ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】 公演情報 ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★

    2つの質感
    劇場に入ってまずセットに違和感。その違和感も開演後に納得。

    冒頭はこの劇団特有の「なんともいえない質感」の2人芝居で始まり、ワクワクしたが、
    本編の見せ物に入ってからは、急に質感がストレート?な感じになってしまい、途中、冒頭の2人が絡んでくるとこもほぼなく終演。
    いつもの「なんともいえない質感」を最初の5分しか味わうとこができなかったのが残念。
    やはりあの空気感が好きなので。

    これからも見ます。

  • 満足度★★

    かっこよかった・・・・
    大好きな役者さんが出ているので、ワクワクして観にいきました。

    どこまでが演技でどこまで素なのかww
    ありそうな設定のに笑いが「くすくす」と起こる。
    最初の設定が最後まで生きていて、実は無駄がなくよい。

    無駄があったといえば、無いはずのアフタートークの日に行ったのに、突然アフタートークがあったこと。
    観劇後に用事があったので、差し入れ渡して帰りたかったのに、アフタートークの後でなければ会えないと言われる。



    ・・・・・・・・・なんですと。
    受付さんに渡したけど、なんか納得いかない。
    ワクワクが・・・・・・

  • 満足度★★★

    ヤられたァ!
    龍馬が暗殺された夜の近江屋の隣の民家を描いた(=グワィニャオンの『池田屋・裏』を連想)ということは事前情報で知っていたものの、会場に入って装置を見たらさらに捻りが加わっていることがわかってニヤリ。
    舞台上にあるのは資料館的な施設に忠実に再現された民家という設定で、本編にあたる部分は劇中劇というシカケ。イントロダクションはその施設を見学している観光客と施設のスタッフによる会話で、それによって本編の状況を観客に知らしめるというアイデアがユニーク。
    その本編は近江屋事件とはほとんど無関係でありながらもごくかすかにリンクしているのが面白い。やはり直前に wikipedia で予習したのは正解。
    あと、タイトルの「ねずみ」が意味するものが判明する瞬間には「ヤられたァ!」と…(笑)
    盗賊だか義賊だかの文字があったのでてっきりアノ「ねずみ」のことかと思ってたわさ。

  • ____
    (相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

  • 満足度★★

    初見でした。
    「歴史的事件が起きた隣の家での一夜」っていう設定が、
    今年初めに観たグワィニャオン『池田屋・裏』と同じだったので、
    どのような切り口で魅せてくれるかと楽しみに行きましたが、
    少々肩透かしでした。。。

    ネタバレBOX

    オープニングの魅せ方が良かっただけに、
    物語の展開が予想通り(平凡)で少々がっかり。

    また、劇中、しゃべっているキャスト以外にはほとんど演技がついておらず
    (しゃべっていない時は会話を聞いているだけ=観客と同じ状態)、
    それを観ているこちらとしては、途中で退屈になってしまいました。
    『舞台上にたくさんのキャストが居ること』の難しさを改めて知った感じ。

    キャラクター設定も、女性のキャラは全員「気が強いがデキる女」
    みたいな感じで違いが感じられずあまり個性がなかったし、
    男性も、役割分担はされているものの「この人数必要?」っていう感じ。

    可笑しい部分・楽しい部分もたくさんあったのに、
    総じて後味が悪くなってしまい、とても残念に思いました。
  • 満足度★★★★★

    座布団10枚!
    何、コレ。メッチャ、面白っいじゃないの!!

    そういう始まり方をして、こういう展開になって、ああいう終わり方な訳、ね。 それで「ねずみ」なのか!なるほど、こりゃアイデアものの脚本だ。

    なんといっても作・演出のセンスが、いいねぇ。

    今までに観たことがない、ひとひねりの効いた舞台で、感心しきりだった。もちろん十分に楽しめた。チラシによれば、「ローリスク・ハイリターン」が劇団の演技スタイルらしいが、今回の舞台は客にとっても「ローリスク・ハイリターン」の出来だった。

    朴訥とした笑いもいいし、なにより会話のキャッチボールが、笑いの原点といえるオーソドックスなもので、安心して観ていられた。ほんと笑った。

    初めて見た殿様ランチだが、今後は要チェックだ。

  • 満足度★★★★

    これはおもしろい!
    「空気正常」「もっと見る」とも異なるテイスト。
    今回は明快におもしろかったです。

    「劇中劇か?過去の出来事か?」と疑問を持ち始めた頃に
    絶妙なタイミングで忘れたお茶を取りに帰ってくる観光客。
    これで観客は今観ているものは90分の劇中劇だということが
    理解でき、すっとお芝居に入り込んでいくことが出来ました。

