刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ 公演情報 刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★

    ロマンティック
    記憶を愛する人の体に刻み込むという設定だけで、しびれてしまう。色彩感覚も、空間の使い方も見事だった。

  • 満足度★★★

    マチソワで「我」「刻」を
    ホムペの情報から伝奇系時代劇かと思いきや、裏歴史研所属究会に所属する女子大生とその指導教授が鬼伝説の真相を解明するという、ある意味社会派の人間ドラマ。が、鬼伝説のルーツたるものは現代社会にも依然として生き永らえている、という狙い・テーマは良いものの、性急な部分があり展開が唐突に感じられる部分があるのは惜しい。
    また、「他人がどう見ているかを気にしながら行動する自分」というテーマがハッキリ提示されるのが終盤なのはちょっともったいない気がする。
    なお、主人公・白狐丸とヒロイン・静の関係が「我」ではレオンとマチルダのように感じられ「刻」ではほぼ対等に見える(体格差もその一因か?)ことを筆頭にダブルキャストの面白さもアリ。

    なお、座席はマチネがC列12番、ソワレがG列6番と、アップ&引手、引き+下手と2度観るのに理想的な位置。

  • 満足度★★★★

    涙ポロポロ。゜゚(ノд・。)゚ ゜。ラヴってイイです
    ファンタジーも楽しみだったけど、それよりも恋バナが良かったです!!
    悲しい恋だったけど、ホント純愛してて、
    両者が強く想っている気持ちが伝わる良い作品でした~ヾ(≧∇≦)ノ"
    あと途中途中で、やっぱりオカシナ?場面もあって、
    劇団ASSHらしいところも満載でした。
    恋話以外で良かったのは、現代・過去・中過去?の3つの時代が繋がって、
    ストーリーが展開されていたところ。
    前回の現代劇も時間が変わって、色んな場面を見せてもらったけど、
    自分は今回の方がドラマチックで、その中に“驚き”と“感動”と、
    “格好良さ”があって、とっても面白いと思いました。

    カッコイイのは好きです。やっぱり、何度もあのドキドキした興奮シーンを
    もう一度感じたく見たくなるからです。色々と不思議なお話だったけど、
    泣けたのにはチョットびっくりだったので、また面白い舞台を作って欲しいです。

    ネタバレBOX

    3つの時代を見せてくれたけど、繋がった最後の時が一番スカっとしたし、
    殺陣で決めてくれたのは、やっぱり格好良かった!!

    あと、恋バナは彼女が彼が書かれた文字を読み上げたときが、
    すごく泣けてしまった。2度も泣いてしまって、ポロポロしてしまって、
    少し恥ずかしかったけど、この舞台を見れてよかったです。
    恋人を想って叫んでいた声が印象的で、とても良かった。

    そして、現代の時代でイジメの話が出てきて、
    これは昔からの差別で悲恋になっている恋人たちの話と合わせて、
    分かりやすいメッセージを伝えているなと思いました。
    今でもイジメや差別はなくならないし、イジメをしていなくても
    見て見ぬ振りをしている人もいけないということを演劇で見せてくれて、
    誰でも印象に残るメッセージだと思いました。道徳教育じゃないけど、
    こんな舞台を学校でも見せて貰えたら良かったのにとか、
    大人になった今になって思いました。

    色々考えさせられた舞台だったけど、今回は笑うことより感動が多くて、
    コメディかなと楽しみにしてたけど、こんな感動貰えるなら良かったです。
  • 満足度★★★

    体に文字を刻む
    「体に文字を刻む」というシーンは素敵だったと思います。

    このシーンが静の美しさだとしたら、動の部分をもっとエンターテーメントに仕上げて欲しかったと思います。

    殺陣のシーンも少しヒヤヒヤした。
    追手の村人たちがちょっと弱そうに見えちゃったのが残念。

    白狐丸たちと、その20年後?と、現代、の3つのシーンが転換しますが、テンポが落ちるのか、場面が変わるたびに集中力がそがれてしまいました。
    現代はなくてもよかったのでは?

