JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3) 公演情報 JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-20件 / 29件中
  • 初県でした。
    普通の劇場で見たいなぁって思いましたー。

  • 満足度★★★★

    55分の中編2本立て
    タイトル通り55分の中編2本立てで、1本目の「JUMON」は1人の女性を中心とした逆ハーレム状態の共同体に動機が多少不純気味の若者が参加志願した夜、「被害者の会」の女性たちも押し入り、「信子さん(ハーレムの中心)を待ちながら」状態の物語。
    タイトルに「(反転)」が付いている通りオリジナル(未見)は男女が逆で、しかし単に性別を逆にしただけではなくかなり手が入っているとのことで、確かに手を加えなくては無理だろうな、な部分もあるし、そもそも「ハーレム」と「逆ハーレム」では参加メンバーの関係というか流れる空気というかがかなり違いそうで、オリジナルを想像することができず。オリジナルの再演があったら観てみたいモンだわさ。
    また、「こんな方向にコトが動いている一方で、もう一方ではこんなことも起きていますよ」というところでスパッと切り落としたような終わり方が潔い。
    「あ、ここで切りますか」な感覚に SPIRAL MOON の『世界は今夜も回ってる』(01年12月)に通ずるモノも感じる。
    10分の休憩を挟んだ2本目の「便所の落書き屋さん」はハセガワ主宰曰く「挑戦でした」だそうで、初見であった『きみは死んでいる/その他短編』の3本&「JUMON」とは趣を異にするコメディタッチ。
    落書きをすると願いが叶うという公衆便所に行った高校生カップルが、そこで生活している(!)かつての同級生と再会し…という物語。
    高校生たちの会話のかけあい漫才のようなテンポの良さ(とその内容)が楽しいし、基本的には月9あるいは往年の日曜8時の日テレ系の青春ドラマ的なノリながら、終盤で官能系あるいはにっかつロマンポルノはたまた昼帯ドラマのようなドロドロが明かされるのが可笑しい。

  • 満足度★★★★

    初体験
    ハセガワ初体験でした。
    「JUMON」とても面白かった。
    これは、しばらく目が離せない、才能だろう。

    へんないい方だが、両A面じゃなくて、B面がみたいとおもう。

  • 満足度★★★★

    おしゃれ。
    友人に勧められて観に行きました。

    フライヤーの洗練されたイメージ通り、
    おしゃれな空間でした。

    女性陣がみな可愛い。
    男性陣がみな濃い(笑)

    丁寧で緻密な演技に、
    肩の力の入れ具合まで自在にコントロールされてしまった感じ。

    ネタバレBOX

    多少劇的な舞台が好みな私ですが、
    「かちっ」と入れ替わるシンプルな照明や、
    「なんでもない」と口々に呟きながら舞台をあとにする転換?の部分などが
    大いにツボにはまった舞台でした。
  • 満足度★★★★★

    定番と挑戦。
    前回の「死んだ赤鬼」が難解ながら傑作だったので、
    今回も言葉の端々、視覚の隅々まで逃さないよう意気込んで行ったところ、
    「呪文」はさて置き「便所」がこれまでのMUからは考えられない
    ライト&ポップな青春劇!
    ここでこの作品を持ってくるところに、MUの勝負を感じました。
    ていうか、重めな呪文が定番で、ライトな便所が挑戦って
    つくづくMUって捻くれてますね。

    ネタバレBOX

    「JUMON」
    男女を反転したことにより、2部屋の対比がもう、生々しい!
    ままごとのように「愛が見えた」とリビングでただ鶴を折りながら待ち続ける男子と、
    物置で生々しく罵り合う女子。特に物置は、女対女になった分かなりじめっと。
    壁1枚隔てて、というより舞台上では同じ空間なのに、この温度差!
    物語の終盤まで肝心の「信子」が登場しなくて、
    あれー前は最初の方から出てきた気がしたんだけどなーと思ってたけど、
    実際に信子が登場して納得。
    この存在感というか潤いは、ここまで引っ張る意味がありますね。
    いきなり物語の湿度が変わったように感じました。

    この後の便所で「責任を取るのが恋愛」というラインが出てきて、
    なんとなくJUMONのラストシーンを思い浮かべました。
    妊娠という、恋愛において最大の責任が問われる場面で
    このJUMONという物語は起きていたのだなーとか。