    しかし観光地でこんな本気のお芝居やられたらウケますねw

    小笠原さん、ボスカレよりもよかったなあ。

  • 満足度★★★★

    アイデアに脱帽、楽しめました
    面白い名前の劇団だなぁと思っていたので初見です
    導入部の面白さ、構成の巧みさ、笑いの質、すべて自分好みで
    満足しました。でも満点にしなかった理由はネタばれで。
    自分の観た日はアフタートークがあり、安井順平氏がゲストで
    観客の視点で質問したり、感想を述べてくれたので参考になりました。
    終演後、舞台に上がっていわくつき?の舞台美術を見学してもOKと
    いうことで、上演中気になっていた部分を確認できたこともうれしかった。
    また、平日マチネーの割引・アフター企画など、観客サービスの点でも
    配慮されていると思います。
    時代劇ばかりやっている劇団ではないとのこと、作・演出の板垣さんは役者としても面白い人だと思ったので、今後も機会があれば観てみたい劇団です。

    ネタバレBOX

    近江屋での「竜馬暗殺事件」をモチーフに、劇中劇が繰り広げられる。

     男優陣は演技がみな役として説得力があり、自然で良かった。
    女優陣のなかでは、私はみなさんとは違い、ちぐさ役の柳さおりとなつ役の
    南あゆ美の演技が、妙に肩に力が入って、やさぐれぶりがわざとらしく芝居がかって、「こうやれば、こう見えるでしょう」という自意識が垣間見えた。
    また、2人の衣裳の色合いが同じ臙脂系で似ていたが、まったく違う色にしたほうがよかったのではと思う。
     再現ドラマ仕立ての劇中劇といっても、実際の観客は有料で観ているわけだから、逃げに使ってほしくはない。演技はおろそかにできないはず。いったん劇に入り込むと、時代劇なのでやはり役者はそれなりに動くべきで、細かいことは気になるものだ。
    まず、柳の刀の扱い方がぞんざいである。刀を受け取るときも、渡すときも
    いかにも軽い小道具として扱い、緊張感がない。たとえ、なまくら刀でも持ち慣れない町人にとっては重いはず。動体視力にたけ、斬り合いにも目を配る女が刀に無関心に見えては困る。
    なつの使うお国ことばがどこのものなのかはっきりしないが、自分には下手な関西弁のような妙なイントネーションが気になった。あえてなつだけ方言にする意図もわからず、効果的にも聞こえなかった。
     アフタートークで板垣氏は「やばいという言い方をやめたように、現代語でもいちおう時代考証は気にして、当時使われなかった言い回しはしてないつもり」と語ったが、それなら「動体視力」や「精神的には」と町人が言うのは違和感がある。現代語は気にならなかったが、この2つには違和感を感じた。
    また、非常口灯は劇中では消灯しても良かったのでは。やはり気になった。
     全体では小笠原佳秀の竹三が出色だった。この時代の中で息をしている人物に見え、目配りのうまさ、終始、芝居に気を抜かず、時代劇は初というのに、身のこなしもきれいだ。これまでコント芝居や喜劇で注目していた俳優だが、二枚目の性格俳優としての可能性も感じた。
     よくできた芝居だけに、かえって細かい点が気になり、自分の中ではマイナス点に加算されてしまう。したがって★4つ。
     舞台美術見学で、「段差にご注意ください」の注意書きを発見し、板垣氏の見学者がそれでもつまづくのが妙にリアルでひとりクスッと笑えた。
     フライヤーの「誰もが早く帰りたいと思った。面倒くさそうだから早く帰って寝たいと思った。」という部分は、劇の設定とは少し違うような。家に帰らず、そのまま、頬かむりして、お勤めに出て行ってしまうからだ。

  • 満足度★★★★

    平日昼でチケットも安かったので観てきました
    「その隣の家から再現」というのがポイント!
    冒頭での入り方は抜群に面白い。
    ただ、本編のセリフやストーリーがもう一歩詰めが甘いと言うか
    もう少し歴史的事実も絡められたらよかったのに。
    あと、登場人物が少し多いかな?
    もっと少数に絞ってもいいんじゃないのかな。
    まあ、値段分は十分に楽しめた!

