リチャード・イーター 公演情報 リチャード・イーター」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
21-23件 / 23件中
  • 観劇
    楽しめました。演出がよかった。

  • 満足度★★★

    現代版のシェイクスピア
    リチャード・イーターのテーマは残して現代風にかなり書き換えてる。演出家はあれもこれも言いたいのだろうけれど、2時間30分はちょっと長すぎる感が・・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    母親の愛情を受けずに育ったリチャードは、愛を知らずに心身ともに歪んだ人間として成長する。世界の全てを憎んだリチャードは権力を手に入れる為に王国を支配する事に己の人生を捧げる。その間、リチャードの賛同者を得て二人の実兄を次々と殺しついに王冠を手に入れるのだが、天下は長く続かなかった。
    バッキンガム宮殿が反旗を翻し、敵に討ち取られリチャードは死んでしまう。

    愛を知らない孤独なリチャードの半生は信長に似ている。
    母を慕いながらもその母からは愛を貰えなかったリチャードと信長。
    天下を取るために実の兄弟を殺したリチャードと信長。
    そうして、かつて殺した人たちの亡霊をみて良心の呵責にさいなまれるリチャードと信長。
    こう考えると信長はリチャード・イーターの日本版と言ってもいいかもしれない。

    現代版のシェイクスピア、リチャード・イーターは一人のリチャードに二人の悪魔が巣くっているさまや、リチャードの良心をもう一人のキャストに演じさせるなどして黒と白のカラーで対比させながら舞台を魅せる。
    時の娘と母親を混同させアン皇女が居たからこそ、リチャードは生きている実感があったのだと考えると、リチャードを哀れに思う。

    今回の演出は前作ほど絶叫系ではなかったものの相変わらずのハイテンションで独特のテンポがあり、面白い。しかしその奇抜さが万人に受けるかどうかは微妙だが、公演時間をもうちょと濃縮して短くして欲しかった。

    今回の衣装が普段着っぽいのと衣装に付いてた花の色にセンスがない(失笑!)
  • 満足度★★★★

    突き抜けた舞台でした。
    まるで歌のないミュージカルですね。
    音響、照明、舞台美術、衣装など、どれを取ってもスタイリッシュな舞台でした。良くも悪くも。特に音響、映像!オープニングのシーンは芝居を見ていて久々にぞくぞくしました。鳥肌。良かったです。

    銀石メソッドとして客席を巻き込むということを明言しているだけあって、非常に惹き付けられるところがありました。
    演出が凄い。と思わせられる芝居でした。
    個人的に演技演技してる芝居はあまり好きじゃないんですが(まあシェイクスピア作品はそういうものだと思いますし)、それを踏まえても凄い。全体的に若さを感じます。若さ故の荒や未熟なところも、若さ故のエネルギッシュなところでカバーされていたんじゃないかな。と。

    ひとつだけ、役者さんの動きや声の出し方が気になりました。
    喉辛くないですか…聞いてるこっちが痛くなってきました。
    あと足音。合わせるの頑張って下さい…(笑)

    演出としてあれだけ完成されている舞台なので、細かいところが気になります。
    あと数回の公演でもっと良くなるんじゃないですかね。

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