公演情報
「LAST RENTAL VIDEO」の観てきた!クチコミ一覧
映像鑑賞
満足度★★★★
凄く深い深刻な話をコメディーよりで描くのは深刻な話を深刻に描くより相当難しいと思うし役者さんの技量も必要となるとは思うがしっかりと笑えて考えさせられる作品でした。
藤代海さんの芝居には幅、安定感を感じた。(できない役無いんじゃないか?それでいて器用貧乏感はしないし華がある)椎名亜音さんは流石の安定感、セリフの間。小島ことりさんのヒール役は興味深かった。
ただ正直全体としては「もう一歩」
実演鑑賞
満足度★★★★
登場人物が多いせいか、前半は話がとっ散らかった感じがしないでもない。しかし、後半は締まった展開になり、個性的なキャラクターの存在が引き立って見えた。レンタルビデオに引っ掛けたいろいろな含みもなかなか面白い趣向だったと思う。
全員が良く動き、熱の入った芝居をしていた。特に女性陣の動きの良さに目が行ってしまった。キャラの造りとしてはジェニファーさん、お気に入りです!
実演鑑賞
満足度★★★★
サブスクが何かよく分からずに見にいきましたが、送料無料に惹かれて入ってるア◯ゾ◯プ◯イムもサブスクということなんですね。近所のレンタルビデオ屋さんが潰れないように祈ってますが、確かにサブスクは便利です・・・と言うラストのオチに複雑な気分でした。
冒頭、レンタルビデオ屋さんの段差で転んだ彼女に笑いが起き「転んだあ」の声に拍手があったので、これってハプニング?と思ったらカーテンコールでそう言ってました。その状況からリピーターさんが多いのが分かり、愛されている劇団さんだと思いましたが、笑上戸なのか盛り上げたいのか、始終笑っている方がいて興を削がれてしまった面もあります。
ビデオがその物語の主人公を体現していて、映画の種類が何となくわかって面白かったです。しかし、追い詰められて性格(?)が変わってしまったり、脱走を図って壊れてしまったりと、無くなって行く物の悲哀も感じました。
実演鑑賞
満足度★★★★
擬人化されたレンタルDVDたちのファンタジー、グッときました。映画のパロディが大いに笑えるけど、背景にはシビアな現実もあって切ないですね。
実演鑑賞
満足度★★★★★
ハラハラドキドキ歌ありダンスあり、でも現代の問題定義で物をただ消費する人類への声無き批判もあり楽しめました。
若い役者さん達のエネルギーが伝わってくる舞台でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
発想がいい、とまず思った。
つぶれそうなレンタルビデオ屋の単なる悲哀の物語だろう、と考えて行った。
しかし、まさかこういう発想! 意外性に嬉しい驚きだった。
ネタバレになるから書けないが、ストーリーは良い。
ショーあり、笑い満載で、とてもおもしろかった。
衣裳も目を楽しませくれた。
照明も綺麗だった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/08 (金) 14:00
タイトルとあらすじ、そしてCoRichに載っていた画像を見た限りでは、落ち目の現代のレンタルビデオ屋を舞台として、そこに行き来する店員と個性的なお客さんたちが織り成す、バカバカしくも儚いシチュエーションコメディなのかと予想して、実際に観に行ってみたら私の予想を良い意味で裏切ってくれて、予想外の展開にただ、ただ、目を見張り、いつの間にか魅入っていた。
主人公たちは、レンタルビデオ店に並べられている借り手が現れるのを今かいまかと心待ちにして、ただそれだけが生き甲斐の擬人化されたレンタルDVDの作品たちという、同じ擬人化でも、かなりコアなところに目を向けて、そこに着眼点をおいて、そこを主体に話が始まっていく展開に、脚本家の眼の付け所が良いと思った。
擬人化されたレンタルDVDの作品たちに、それぞれに猛烈な個性や見せ場を持たせ、更に、レンタルDVDの作品たちのなかの一部のものがこのままここに居ても、お客さんも少ないし、ほとんど借りられないぐらいだったら、外の世界に飛び出そうと言って、飛び出していくもの、また一部のレンタルDVDの作品たちは他のDVDを殺していけば必然的に自分たちが選ばれるだろうという危険思想のもと、次々に狂気の行動に駆り立てられて、取り返しのつかない自体になっていくものたちなど、物語は一筋縄ではいかない、スリルとサスペンス、不安と恐怖、そしてかなりの笑える要素、シリアスなシーンであっても、急に笑いに持っていったりする強引さなども含め、劇の世界に圧倒され、時に緊張し、引き込まれた。
