悪趣味 公演情報 悪趣味」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-20件 / 45件中
  • 満足度★★★★★

    まさに「悪趣味」♪
    「柿喰う客」を観るのは今回が初めて。噂には聞いていたけどとにかく凄いの一言!スケールがスゴイ!そしてムチャクチャで遊び満載!とにかく面白かった。
    終盤かなり失速気味だったけど、それまでのたたみかけるようなテンポの良い展開は、観ていて非常に小気味良かった。かなり笑えたけど盛りだくさんすぎてちょっと食傷気味だっかかなぁ。でもちょっとした小ネタなんかも細部(小道具とか衣装)までしっかり作りこんでいてとても感心させられた。

    ネタバレBOX

    舞台美術とボタン丸(?)の棒読みセリフ、そして場内アナウンス(?)が個人的にはツボだった♪
  • 満足度★★★★★

    もう、なんつうか、アレなんすよアレ
    つうか、ストーリーとか、もうどーでもよくって、投げた球は全部拾うわけでもなく、一見悪趣味に、いろんなトコやコトを広げたりしているけど、ま、なんつうか、アレなんすよ。
    デスってやつ? ブラックってやつ?

    っていうか、イイカゲンってやつっすかね。
    っていうか、コントロール抜群なんすよね、そのイイ加減さってやつがぁ。

    ネタバレBOX

    注意事項の場内アナウンスからふざけているだ、これが。
    ああ、この世界なんだと確認しても、しょっぱなのハイテンションには、少し疲れた。
    けど、人間っていうのは、環境に順応しやすいから、あっと言う間にこの世界に違和感なくとけ込めた。

    とにかく、お下品というかなんと言うか。
    つまり、単に内容や台詞が下品というわけではなく(いやいやもちろん下品っぽい台詞もあるんだけど)、台詞を言わせるのに、わざと誰でも知ってるような下世話な歌にしてみたり、スベることを約束した幕間コント的なものを入れてみたり、話を脇道に逸らせて主人公に「本編のほうへ」などとメタなこと言わせてみたり、休憩を入れてみたり、「それからどうした」なんていう、話の腰を折るような合いの手を入れてみたりと、その様、見せ方が実にお下品なのだ。
    とにかく面白がっているだけで、まるで「なんすか? っていうか、品とか関係ないんすよ、こっちは」と言ってるよう。
    そこが狙い。笑わせようとしているだけでなく、状況を楽しんでいる感じ。

    見事にコントロールされている下品さで、観客を手玉にとる。
    役者も真剣にお下品で美しくもある。
    しかも、観客との共犯感覚の造成中。

    ボー読みの台詞、中腰でいつも力んで言う台詞、ストーリーにまったく関係ないキャラクター。
    どれをとってもけたたましく、楽しい。

    家族愛的な背骨がある舞台なのだが、お下品さの延長にそれがあるバランスがいい。ただし、本気で家族愛がテーマなんだと納得したら誰かの思う壷なのかもしれないのだが。

    どうにかするとバカバカしさを突き抜けて、相乗効果、シナジー効果で笑いと悪趣味とがクライマックスに向けて増長していくものだが、これは違う。あえて増長させない。あえて? そう、あ・え・て。

    なんつうか・・・
    そう、メタルだね、デスメタルというか、今回はブラックメタル。
    最後に大盛り上がりなんてないデスメタル。
    どこかおしゃれなNWOBHMとは違うメタルだ。
    ただし、B級、下手すればC級メタル。

    泥臭く、悪魔を讃え、デス声でがなる。
    デス声だと観客に台詞が聞き取れないので、聞こえる程度に声を張り上げる。

    デスなんて歌詞が聞き取れず、聞き取れたとしてもたいしたこと言ってるわけではなく(たぶん・想像の域)、音の暴力、リフの気持ち良さに身を任せるのみ(たぶん)。

    柿喰う客もそんなデスメタルな集団で、今回はブラックメタル増量中。

    デスの歌詞だって、聞き取れないとは言え、何でもいいようで何でもいいわけではない。テイストが大切なのだ。
    だから、舞台の中に詰め込まれているのは、どーでもいいようなことなのだが、それの個々のテイストは非常に大切。