    「便所の落書き屋さん」
    疾走する青春、想像以上のライトノベル度にびっくり。
    でもライトノベルでトイレ難民とかホームレスとか
    そういうのが出てきちゃうあたりがやっぱり気持ち悪くてニヤっとしつつ見ました。

    ライトノベルなら優里と西森の全力ハイスクールな大回転で終わるところが
    最後に便所に2人が逃げ込んで疾走は急ブレーキ。
    佐田先生が「ここは便所よ」と力強く言い放って物語の暗黙の了解が根底から崩れ、
    佐田先生が泣き崩れて、なんとここで「スタンド・バイ・ミー」!
    ここでスタンドバイミーを流したところに、MUの善意と悪意を感じました。
    物語のオチをオチとして、正しく青春ドラマを終わらせた善意と、
    分かってる客に「敢えて」この曲を流して
    MUってこんなのもやっちゃうんだぜ的な計画的悪意…って深読みしすぎですか

    個人的には「なんでもない」っていうのがはまりました
    MUってこんなに笑えて泣ける劇団だったんですね!(笑)
    優里がとにかくバカで超愛らしい女子高生で、すごく素敵でした。

    あのスタンドバイミーの後、
    佐田先生はどうやってトイレから出てきたんだろうか
    誰かがドアをノックしたのか、泣き止んで自ら扉を開けたのか
    帰り道にぼーっと考えてて、まだ考えてます。

  • 満足度★★★★★

    便所最高
    笑えて、でも切なくて…
    高橋くんと、彼を取り巻く人々の無垢な魂たちに震えました。

  • シニカルバカポップ
    ルデコ4という空間を一番活用してるのはMUなんじゃないかと思う。
    ほかの団体が柱やらイントレやらを割と邪魔くさそうに処理するのに対して、MUのやり方はハイセンスだなぁ、と。

    ネタバレBOX

    作品について。
    個人的には「便所~」よりも「JUMON」のほうが好み。
    「便所~」は人物がシンプルでポップ。ポップていうかバカ(笑)。もしかしたらハセガワアユム氏には世界はこういう風に見えているのかもしれない。前に「愛の続き~」の時にも思ったけど、「もっと考えようぜ」とか「本質を視ようぜ」みたいなメッセージに見えたんだよなぁ。反面教師的な何か。バカとかポップとか照れ隠しなのかもしれないけど、表層にだまされちゃだめだ(笑)。もしくは自分の深読みか(笑)。
    「JUMON」はその逆で、「いい皮肉」を観た気がします。リアリティをちょっとはみ出した突き抜け方は好き。
    相変わらずの好キャスティング。バカな男をちゃんと演じる成川さん、ビッチな女子高生・長岡さん、旦那を取り返しにきた宍戸さんがツボでした。
    女装した小林タクシー氏は反則だと思う(笑)。
  • 満足度★★★

    初見でしたが、
    楽しめたと思います。


    短編2本としてはかなり濃密な内容で、
    満足です。


  • 満足度★★★

    面白かった
    前回公演は全く理解できなかったものの、今回はハセガワさんの宣言通り、分かりやすい作品にしてくれていた。

    あっという間の120分。役者陣も皆素晴らしい。

  • 満足度★★

    印象が薄い
    酷い言い方すると、記憶に残らない芝居だったと思う。
    はじめっから最後まで展開がしっくりこないというか、それぞれの行動が
    突発的で違和感を感じまくり。
    全体的にわざとらしく、不自然だと思った。

    ネタバレBOX

    「JUMON」
    女1人男5人のハーレム屋敷。って歪んだ設定なのに、、、
    これってハーレム屋敷である必要あったんだろうか。
    みんなが盛り上がっているように見えるが動機付けが理解出来ず
    ついて行けなかった。

    「便所の~」
    なんというか、つきつめると、単なる1人の女の浮気の話。
    便所で寝泊まりしたり、落書き屋さんである設定に必要性を感じなかった。
    展開が都合良すぎて興ざめした。
  • 満足度★★★★★

    路地裏のファンタジー
    ハセガワアユムの世界を二本たっぷりと堪能させてもらった。テーマは愛。しかし、ハセガワアユムはその世界をひねりにひねっている。何故ひねるのか?それは安っぽくしたくないから。