    その後のアフタートークも参加した。
    作演出の板垣さんと お笑い芸人の安井順平さん。
    なんか、アフタートークを聞いた限りでは
    龍馬にそれほど思い入れがあるわけではなく、
    詳しい人に聞いたりやウィキペディアで調べた程度みたい
    納得。

  • 満足度★★★★★

    こーいうの好きです!
    説明には,坂本龍馬が暗殺された夜の出来事を,その隣の家からイメージどおり忠実に再現とあるので,歴史ものっぽい硬い芝居を想像して行ったのですが,見事に裏切ってくれました。気楽に楽しく,しかもドキドキ見ていられる芝居って大好きです。殿様ランチは初見の劇団でしたが,今後,注目です。

  • 満足度★★★★★

    勘違いの連発!


    今日、観て来ました!
    最初は突然始まったので吃驚しましたが、最初から笑いっぱなしで目が離せませんでした。
    話が始まってからは、吃驚したり、笑ったり、真剣になったりとても楽しかったです。
    個性豊かな人物が代わる代わる登場して、見ててあきませんでした。

    ネタバレBOX


    渡し的には、ちぐさという奥さん?が好きです(笑)
    あの喋り方や性格が気に入りました。
    話の中で、話が噛み合ってなかったり、勘違いが多かったりして、とっても笑い要素が多いお芝居でした。
    観る前は、坂本竜馬が暗殺された時のことをやると思っていたので、もっとシリアスな内容なのかと思っていました。
    なので、少し吃驚しました。


    とにかく、とっても楽しく観させていただきました。
    面白かったです!

  • 満足度★★★

    気楽に見るにはいいかも
    舞台は幕末。坂本竜馬が殺されたまさにその日。
    竜馬が殺された近江屋の隣にある長屋風の建物で起こる数時間の出来事を切り取ったシチュエーションコメディ。
    勘違い・早とちりが生み出すおかしみを素材に、タイトルの「ねずみ」に引っ掛けて、「ねずみ小僧」と、「ねずみ講」を、いくつかの伏線を交えながら、最後にはひとつにつなげるという設定はうまく、コメディとしての完成度はそれなりに高い。
    しかし、何か最後にはメッセージがあるのでは期待したのだが、最後の最後までなんらメッセージ性のある言葉は語られず。。。
    気軽にあまり考えずに、面白さのみを追求し、演劇を見る人に面白いのかも。

  • 満足度★★★

    好みには合わなかった
    こりっちでの評判が良いせいもあるのか、席はほぼ埋まっていた。
    わたしとしては、あるテーマについてひとつの見方が提示され、それについて考えてみようというような雰囲気がある芝居が好きなのだが、この劇団は観客に対して気楽に見て貰い楽しんで貰おうということを重視しているみたいで残念ながら私好みの劇団とはいえないようだ。でも、特にオープニングのシーンではたっぷり楽しませてはいただいたので、元はとったと思う。

    私にとって印象的だった人を役前(役柄)で挙げると、はな、観光客の男、ちぐさ、なつの兄、あちき、といったあたりになる。

  • 満足度★★★★★

    隣だけどかなり殺気が
    ゆるいボケや笑い満載なんだけど、何か起きそうな殺気が終始漂ってました。実際のところ、日本を将来を左右するような大事件のあった家の近所ではどうだったんでしょうね?

    女性陣が美人揃いで萌え。

    ネタバレBOX

    あれから先がと〜〜〜っても気になります。

    盗人たちはあの晩、仕事に成功したのだろうか?
    仕事から帰って来たら仲間が殺されていて、彼等はどうしたのだろう?
    翌朝、近所の人は龍馬暗殺事件をどうとらえていたのだろう?
    当時は「日本を変える」と言ってたプチ龍馬みたいな有象無象がいたのだろうか?

  • 満足度★★★★

    センス良い
    ふざけているのかと思ったら、これが絶妙な展開で設定も演出もセンスがあって面白い。

  • 満足度★★★★★

    出だしから面白い♪
    まさかそういう出だしとは‥。ストーリーも坂本龍馬の暗殺に関係ありそうで関係なかったり、でも微妙に関係してたり(とくにラスト)、そのあたりの作り方がとっても上手い♪
    上演時間もほどよい長さ(1時間40分くらい?)で、集中力が切れることなく最後まで気持ち良~く観れました。