    そのテイストが、観客がヘッドバンギングするに値すると思えば、頭を激しく振ればいいだけで、そう感じなかったら、そこを去ればいいということなのだろう。
    感性とは違う、波長のようなもの。
    数多くのデスメタルバンドがある中で、あれだけは「ネ申」というバンドがいる代わりに、「クズ」というバンドもある。でもそれは個人個人の感覚なので、一般的なものではない。まったくそれを真逆に感じる人もいるのだ。

    この舞台には、ギターソロやドラムソロ、ブレークや休符みたいなものもあったりしつつ、適度な音圧も感じる。それは単に音が大きいということではない、メタル的な精神(そんなものがあるとすれば、なのだが)が込められている。

    だから、やっぱ、アレなんすよ、デスなんすよ、たぶんですけどぉ。

    でも、個人的には、重〜い、うんと重〜い、ドームメタルな柿喰う客も観たい気もするんすよねぇ。
  • 満足度★★★★★

    流石
    中屋敷の時代。

  • 満足度★★★★★

    1年ぶり本公演
    1年待ちました。
    でも、そんなに待った気はしないです。
    その間に個人の活動がそれぞれ目覚しかったから。

    で、1年ぶりの本公演を楽しみにして友人を誘って見に行ってきました。
    初めて柿を見た友人も興奮するエンターテイメント大作でした!
    去年同じ会場で「サバンナの掟」を見たときから、目覚しい成長を遂げてますね。
    去年は空間を埋めきれなかったけど、今回は空間が密度濃く活かされていました。

    ネタバレBOX

    間にたまに入るアドリブかどうか分からない個人の一発芸やネタは、相変わらず入ってくると演劇のペースが止まる。
    けど、力の入りすぎた役者と舞台上を緩和させる役割があって、あれはあれで好きです。

    ジェイソンの意味のなさや七味さんの無駄遣いなんかが、客の期待を裏読みして外させてくれて、教授と思っていた男が実はキツネの息子だったり、等のドンデン返しな展開が続くクライマックスまで全く飽きる隙がないまま疾走します。

    今小劇場でここまでエンターテイメントを完成させている団体はそう多くはないでしょう。
    柿はよくつかこうへいと比較されるけど、この舞台を見て劇団☆新感線が浮かびました。
    それくらい充実したエンターテイメント作品でした!


    会場で売っていた「真説・多い日も安心」DVDを買って家で見ました。
    柿のスケールはDVDでは伝わりづらいけど、あの公演も見ていたので脳内補完しながら。
    で、見終わって思ったのは、1年前のこの時点で既に柿のスタイルは完成されてるな、ということでした。

    ただ、今回は個人の小ネタが多かったかな?
    自分的には今回の役者さんの小ネタはちょっと多すぎて展開を滞らせてしまっていたと感じました。
    というか、グダグダになる場面が多すぎでした。
    でも、柿に出てる役者さんたちって本当に楽しそうで好感もてます!
  • 満足度★★★★★

    楽しみました
    柿の芝居は「恋人としては無理」に続いて2回目。
    今回は都合で2回目の『乱』しか見れなかったのだが充分面白かったし
    柿のまるで流動生命体のような魅力や力を改めてまざまざと見せつけられた気がする。
    音響,照明ともにスピード感のある舞台を盛り上げていた。
    役者陣もすごい。役を入れ替えてもきっとどちらも楽しめるはず。
    なかでも七味嬢,なんだかどんどん面白く深く広くなっていってるよう。
    これからも目が離せない。

  • 満足度★★★★★

    異世界感と二重構造の面白さ!
     楽にぎりぎり間に合い、観させていただいたが後悔した。この芝居はまず初日に観なければいけなかった。多分初日に観ていたら、三回くらは見に来ていただろう。脚本・演出・役者・スタッフと、三拍子も四拍子も揃った名作だ。