    ラストシーンで「俺は天刻丸」と告げるシーンはかっこよかった!
    ここからが本番だよ、みたいな感じで、ここから先を見たかったような。。。

    あとですね。気になったのは、オープニングの映像。
    (テーマやキャスト名等、映していたもの)
    暗くて全然見えませんでした。
    キツイ言い方ですが、これじゃ、映す意味ないと思う。

  • 満足度★★★★★

    まつだ壱岱という作家、演出家。
    ダブルギャストの『我』と『刻』を両方観ました。役者さんが違うので変わってくるのは当然としても、きっちり演じるひとにあわせてキャラクター、演出を変えていて、それは役者さんも嬉しいだろうし、両方を観る側にとってもお得感がありました。ASSHは何度も観ていますがいつも思い、今回確信したのはまつだ壱岱というひとは現実社会で生きることの苦しみ、つらさ、悲しみを深く知っている、あるいは経験して深く傷ついた経験があるのではないかということ。ただそれをそのまま舞台に上げるような野暮なことはけっしてしない。だって傷ついた事がないひと絶望したことがないひとなどいないから。それを忘れてしまうのか、引きずるのか、糧にできるかだ。(以外にやってしまう表現者もいるのだ。ブログにリストカットの写真を載せる「わたしってかわいそうでしょ」みたいな悪趣味を)まつだ壱代はその心の闇を素晴らしいエンターテイメントに昇華できている。今回の作品の構成の素晴らしさ。いつも以上にうまく、すっきりとした空間の使い方。そして物語!初の時代劇ということでどうなるかと思いきや、演者さんの殺陣や所作、軽やかで晴れやかな動きで引き込まれた。これも観るたびに思うのだけどASSHの芝居に出る役者さんはみんな美しいのです。不思議だけどひとり残らずキラキラしている。いったいどんな稽古をしてるのだろう。自分がいかに良く見えるかという傲慢さが誰にも見えない。この物語のために、しっかりと役を生きている。(これも結構いるもので、醜いものですよ)物語は大団円とはなりません。登場人物のセリフにもありましたが、お手軽なハッピーエンドではないけどめっちゃ悪くもないエンディング。それはやはり現実を知っているから。かといって突き放したままになんかにしない。できないんだと思います。優しいです。おためごかしの上っ面の優しさじゃない。そんなのすぐにバレる。ラストにはちゃんとスタートラインに立たせます。そして見る側が登場人物の行く先を想像したくなる!なんだろうこの清々しさ。劇場を出る時に胸に小さな「おみやげ」をもたせてくれる。それは観たひとそれぞれ違うものだろう。「おみやけ」をもらったことにいつ気が付くのかも。最後、ヒロインの元に桜の花びらがひらひらと舞ってきます。現実に戻るために外に出ると本当に桜がひらひら降ってきました。心憎い演出です。

  • 満足度★★★

    もりだくさん…
    ASSH初見、タイトルがまず印象的だったのと好みな内容だったので、楽しみに観劇させていただきました。(客演メンバー主体の「我」ですが)
    登場キャラクターが多彩ながらわかりやすいストーリー運びで、テンポもあり、最後まで飽きませんでした。
    シアターグリーンも初めてだったのですが、傾斜があり、一番上の席でも見易く、良い空間体験でした。
    面白かっただけに、個人的には細部でもうちょい!みたいなところも…既に公演終了しているのですが、以下ネタバレにて。

    ネタバレBOX

    共に虐げられる運命を背負った、白狐丸とシズカ。この二人の出会いと愛を軸にしたストーリー展開は、面白かった。時代背景等もわかりやすかった。
    この鬼伝説を調べる現代の大学生を登場させたのは、常套手段ではありながら観客側に物語を整理させつつみせてくれるという役割を担い、悪くはないのだが…この現代の若者たち側、ハジメも、いじめ(差別)を受けていたという設定は、逆にもりこみ過ぎな感があった。…観る人によってはそれこそが巧い!という観方もあるとは思うが。そして更に「顔なし」なるキャラクターを登場させたのは、冗長過ぎるのではないだろうか?
    「一晩経つと、昨日の出来事を忘るる奇病」のシズカと、この顔なし、どうしても最近の既存のメジャーな作品のキャラクターにダブり、せっかくのオリジナリティを損なっているように感じてしまうのは、もったいない。

    最後列の席からだと、鳥居が邪魔になって「白髪神社」の文字と狐面が見えなかったのは、ちょっと残念。
    背景の流れる文字も、平坦な面ではなかった(カーテン地)ので、部分的に読みづらかったのも残念。文字を流しつつ、登場人物…外道丸あたり?…に、朗々と読み上げて欲しかった。
  • 満足度★★★★


    ストーリーは内容の濃い、感動した舞台だった。ただ、妙に小さな笑いを取りに行くことが多く、滑っていたのは気になる。「刻」では静のキャラ設定がちょっと違和感を覚えた。「我」も観たかったけど・・・。

