満足度★
期待との落差
箱庭円舞曲には期待している。
今回の芝居は確かに質の高いものだったと思う。
だが、僕は満足できない。期待が高いから。
どうしても、前々回の「恋人ができないが、もういい」の焼き直しに見えてしまうのだ。
僕は、この劇団の公演を見続けると思う。
心底、頑張ってほしい。
個人的には、須貝さんが出てなかったのも残念。
彼は、僕の一押しの俳優なのだ。
社会人の会話。
というのが、きちんと描ける作家なのだと思い出しました。
若い人の口調は「らしい」けれども、そういう表層の問題ではなくて、それぞれの立場での気持ちにきちんとフィットやフックするのです。巧い。
あるある。
あるある、こういう場面。いるいる、こういう人。それはすごくリアルだった。
でも、「自分のやりたいことを取るか、自分の意思に反してもお客様の要望に応えるべきか」というテーマは、別に毎日作業としてやっている(考えている)ことなので、改めて問われても、ねぇ・・・と思った。
日々自分に問題提起してこなしていることなので、その点で新鮮さが無かった。「当たり前のことじゃないの?」と。
久しぶりに、超面白いと思った。
ちょっと10月から忙しかったのでいまさら「観て来た」書きますが、本当に面白く楽しめました。
ちょっと、観劇が縁のあるところしか見ていなかったので、まったく初見の(といっても和知クン、なっちゃんは顔見知りでしたが)劇団を久しぶりに見て、衝撃を受けました。
これからも箱庭の芝居、見続けたいと思わせる素敵な作品でした。
ありがとうございます。