孤という毒 公演情報 孤という毒」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    本当にこんな相談員がいたら失格だし、ストーリーもあまりにも都合良く展開しすぎるきらいはあるが、そのあたりのリアリティのなさは芝居の上ということで見逃せば、やはり出演者の演技の熱量を見るべき芝居。借景が効果的に使われているあたりもなかなか良かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    50歳にしての一人芝居挑戦。
    もともと華があって何事にも物怖じしないイケオジ…であったとしても、これだけ自然に楽しませてくれるというのは、やっぱり凄い。
    サンガイノリバティという劇場の構造・雰囲気と、主人公の仕事場である雑居ビルの一室感が見事に一致。

    「心の窓口」自殺志願者を思いとどまらせる仕事。
    どの電話も会話のキャッチボールとしては変化球だらけ。
    この主人公、最初のうちはマニュアルに近い感じの電話対応なのだけれど、説得に熱が入ってくると自分の身の上を吐露する傾向アリ(笑)
    その熱量でグイグイ引き込んでくれるわけですが、電話の合間に見せる哀愁混じりの人間臭さも良かった。

    ネタバレBOX

    昼の部ではどうされているのでしょうか、カーテンオープン、見慣れた下北沢の夜景がバックに広がった超最高の舞台美術!
    何とも絵になる舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    50歳の役者さんがカッコいいいと評判なので、ウキウキして出かけて行った。
    本当でした。声を出してはいけないので、心の中で、思いきり、キャー素敵と叫びつつ観ていた。
    演技は新人さんだし...と思っていたが、演技もベテランに劣らず素晴らしい!!!
    内容も真剣に悩んでいる人の相談にのるという、良いストーリー。
    カッコいいのが更にパワーアップ。とても良い。

    声の出演もあるので、ひとり芝居には感じられず、個人的には、それがいい。

    この劇団さん受付スタッフ三人、とても感じがいい。ひとりひとり席まで案内しニッコリ。スタッフさんのおかげで、お芝居の良さがアップし、大変気分良く観れた。
    スタッフさんに感謝。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    サンガイノリバティはそんなところにあったのね!!駅前から見えるのに全然気づきませんでした。
    劇中部屋のカーテンを開けると下北沢の駅前風景が広がって、ビルの中にある事務所の臨場感が増しました。
    「心の窓口」ココロエが部屋に貼ってあるのに、ほとんど守られていない榎戸さんでしたが、電話の向こうの相手に心を寄せて懸命に語っていました。現代社会のいろんな面が見えて考えさせられました。
    それにしても離婚して娘に家出されて仕事も辞めた榎戸さん、カッコ良すぎません?(あくまでも見かけのことです)もっとうらぶれているかと思っていました。

    ネタバレBOX

    舞台となる事務所にいるのは榎戸さんだけ。そこへかかって来る電話に出て話すわけですが、一体どうやっているのだろう。声の出演とあったけれど、相手の声が録音だととても難しそうだし・・・と思ったので終演後聞いて見たら、別室でモニターを見ながらそれぞれの役者さんが話しているのだそうです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    明日で50になる元刑事、今は自殺防止センターで夜勤。追い詰められた見知らぬ老若男女達と、受話器一つで向かい合う。妻は男を作って出て行き、17の娘はニ年前に家出して失踪。カップ焼きそばが御馳走で、独りで好きな曲を熱唱するのが大好き。自殺を思い詰めた人間がふと脳裏を掠めた気分でダイヤルしてくる。その微かな“生”への渇望の欠片を嗅ぎ分け手繰り寄せていく作業。

    亀石太夏匡(かめいしたかまさ)氏、これが初舞台とは本当なのか?ルックスからも演技からも自信が満ち溢れている。歌もやたら上手い。玉置浩二の『メロディー』なんか素晴らしい。
    全く退屈とは無縁。舞台上は一人だが受話器越しに声の出演者が複数。映画の脚本家を目指していただけあって、映画的な仕掛けに充ちている。良い台詞が沢山あった。
    「本当に孤独でないと死ぬ資格はない。」
    「全部捨てちまえばいいじゃないですか!」
    「正しくなくてもいいじゃないか!」
    自分が自分を苦しめていることに気付かなくてはいけない。
    今、凄く心が弱っている人にお薦め。

    ネタバレBOX

    3人目の電話から一気に話は映画的に。言葉を口に出そうとしない相談者。受話器を指でコツコツ叩く音だけが響く。モールス信号かと思ったがそこまで複雑なものでもない。「はい」(1回)と「いいえ」(2回)の合図だけを勝手に決め、無言の相手に向かって亀石氏は喋り続ける。自分の半生、トラウマ、悩み、苦しみ、不安、葛藤、孤独、迷い・・・、堰を切ったように怒涛の言葉と感情が氾濫し狭い室内を浸していく。凄い熱気、これを観れただけで充分。

    亀石氏の父は東映ニューフェイスの亀石征一郎。盟友伊勢谷友介と映画を製作し、「社会貢献に繋がるアート」を理念に掲げた会社も立ち上げている。

    凄く心に響いた独り芝居。それでも自殺する者もいる。自分は自殺は否定しない。スタークラブの名曲、『THE LAST RIGHT(最終権利)』の通り、それも選択肢。西部邁が『死生論』で予告していた通り自死を選んだように。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    電話を相手にした一人芝居でしたが、熱量溢れる観応えのある舞台でした。
    現代社会の問題や家族について、改めて考えさせられる内容で、とても良かったです。
    亀石さんの演技は、初舞台とは思えない貫禄で素晴らしかったです(しかもカッコ良い)
    小さな空間なので、迫力満点の贅沢な時間を過ごしました。面白かったです!

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