  • 満足度★★★★★

    密度濃
    12時開始の「我」バージョンを見ました。テンポよくストーリーが進み、1時間40分飽きませんでした。音響も良かったです。白虎丸の赤い目が目立ったのは最初の殺陣の時と最後の挨拶の時のみだったので、要所要所で顔を上の方に向けてくれたら、もっとインパクト大だったと思います。

  • 満足度★★★★

    楽しめました
    『我』を観ました。舞台の雰囲気が効果的で、飽きることなく、楽しめました。
    伝説を手段の一つとして仕立てられてますが、構造的に良い意味で
    オーソドックスで、その分 ストーリーそのものや演技への注目度の深みを
    増していたように感じました。
    まとめかたも、心に迫るものがありました。
    気になったところは、主役を取り巻く役者さんの力量が目立っていたところ
    くらいでした。


  • 満足度★★★

    予想以上
    『刻』を観ました。

    予想以上にしっかりとした演出なんだと感心。
    しかしやや役のイメージと縁起が食い違うのが気になるところで。

    白狐丸はもっと知的で繊細で、恋に落ちるなんてことがないくらいの
    シャイな一面がほしかったし、シズカは強がりであっても乱暴者では
    いけないような気がしました‥

    しかし不覚にも白狐丸の最期では泣いた笑
    そこから先が長かったなー

  • 満足度★★★★

    構成が見事!
    Wキャストは好きでない。もうひとつの組の方が良かったのではないか?と気になるからだ。しかし、だからと言って両方見るほどの元気はない。

    構成が見事でシーンの展開の仕方が素晴らしい。どのシーンも魅力的に終わり、そして、新しいシーンが魅力的に始まる。演出力に感動。そして、作品も面白い。特にラストシーンは脱帽。

    主役の男女は好演していたが、のぞむらくはこの世のものとは思えないくらいの美男・美女に演じてもらいたい役である。

  • 満足度★★★★

    最終的に満足!
    途中まではこれまでのASSHとは違っていて,ストーリー的にも展開もあんまり好みではないのかなぁと思ったのですが,後半は見事!観劇後にジワーッーと思いが押し寄せ,満足させていただきました。いやぁーやっぱ,この劇団良いわ!ただ一つ,残念だったのは物販で過去の公演のDVDがなかったこと。前回の公演では観劇後DVDを1作品購入し,それも良かったので,今回もと思っていたのが,ちょっとガッカリ。次は過去公演のDVDの物販をやってね。

  • 満足度★★★★

    おもしろかったけど・・・
    オチの展開は大好き!
    だけど途中の展開がだるかった気がします

  • 満足度★★★★

    趣向を凝らした構成
    「我」を観ました。

    入場時にいただいたパンフレット(の後半)を読まずに舞台を観たのでストーリーの構成に驚きました。

    静(しずか)役の永田杏也子さんがとっても可愛らしくて引きこまれました。メグミ役の竹村奈津さんも元気いっぱいで声がきれいだなと思って見ていたら、プロフィールをみると、声優もなさっているんですね。納得です。
    クシダ杏沙さんからはコメントをいただいたりしたので、気になって見ていましたが、遊女の役円(まどか)を色っぽく演じていました。

    記憶障害の静の刹那的な愛を白い鬼白狐丸がいかにして繋ぎとめていたのか。記憶障害が故に純粋な愛を白狐丸にぶつける静。鬼の伝説というベースに人としての純粋な愛の形を見せてくれています。

    素敵な感動の物語。いい話...舞台でした。

    ネタバレBOX

    舞台を観劇後にパンフレットに目を通したのですが、現代の<平成>と二十年後の<永正四年>の二重の回想という構成に驚きました。回想が絡まって複雑になりそうなところをうまくまとめたストーリー展開になっています。

    静(しずか)の直截的な愛の表現には微笑ましささえ感じました。青春というか。若かりし頃、そういう気持ちになったこともあったなぁと懐かしさも感じました。それは自分がだいぶ歳をとったという証拠でもあるのですが。

    次の日になると記憶をなくしてしまう静の愛をつなぎとめるために白狐丸がとった行動は自分の体に静の言葉を書かせること。それは自分のところにくれば必ずそれまでの行動を振り返ることができるというトリック。紙でもなく、物でもなく、自分の白い体に文字を刻ませるというその想いの強さに感動しました。

    そして、本当のハッピーエンドではないけれど、ちょっと素敵なエンディング。あっという間の一時間半でした。
  • 満足度★★★

    シズカのキャラ設定が幼稚すぎた
    白髪神社を想像させるに相応しいセット。
    大きな赤い鳥居が印象的で素晴らしい。
    だがだがしかし、だがしかし・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    白い鬼伝説を題材に、教授と大学生ハジメとメグミがストーリーのナビ役を担う。
    鬼伝説のファンタジーを、時を経て上記の3人が伝説の謎を解き明かしていく手法は観ていてひじょうに解りやすく納得できる!

