茶の間が水浸し【4月14日~17日公演中止】 公演情報 茶の間が水浸し【4月14日~17日公演中止】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
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  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    口コミ初投稿、初めての劇団さんの鑑賞です。

    脚本は噛めば噛むほど考察が進みましたが、1回の実演鑑賞で理解するには登場人物も多く、大風呂敷を広げて畳めきれない内容なのが惜しいところです。
    初日実演鑑賞組の評価が低くなるのは致し方ないかなと思います。

    不幸にも配信という映像作品になって、不謹慎ながらも良かった作品であるとも言えます。

    主人公、父母、転校前の同じ柔道部の女子、転校先の同じ教室の同級生、転校先にいた幼馴染のギャルとその彼氏のヤンキー、転校先の先生、そして肝である主人公が突如部長を務めることになった演劇部の個性豊かすぎるメンバー。

    それぞれの登場人物が自身の理想と現実のギャップを自責とするか、他責とするか、その中間で佇んで気付かないふりをするか。

    GWも後半戦に入ります。
    是非とも登場人物と共に「苦しんで」ほしい作品です。

    ネタバレBOX

    ネタバレの裏なのでここからは「です・ます調」を止める。


    転入前の高校では柔道部でちょっといい関係の女友達もいる利発な主人公であったが、ある日突然学校に行けなくなってしまう。
    その前からよくお腹が痛くなる症状はあって、女友達には「いつもお腹痛いマン」なんて揶揄されていたが、その半年後とうとう「前の日までは行く気なのに、朝になると起きれない」。

    物語は、転入先の恐らくかなりランクを落とした通学型の通信制学校に3年生として転入する前の晩から始まる。
    外的要因であり恐らく元凶である引き戸から漏れる夫婦の会話、内的要因であるお人よしの主人公の性格からストレスが溜まって行く様を水音がひたひたと、こぽこぽと徐々に変わっていく。


    先生も同級生も後輩も「頭がいいので大丈夫」を乱発し、やっと外に出られた主人公を再び追い詰めてくのがとても苛立った。
    もう首筋まで水が迫ってきた、今にも溺死しそうなそんな心境の時に、さらに「勉強しないのか」と父親が追い込んでくる。
    高校・大学受験前の父親の追い込みほどキツイものはない。
    私の父親の嫌いなところと主人公の父親がダブって見えてしまい、恐らく他の誰かの父親像にも当てはまるのではないかしら。
    企業で働いていたので、サラリーマンの父親の気持ちも分かるから、余計に辛かった。

    内的心境と同時に、物理的な決壊が起こり、まさに「茶の間が水浸し」状態になって、主人公以外の登場人物が活発に物語をかき乱し始める。


    ブルーライトの主人公の心境と劇中劇の台詞が胸を打ったが、精神的苦しんでいる主人公や「すぐに刃物を探す少女」がいるにも関わらず、その劇中劇のあんな台詞がある脚本を選んだのが演劇部顧問かと思うと嫌気がさした。
    また、主人公に部長を押し付けながら、「すぐに刃物を探す少女」の申し送りもできていない。
    教師として上手く立ち回れない役回りとして描きたかったのか、そこがよく分からなくてモヤモヤした。


    表には「大風呂敷を広げて畳めきれない内容」と書いたが、あえて畳まず、登場人物それぞれがどのように「受け止め」られたかを観劇者に委ねているようにも思える。
    それが1回の実演観劇では分からない内容になってしまっている。ああ、勿体ない。

    配信を何度も再生すると、考察やら解釈やらが止まらなくなる映像作品なので、是非配信で見てほしい。

    結局3回再生して私は、主人公は自責に走り、転入前後何度も腕を差し伸べてくれていた女友達も見ないふりしており、終盤も先生や友人に勧められたから東京に逃げるように旅立ち、問題解決には至ってない、一歩前進しただけと捉えている。
    外的要因である夫婦関係は母親が変化し始めて、他の登場人物はさて、どうなったかな?

    最後に、役者さんの皆さん、あの足元の小道具の中でよく転ばずに演技できたなって思った。お疲れ様でした。
  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/04/17 (日)

    価格2,400円

    ナマの舞台を拝見したうえで、平川千晶さんの「小池加奈子」代役版を18日に視聴。
    二度目の観劇なので、初見の際はぼんやりとだった、脚本上のアラも目にはついたものの、総じて、満足のいく仕上がりだった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    『ドント・コールミー・バッドマン』とか『だからビリーは東京で』にグッと来た人には通じるものがあるかも。
    「痛みと憂いの雨が降り続け、何処もかしこもひたひたと浸水し水が溢れ返っていくようだ。これ以上、水嵩が上がればもう息が出来なくなる。このままでは俺は溺れてしまう。助けてくれ。」みたいな話。
    学校でも家でもひたひたと水が迫って来る。何処にも逃げ場はない!そんなリアルな感覚は皆が思い当たるもの。
    主演の平井泰成氏を見ていて、令和のカリスマ(依代)のようにすら思えた。amazarashiの秋田ひろむのように、何かを象徴しているのか?この人を使って今何を発するべきなのか?『コインロッカー・ベイビーズ』のハシのように「これが僕の新しい歌だ」なんて決めて貰いたい。