    トイレの中でのラブシーン、そして、ラストシーン、佐々木なふみが便器に想い出を捨てて、泣くシーン。美しくてとても哀しい。

  • 20090531千秋楽
    拝見しました。
    実は、初見でした。

    こまごました観想は、追ってまた。

    ネタバレBOX

    個人的には、2本目の「便所・・」の方がより楽しめた。

    ハンバーガーでいうところのバンズ(表現の方法)とミート(モチーフ)のバランスだと思う。
    「便所・・」はそのバランスが良く、ポップさが演者ともよくマッチしていて、整合性に突飛さはあるけど「そんなもんなんぼのもんじゃい!」と思わせてくれる効能が十分あり、最後までわくわくと美味しく楽しむことができた。

    「JUMON」は、個人的には、ハーレム側も、被害者の会側も、登場人物を終始傍観してしまい、それがニヤニヤとした傍観ではなく、ちょっとおいていかれてしまった感じだった。

    あえて、どちらかのグループに視点の重点を置かない、という構成だとは思うのだけど、その分、演技なり、エピソードなり、で「自分にも起こるかも」という細かい共感なり、覗き見しているようなリアリティが欲しかった。
    佐々木なふみさんにだけは、不思議なリアリティを感じたのだが、他の人物にはどうも感じることができなかった。

    事件を描くことには達しているが、人物(人間)を描くところに達するには、何かが足りなかったのかも。
    人間を描くために事件があるのではなく、事件を描く為に人間が出てくるように感じてしまったのだと思う。
    こういうモチーフなら、もっと人間を見たい。
    60分以下だからこその俯瞰性はあるが、思い切って長編化というのも手段かと思った。

    どちらの作品もジャンプ力のあるモチーフで、作者のアンテナとセンスの冴えはしっかり感じられた。
    だが、モチーフにジャンプ力がある時ほど、戯曲、演出、演技、などの方法論とのバランスが強く影響すると感じた。

    笑いのとり方については、どちらの作品も不思議なくらい同じ感覚で作られていると感じたので、そこを一種の生まれついたカラーとしてとらえるならば、個人的には「便所・・」方向の方法論の方が、作者のセンスを今後より生かすやり方なのではないか、と感じた。

    あくまで個人的には、ですが。

    上記全て、完全に個人の趣味を前提にフォーカスしています。
    生意気をたくさん、申し訳ない。

    指摘していることは、自分自身への課題となって、今後自分の首を真綿のように絞めることになるであろうと思います。

    でも、あゆむ君が、レビューを重視している姿勢には、とても伝わるものがあったので、真面目に書こうと思って書きました。
  • 20090530
    、ン、)ノ

  • みた。
    ルデコなのに観やすかったです。
    えー、チラシ◎
    次回に期待。

  • 満足度★★★

    うん、よかった。
    『JUMON(反転)』
    扱っているテーマが面白く、濃く、目に見えないダイナミックさを感じる。
    しかし、どうも何か物足りない。もっとガツンと一撃欲しいと思うのは欲張りだろうか。
    芝居全体がわりかしさらっとした演技で進むのでとても観やすいのだが、「愛」という何かがぼやけてしまっているようにも思える。
    被害者の会会長(小林タクシー)が異様な存在感を放っていて引きつけられた。

    『便所の落書き屋さん』
    これまた脚本の発想がとんでる。役者もうまい。
    ただ、その先にある何かをもっと観たい。
    せっかくこういう作品だから、「恋」の、何か塊みたいなものをガシッと観たい。
    舞台全体が一つの塊になって体当たりしてくるような何かを。
    便所の落書きとか、非常に面白いエネルギーをもってると思うのでそこらへんをもっと観てみたかった気も。
    落書き屋の先輩(小林タクシー)の、ゆるさの中にある確固たる存在感が魅力的。そこにいるだけで舞台が引き締まる。

  • 満足度★★★

    セルフプロデュースの妙
    MUはとにかくセルフプロデュースが秀でています。
    「新しいバンド組みました」というのも目を引くし、演劇村以外へも訴えかけるだけの戦略を練り上げられていて感心します。

    でも、今回の短編2作は、正直なところそうやって間口を広げてアピールして入ってきた人たちをひきつけるだけの作品ではなかったような気がして惜しかったです。
    セリフなどはセンスが良くて、洒落が効いてて良いし、モチーフも面白いのだけど。。。