     最近等身大の芝居をする劇団が多い中で、この劇団ははっきりと異形の世界を描いている。その描く世界観がとても魅力的だ。そしてこの劇団の凄さはその異形の世界を描きながら、ところどころで現実世界に戻り、これはお芝居ですよということを観客に認識させる。

     その二重構造が作品をさらに混沌とさせ、魅力的なものにしている。お見事だ。

  • 満足度★★★★★

    柿の中で一位
    ビビプロ・野元準也が遂に柿にっ?!という期待感を抱きつつ、まずは悪趣味な「乱」から観劇しました。
    乱の主役〇〇(これって公表しちゃいけないみたいなので)が圧倒的に存在感があって爆発して素晴らしかった。ああ、こういうこと出来る役者さんなんだ…と思いつつ、本番では「河童」って…そのギャップもすごい。ていうか彼に河童をやらせた中屋敷さんがすごいのかな。その1点だけでも乱を見たかいがありました。あと、村長は最高!!出てくるだけで笑いが止まらなかった!!あ~天才!!
    あと、席がよかった。ど真ん中のどセンターだったので、舞台全部が見渡せて素晴らしかったです。(とってくれた野元君に感謝)
    本チキも、「筋知ってるけどどうせ2回見たくなる芝居だし」と思って見ました。やっぱり面白かった。こちらはコロさんの存在感…顔の細かな表情が最前列で見られて本当に良かった。柿のコロさんは、やっぱりいい!!
    言いたいことはまだまだありますが、とにかく良かった!!
    こういうの、本当にすごいなあ。

  • 満足度★★★★★

    今までの柿で一番すき
    いやぁもう大満足です。

    あれ…なんか書くことがなくなりました。
    意外なほどすっきり面白かったのです。
    ストーリーを途中で投げ出すこともなく(笑)。
    合唱で大団円に持ってくこともなく(笑)。
    ところどころ差し込まれる無関係なネタもちょうどいい割合。
    あ、玉置さんが脱がなかったのが物足りなかったですけども。

  • 満足度★★★★★

    初柿喰う客。超B級アダルトXオカルトXサスペンス!!勢い、悪ノリ、ギャグ、コント、アドリブ、てんこ盛り!
    初めて見る劇団「柿喰う客」です。
    Jホラー好きとして、今回の「悪趣味」の
    チラシの「怖さ」不気味さに惹かれての鑑賞。

    まず舞台上は、村はずれのさびれた神社の鳥居、
    井戸、などいかにも怖い。
    そしてお客入れ時のBGMも、悲鳴、足音、赤ん坊の
    泣き声などおどろおどろしい効果音で開演前から
    雰囲気満点。
    開演前のアナウンスも電波が乱れて途切れるという
    念の入れよう。
    チラシのイメージもあって結構普通の芝居か?
    と思いきや…。

    始まると、役者はみなハイテンションで客席に
    向かって叫ぶ、キャラクターの演技も衣装も
    デフォルメされている、ギャグや下ネタも時々交えて。

    そして、休憩なしと言いながら、突然前編の終了、
    数秒の休憩時間、再開するとミニコントコーナー…
    なるほどこういう劇団だったか!
    ある意味私の「小劇団」のイメージです。

    村の狐伝説を調べにきた学者と女子大生、
    男優が女装した自殺願望OL、
    ナタをふりまわす女子高生、時々発作を起こす
    不気味な母親と家族たち、
    ゾンビの村長、「車椅子のコスプレ」の長老老婆、
    ジェイソン風、メガネのメイド、ゲイの家庭教師、
    飼い犬、河童…出演俳優は26人。
    ホラー的なあらゆる要素をぶち込んだごった煮状態は、
    多少ありがちな遊びが目立たなくもないですが…。