    ただ、この物語は時空を超えた壮大な恋愛ものだったはずなのに、シズカの幼稚さがあまりにも前面に押し出されてしまったものだから、観客は「え?!想像していたキャラと大幅に違った!」みたいな違和感があったと思う。

    物語の中枢を担うシズカと鬼の恋はあくまでも悲恋なのだから、ここでのシズカのキャラは儚くて弱弱しくて常に不安を抱えて、おどおどしてるようなキャラでないと、記憶障害となってしまった娘の状況が伝わり難いよね。
    人は同情で涙を流すのだけれど・・。

    そして、ひじょうに重要な真面目な部分である、鬼の背中にシズカが言葉を書くシーンでは、ふざけた言葉を書いて無理に笑いをとろうとする場面。
    完全にどんびき!
    空気をよめよ。と言いたかった!

    しかしながら、鬼が死んだシーンでは泣く。

    むしろワタクシが感動したのは洞穴で鬼伝説を守る盲いた男でした。
    この男の下に一人の男、外道丸が訪れるが、この外道丸こそシズカと亡くなった鬼の間にできた子だという。

    えっ!?シズカっていったい、いくつ?何歳?
    もしかして幼児虐待?(・・!)なんつって驚愕してしまうほどの少女なのですよ、しずかちゃん。

    まあ、そんなこんなで突っ込み満載のネタばれになってしまいましたが、メグミとハジメがそれらの子孫だったらもっと面白かったなぁ・・なんて考えながら劇場近くの桜を愛でて甘酒を飲んだのでした。(^0^)

    物語は面白いです。
  • 満足度★★★

    プレビュー
    プレビュー公演を観劇。意外と引いて観ている自分がいて、物語に入り込めなかった。のが残念。
    もう一方のキャストさんも気になりますね。

  • 満足度★★

    プレビュー観てきました

    チラシも、セットも、BGMも、衣装も、オープニングも凝っていて
    時代モノらしい雰囲気が凄く出ていました。

    今回はたまたま、脚本が個人的に好みではなかったのですが
    恐らく好みが分かれる作品かなぁ と思います。 

    年代的には、どちらかというと若い人向けな気がしました。10代の頃観てたら、大興奮でハマったんだろうと思います。 
    衣装や 役者さんの華やかさがとても魅力的で、ツボにはまっていい要素がたくさんありました。 

    一方で、普段そんな華やかさや、純愛から遠ざかった生活をしている者としては、少し気恥ずかしさを感じる所もありました。 

    あとは ネタばれで。

    ネタバレBOX

    個人的には、もっとそれぞれの話を深めてほしかったです。

    この話のテーマが純愛なら、
    白狐丸が自分を恐れない静に 心惹かれていく過程や
    記憶をなくした静が、白狐丸を通して記憶を取り戻すことへの感動や
    二人が子供を授かるほど親密になっていく過程を
    もっと丁寧に描いて欲しいと感じました。

    もし差別をテーマにするなら、
    当時 いかに差別がはびこっていたかというバックグラウンドや
    差別をされた白狐丸がこれまでいかに苦しんだかや
    白狐丸を「鬼」と呼んでいた人々が最終的には瀬戸に「出ていけ」と言う様になった 心の変化などを
    もっと丁寧に描いて欲しかったです。

    勿論、それらのことは既に脚本に織り込まれていましたが、もっと掘り下げて欲しいと思ったのは 個人的な好みの問題です。
    背中に文字を書いてじゃれあってる二人を観ただけでは 「真実の愛」や「子供」を連想しにくかったし
    瀬戸という悪役を出すだけでは 差別の愚かしさや残酷さは伝わりにくい様に感じました。 

    「いじめ」についてや「ストレス社会」についても同じく。さらっと撫でて終わっていいテーマかどうか、疑問です。 

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