    ネタバレBOX

    「JUMON(反転)」は前回上演も見てます。
    前回は「ボーカル以外全パート募集中」の人が変人として終始一貫していたと思ったし、それを演じた平間美貴さんがちょっととぼけた感じの変な人を好演してました。
    だけど、今回男性にしたせいか分からないけど、出だしだけ変人で、その後は一番の常識人になっていてせっかくの設定が生かせていなかった気がします。
    ハーレムの主も女性になって粘着性が増したというか、病的な感じが出すぎていて押しが強かったです。
    男女を逆転させてしまうと作品自体の印象ががらりと変わってしまうのですね。


    「便所の落書き屋さん」は落書き屋という面白いモチーフを見つけて、それをどう広げるのかワクワクしていたのだけど、途中から別に落書き屋でなくても良いただの三角関係の話になってしまって、凄く勿体ないと感じました。
    この話と「JUMON」での佐々木なふみさんの演技というか、演出というか、存在感が同じだったのも勿体なかったです。
    佐々木なふみさんの演技はとても良かったのです。
    でも、それが浮いてしまっていたのが残念。


    せっかくセルフプロデュースでポップでライトなイメージを作り出しているのに、話が分かりづらいので損をしているかな。
    これは作家としての戯曲のまとまりが良くなかったように思います。
    演出ももっとライトな演出の方が、作り出したイメージには合っていると感じます。

    全体通して小林タクシーさんのコメディーチックな存在が光ってました。
    小林タクシーさんくらいの、やりすぎっていうくらい分かりやすくふざけて良いのではないかな、と思います。

    でも、MUにはどうしても次回も期待させられてしまう何かがあるのでした。
  • 満足度★★★

    短編とは思えない
    『JUMON(反転)』
    ありそうで実際にはないお話なんだけど、ストーリーの中に
    相反するキーワードが見え隠れして見えるのが面白い。
    純愛/打算 独占/共有 妄想/現実 生/死
    最後までどちらが正解とは投げかけてこない。
    これは投げかけではなく、問いかけなのかなと思わされる。

    『便所の落書き屋さん』
    こちらは難解。 もう一度反芻しながら考えよう。
    考えすぎるから難解なのか?


    どちらも短編とは思わせない充実ぶりの2本でした!

  • 満足度★★★★★

    (o^。^o)スキデス
    最近自分が注目している役者陣が多数客演されているので、初めて拝見しました。観て納得です。まったく押し付けがましい芝居ではないのに、非常にさらりと、深く、濃い、メッセージ、主張、既成概念への疑問、問題提起のようなものをたくさん受け取りました。
    5/30(土)13:00の回は、客席にも注目の役者さん達が多数。注目度の高さを再確認しました。今後、外せない団体になりそうです。5/31(日)は、当日チケットに並び、もう一度拝見しました。良かったです!

  • 満足度★★★★★

    胸が痛くて死にそう。
    『便所の落書き屋さん』、パンキッシュかつコミカルな舞台から浮き彫りになる人間の愛とエロス、その夥しいリアルに過去の恋愛を思い出し、帰り道に絶叫したくなりました。あんなに壮絶な芝居を紡げるハセガワアユムさんが怖いです。

    ネタバレBOX

    ・「責任を取ることが恋愛」。この言葉にグサグサ。他にも、胸の奥底を抉り出されるような痛い言葉のオンパレード。女だったら泣くよね絶対。

    ・『JUMON』信子が出てくるまでが長いんだけど、その間にハーレムの主たる信子への興味をすんごいそそられたり、嫉妬したり。果てに出てきた信子役の佐々木なふみさんの圧倒的な魔性に感服。

    ・空のペットボトルでとはいえ、あれほど本気で女の子が殴られるお芝居を観たのは初めて。いい意味でどうかしてると思うw

    ・セットが前回の「死んだ赤鬼」とほぼ一緒でしたが、今まで見たルデコのお芝居の中ではアートとして秀逸。照明効果もスタイリッシュで素敵な空間でした☆
  • 満足度★★★

    初見です。
    「便所の~」が面白かった。清水那保さんカワイイ! 小林タクシーさんの声を聞くと「エリクシールの味わい」が甦ります。 時々聞こえる電車の音が気になった。

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