたり・・・においまでも楽しめました。
そしてみなさんたいへん自然な演技で、まさにその場所いるかのような感覚に囚われました。
満足度★★★
大川翔子!!
競泳水着ではみられない、激情のストレートプレイ
鼻水たらしつつ、愛しい役を力演しました。よかったんじゃないですか
テーマ性がしっかりしているので、ヒネリはないものの、なかなかの力を感じる作品。
今後に大いに期待します
満足度★★★
う~ん・・・・テーマはいいけど・・・
舞台演出の核となる重みに欠ける。
夢と現実のギャップ、都会と田舎の差を訴える感情が上滑りと感じたのは、地元の人間の素朴さがシルエットとしてでも表現出来ていなかったからではないか。村長さんはもっと「土おたく」らしく、隣の弟はもっと地元人間らしく、
根無し草さんはひぇらへらし過ぎず、もっと嫌味に、
野良の会の家でご飯を作ってる女性だけが田舎っぽく演じていたが中途半端。もっと役に徹して欲しい。
メリハリのないずるずるとした時間はテーマがよかっただけにとても残念。
満足度★★★★★
作者の筆力に引き込まれる。
都会に住む人間は田舎に夢を求め、田舎に住む人間は都会に夢を求める。シンプルなストーリーだが、そのシンプルなストーリーを作者の筆力で奥深いものにしている。
重い話なのだが、登場人物の一人一人が魅力的なので、話が暗くならない。面白い脚本に素敵な役者が揃った。そんな贅沢感を感じたお芝居だった。