レンタルビデオ屋がサブスクなどに人気を奪われて、閉店に追い込まれていく現状、漫画や雑誌に、本などが矢継ぎ早に電子化されていくことを手をこまねいて見ているしかない現状、世の中は進化していくからそれも仕方のないことかもしれない。だが、そうやって人間が自分たちでせっかく創り出し、売って、買っていくモノをそう簡単に、無造作に手放したり、捨てたりすることが出来てしまう。これはあまりに俺たちモノを創り出し、市場に出回らせた人として、無責任なことじゃない。俺たちをどうするかをちゃんと考えてから、判断しろよというような、劇の最後のほうの場面で、レンタルDVD作品たちのうちのスパイ映画の主人公の吐く台詞には身をつまされる思いがして、思わず感涙してしまった。
レンタルDVDを借りに来るカップルの恋人役を演じる役者が、平常のキャラから急にドSになるあまりのキャラ変の変わりぶりように驚き、それをさり気なくやりきった俳優が見事だと感じた。また、レンタルDVDの作品たちのうちの頭脳明晰な探偵キャラを演じる役者が、豹変して狂気な殺人鬼に成り代わるまでのあまりの変化に、すごい意外性を感じ、良い意味で言葉を失い、我を忘れ、ただ、演技に魅入った。
実演鑑賞
満足度★★★★
表層的には面白いが、主体がRENTAL VIDEOという”媒体”というところが難。これがVIDEOの作品そのものを捉えていれば、違った描き方になるだろう。
物語は、流行らないレンタルビデオ店に足繫く通うカップル、借りたVIDEOを楽しく鑑賞する光景。一方、閉店後に借りられなかったVIDEOの諦念、憤懣が漏れる。個性豊かに擬人化したビデオは作品イメージ、例えばミュージカル、極道、怪獣映画の衣装や雰囲気を醸し出す。そして呟く…RENTAL VIDEOは借りて観てもらえなければ意味がない、そこに存在意義があるという。VIDEO達がとった行動や行為が人間臭く変転していくが…。
終盤になると、”媒体”そのものが(価値ある)主体のような描き方に変わるが、本来は映画(作品)自体がメインになるのではないかと。物語として上手く流れていたのだろうか。ここで少し混乱(自分の思考力が硬化したか?)。
映画の歴史は100年以上で、いまだに多くはフィルム作品。しかしフィルム映画は、一般家庭での設備や取扱で鑑賞することが難しい。フィルムは、国立アーカイブ等で適切に管理し映画(作品)の保存に努めている。一方、デジタル化が進み、VIDEO媒体で家庭での映画鑑賞が容易になった。作品の選好によってレンタルされる頻度が異なるのは当たり前。終盤は、RENTAL VIDEO店の衰退を通じて 人間が製作した媒体(物質)の要・不要、もっと言えば文明批判に話が変容していく、と観せかけて…。
(上演時間2時間 途中休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★★
『トイ・ストーリー』や『シュガー・ラッシュ』風味で『ラスト・アクション・ヒーロー』なんかも思い出す。
寂れたレンタルビデオ店、常連客のカップル(奥田龍平氏と熊手萌〈めぐみ〉さん)が週一で借りに来るぐらい。映画大好きな奥田氏は夢中になって作品を選び、大好きな奴は何度も借りる程。そんな男に付き合わされて、ワンカップ大関片手に斜に構えた熊手さん。けれど再生ボタンを押せば二人が部屋で眺めるレンタルDVDは虚構のマジックで世界を塗り替えてくれる。
閉店後の店では借りられなかったDVD達が思い思いの鬱憤を吐き出している。
藤代海(ふじしろかい)氏、アメコミ映画のスーパーヒーロー。やたらカッコイイ。
椎名亜音さん、無視されまくるコメディ映画ヒロイン。
松岡里奈さん、ヘイトを買いまくるミュージカル映画ヒロイン。歌が場にそぐわない程巧い。
緑川良介氏、探偵映画の知的な主人公。
小島ことり氏、魔法ファンタジー映画の主人公。
他にも、怪獣ヤクザホラーダンスお姫様冒険戦争サムライアクション・・・、ありとあらゆる映画が借りられるその日を待ち望んでいる。
借りて観て貰えないと何も始まらない存在、何年も見向きもされない日々に嫌気が差し、それぞれ現状を打破せんと策を講ずるが・・・。
映画愛に満ち溢れた逸品。奥田熊手カップルを観ているだけで幸せな気分。今作のアイディアは抜群で、何かの拍子にディズニーに目が止まってDisney+の配信作品なんかに声が掛かったら面白い。脚本の奥行きは深く、映画マニアならニヤニヤする筈。キャストはやたら豪華でサービス抜群、お薦め。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/06 (水) 19:00
ちょうどメディア論の本を読んでたところなので、その中身が役に立ちました。優れた文明批評。