  • 満足度★★★★★

    文句なしに楽しい、幕末(?)シチュエーション・コメディ
    うまく話を繋いでいくなーと感心しつつ、結構笑ってしまう。とてもいい感じに笑った。
    とにかく面白かった。それは、なんだったら声に出して「面白かった」と言ってしまってもいいほど。

    なんといっても、フライヤーやHPでの解説にあるシチュエーションにわくわくする。つまり、フライヤーやHPの解説にある「今夜誰かが切られる」「幕末の志士が駆け抜けた激動の時代」「龍馬暗殺」というキーワードで観劇しょうと、わくわくしていたのだが・・・。
    (というか、昨日、キャラメルボックスの『風を継ぐ者』で新撰組を観たばかりだったし・・・)

    ネタバレBOX

    ときは幕末であり、場所は龍馬が暗殺された近江屋の隣の家・・・だと思っていたのだが、なぜか舞台の上にはどこかの昔の家を展示してあるような様子。
    「水瓶」や「傘」に説明書きがあったり、非常口のライトが点いていたり、消火器が置いてあったりと。
    「ん?」と思っていると舞台が始まる。観光客が訪れる。そこは確かに近江屋の隣の家らしいのだが・・・。
    あれれ、そういう話だったのかとちょっと驚きながらも笑う。でもやっぱり暗転して幕末に・・・はならない様子にまた笑う。

    龍馬が暗殺された近江屋の隣の家を、現代に再現した場所を舞台として行われるイベント、つまり、再現ドラマ(あくまでも隣の家の)のような芝居という設定なのだが、その設定を忘れてしまいそうになるほど、つまり「この舞台は幕末なんだ」と勘違いしそうになるほどよくできているのが楽しい。
    役者の後ろには、電気で点いている行灯や火鉢があったり、消火器も置いてあったりするのにだ。
    芝居に集中しながらも、やはり時々はそれらに目が行き、元の設定を思い出してしまうのも面白い感覚。

    とにかく、最初からよく笑った。
    どうなっていくの? どういうことなの? という興味を少しずつ明かしながら、すかさず次の疑問を置いていくストーリーには「うまい!」の一言。

    ねずみが意味する2つの内容に気がつくのも楽しい仕掛けだ。

    ただ、最後に元の設定に戻す何かがもうひとつあるのではないか、と思ったのにそれがなかったのが少々残念(舞台の上での芝居が終わって観客に礼をした後に)。

    とはいえ、役者それぞれのキャラクターもよかったし、元の設定のために、あえて(たぶん)現代用語のまま使用している台詞の塩梅もよかった。
    そして、「イメージ通り忠実に再現」とか「コンピューターで再現した肉声」なんていう言葉の遊びも楽しかった。

    この舞台、実際に京都の町屋で夜に上演したらもっと楽しいだろうな、なんて思ったり。
  • 満足度★★★★

    抜けがよい笑いがいっぱい
    ひさびさに
    センスの良い笑いがもりだくさんの
    お芝居をみることができました。

    物語の伏線もしっかりと生きて
    観ていて飽きませんでした。

    こういうコメディ、すごく好きです。

    ネタバレBOX

    冒頭の人を喰ったような郷土博物館の展示シーンから
    いろいろと心地よくくすぐられて・・・。

    それが、うまく幕末のお芝居につながれて、
    あれよあれよという間に
    幕末の世界にとりこまれてしまいます。

    笑いの質がすごくよいのです。
    キレがよいというか
    きゅっとツボにはいりこんでくる・・・。
    物理的なというか下世話なネタから
    時代の垣根をはずしたり
    おおきく雰囲気で笑わせるものまで
    いろいろに織り込まれているのですが、
    それらのいずれもが
    バランスをとりながら、下卑にならずに
    センスよく笑わせてくれる。

    劇中でぼそっとつぶやく
    「大政奉還」にはやられました。

    伏線の張り方もすごく巧み。
    しっかりと作りこまれているお芝居だと思います。
    昔の東京サンシャインボーイズのテイストにも
    どこか似ていて・・・。

    中盤にごくわずか中だるみを感じたのも事実なのですが
    これも、公演期間の後半には解消されていくような感じがします。

    ねずみの掛り方も鮮やかに
    ラストがしっかりと物語を貫いて
    こういうコメディは観ていて気持ちがよいですね。


    役者にも凛としたハリと切れがあり
    女優陣の所作がきれい。
    好感が持てました。





  • 面白かった!
    最初から面白かったー。
    やっぱり好きな劇団でした。
    今後とも楽しみにしてます。

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