    初期の石井聰亙とか森田芳光の感覚。高三で学校に通えなくなった主人公はフリースクールに転入。そこは通信教育と通学が半々、担任(鳥居志歩さん)に誘われ演劇部に入ることに。犬のジョン(日下麻彩さん)が語り部となり、彼のゴボゴボと水の音に苛まれる青春が語られる。

    前半は凄く好き。

    ネタバレBOX

    ラストの舞台では自身の家庭をモチーフにして、それを実の両親が眺めるくだりなんか欲しかったかも。リスカ少女、山下真帆さんのキャラをもう少し固めた方が良かった。

    一発目の浸水で小さなプラスチックのボールが散乱。青、水色、白とそこらかしこに散らばった。だが二発目も同じ手法だと舐められる。二発目は本物の水であるべきだった。(諸事情あるだろうが)。『マグノリア』のあっと驚くラストのように、登場人物達のにっちもさっちも行かない切迫した状況を引っ繰り返す、「もう何もかもおしまいだ」のタイミングで発生するべき。

    冒頭に記した前述のニ作品が如何に優れているか、と云うこと。駄目な点を差し引いても打ちのめされ圧倒された感覚があった。今作は中途半端に話を畳もうとし過ぎたか。先に決めたラストに合わせていった感じが拭えない。作家の意図を無視してキャラクター達が傍若無人に存在しなくてはいけない。「いや、これじゃ纏まらないじゃないか」、という作家の悲鳴が聴こえる作品こそ嘘がない。

    初日以降全部中止となってしまった。残念。平井泰成氏は最高だった。

    森崎真帆さんへの脅迫状が原因とのこと。酷い話だ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/04/13 (水)

    価格3,500円

    13日19時開演の初日舞台を拝見(110分)。

    やや散らかり気味ではあったが、高校生・オトナの別を問わず、共通のテーマ(自己実現の理想と現実とのギャップへの苦悩)で貫かれた、併走する諸々のエピソードが、最後に”高校生・球投げ合戦(仮称)”という希望に満ちた象徴的なシーンにつながるまでのプロセスは、終始、観客を舞台に惹きつけたであろう、巧みな構成。
    日下麻彩さんの"狂言回し"に代表される、ほのぼのテイストも相まって、多くの観客に、ほろ苦さを伴う懐かしさを呼び起こしたのではないだろうか?
    終演後の”読後感”も爽やかな青春譚に感謝!

    ネタバレBOX

    【配役】
    沢井康太(全日制高校を退学、通信制高校に編入→3年1組)
    …平井泰成さん
    沢井康介(昭和の暴君的色合いの強い父親)
    …神野剛志さん
    沢井芳子(母親。夫に対して、あまり自己主張しない)
    …長友美聡さん
    ジョン(祖母の飼い犬。本作の狂言回し)
    …日下麻彩(くさか・まあや)さん

    榊さくら(3年2組。演劇部。自傷癖あり)
    …山下真帆さん
    能登由実(2年1組。演劇部。快活!)
    …一嶋琉衣(いちしま・るい)さん
    不動陽菜(2年2組。演劇部。しっかり者)
    …谷川清夏(たにがわ・きよか)さん
    谷口修平(2年1組。演劇部。神経質)/川田俊夫(康太の祖父)
    …高村颯志(たかむら・そうし)さん
    今井優介(1年1組。演劇部。元気だが喧嘩っぱやい)
    …宮部大駿(みやべ・やまと)さん

    倉田絵里香(2年1組担任。演劇部。仕事抱え込みタイプ)
    …鳥居志歩さん(ホンマモンの先生に見えた!)
    藤木義人(3年1組担任。試行錯誤な新米教師)/沢井家の住まいの管理会社社員
    …荒木広輔さん
    竹内美緒(3年2組担任。キャリア有)/沢井家が通う餃子屋の店員
    …藤岡みゆうさん
    角田恭子(教師。担任は無し)/携帯会社若手社員
    …米山涼香さん

    杉本慎吾(3年1組。上から目線)/川田幸雄(康太の叔父)/携帯会社の上司
    …野村亮太さん
    森田豊(3年1組。初めは杉本に調子を合わせていたが…)/小泉真治(康介の会社の同僚)
    …後関貴大さん
    緑川美希(3年2組。康太の幼馴染)
    …幡美優さん
    小池加奈子(3年1組。美希の友人。コンビニでの芳子の同僚)
    …森崎真帆さん
    金田健斗(3年1組。美希の彼氏)/川田絵里子(康太の祖母)
    …魔都さん
    田中勇気(3年1組。ゲームオタク)/餃子屋店員
    …新井邑眞(あらい・ゆうま)さん
    渡辺葵(全日制高校時代の康太の友人)
    …平川千晶さん
  • 実演鑑賞

    満足度

    さっぱりわかりませんでした。

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