満足度★★★
特に山本亨さんがよかった
場面転換のBGM以外音楽もなく、非常に淡々と進んでいった印象。
100年以上前の古典といわれる作品でしたが、楽しめました。
主役は、名作昼ドラ「牡丹と薔薇」の小沢真珠さん。
今回も人の運命を弄ぶの大好きななかなかの悪女役でした。
やっぱり、人の不幸をくすくす笑う姿がさまになってる
小野哲史さん、伊達暁さん、町田マリーさんもそれぞれ良かったが、
特に山本亨さんがよかった。
毒にも薬にもならないが、非常にクセのある人物を見事に演じていた。
満足度★★★
薄味なイプセン
俳優が、脚本の中におとなしく収まっている印象を受けましたし、作品を通しての「狙い」が、漠然としすぎているような気がしました。
演出家は、この脚本が何を伝えたいかを理解していると思いました。
けれどもそれは、作品を通して強烈に伝えていただきたかったですし、
古川さんでなくてはできない演出方法を駆使して表現してほしかったです。
満足度★★★★★
素晴らしい!面白い!100年以上前の作品と思えない!主演:小沢真珠イメージの役で、他人の人生を弄ぶ危険な女性。
小沢真珠さんがドラマで演じたような役柄、
危険を求めていながらも、そうなってしまったら
対処できなくなる、危なっかしさにどきどきしてしまう。
かたや、町田マリーのエルヴステード夫人も
何不自由ない平凡な毎日に嫌気が差して思い切った行動をとる。
この劇の女性たちは2人とも非常に行動的。
女性が抑圧されていた時代、よくもイプセンはこういう内容の
劇をの書けたものだと驚きます。
この狭い空間で6人の役者だけで、その時代その場所各人の人生を、
役者の演技とそれを観る観客の想像力で形にする、
客に観られて想像されることによって完成する・・・演劇は面白いですね。
満足度★★★★★
予想を
超えた、すばらしさだったよん。
そうか、そういう風に突き抜けたか!
古川演出、突き抜けた感じ。
さらに、箱庭小野! すばらしい面差しをします。
暗い、悪い二枚目って、いいじゃんか!
満足度★★★★
小劇場に広がって欲しい動き。
「木綿のハンカチーフ」という名作を椎名林檎バージョンで聴くような。
です。
力のある戯曲に挑む動きは小劇場全体に広がって欲しいですね。
箱庭の小野寺さんには惚れ惚れしました。
うまいし、やっぱり自然と目がいってしまう華があります。
今回の公演でますます好きになりました。