    私のツボは、片桐はづき嬢。
    ぼたん丸が実にキュート。
    あの棒演技と、せりふとびリピートに大受けでした。

    演劇集団キャラメルボックスの渡邊安理さんの客演にびっくり。
    普段と違う面を楽しみました。

    最後に代表の挨拶、
    「ひたすら自分たちの好きなことだけをやるので、
    好きなお客さんは観に来てください」という
    言葉には納得。
    スタンスがはっきりしていて気持ちいい。(^^)

    シリアスなホラー劇も観たくなりました。
    思いっきり怖いやつ。

    「柿喰う客」の次回公演も観たくなりました。

  • 満足度★★★★★

    ファンになりました。
    初めて拝見させて頂きましたが、面白いですねー。人気があるのにも大納得です。

    「こんな装置で役者一杯出てこられるのか?」なーんて開演前にした余計な心配はどこへやら。むしろ、今まで観たトラムのどんな芝居よりも舞台が広く見えました。お見事。

    演出・俳優・スタッフワーク、どれをとってもクオリティが高く、息があってる!こんなにぶっ飛んだ内容なのに、必要以上に不快感を感じさせないのは、その完成度のなせる技でしょうか?

    全配役シャッフルの「乱痴気」でしたっけ?かなりふざけた企画なのに、これならかなり魅力ある見せ物になりそう。時間が許せば是非足を運びたいです。

    個人的に終盤の展開にもうひとスパイス欲しかったのと、「昔のがもっと面白かった」なんて声を耳にしたのが、次回公演でのさらなる満足感への期待になります。

    おそらく行けないとは思いますが三重でもがんばって欲しいです(笑)。

    あ、素敵な俳優陣の中、深谷さんと玉置さんのお二人が特に魅力的に感じました。

  • 満足度★★★★★

    すごい!!!
    1年ぶりの柿喰う客公演。ただただすごくてうまく言葉にできない!スピードあふれる展開に感動!

    ネタバレBOX

    とにかく舞台美術がすごい。これを観れただけでも価値がある♪
    キャラ的にはカッパ役の須貝さんが面白かった!ファミリーも出てきて、かなり笑わせてもらった。個人的には震江役七味まゆ味さんの出番がいつもよりは少なかったのが残念。あんなにかわいい女子大生なのに…。
  • 満足度★★★★

    おもしろかった!!
    スピード感とかパワーとか、なんかとにもかくにもすんごいエネルギーの塊の舞台でした!!!

    かっぱさんの「ざっぶーん」?「ざっぱーん」?がいっとき、観た者同士の間で流行語になりました(笑)

    死にたい願望の役の方、パワフルでこれまたツボでした!!

    できれば配役表は最初に欲しかったかなぁ・・・写真入りで♪

  • 満足度★★★★

    乱痴気っっ!!!
    公演期間中2ステージだけの全キャストシャッフルという暴挙(笑)、初日を観ながら&観た後に「この人はあの役かな」「この役はあの人かな」などいくつかしていた予想はことごとく外れ、しかし「そう来ましたか!?」「そのテがあったか!」な面白さアリ…っちゅうか「うわっ、ヤラれたぁ!」の方が正直だな。
    で、本来のキャスト(以下「本来版」と表記:内部では「ホンチキ」と呼称されている模様)と比べて反則気味(笑)なものから逆におとなしくなったものまで振れ幅が大きく、その意味で本来版は無難にまとめた(←あくまで比較論)感じ?
    リスカへの「ブス!」発言とかカッパの棲家が「箱庭」とかにちょっと無理がある一方、狩奈なんか「柿200%」と言おうか「普段より長く回しております」状態で面白く(本来版は柿150%くらい?もちろんハマっていて面白い:念のため)、さらに没ネタをとりいれたりムチャ振りが少なからずあったり(ゆえに5分長い)するのも楽しい。
    初日に「乱痴気のキャスト、また変えよう」などという発言も聞こえたので、恒例のアフタートークで訊いてみたら、配役は8月下旬に発表したものの、その後台本もちょくちょく変わり、本来版の稽古にほぼかかりきりとなり、結局乱痴気は通し稽古1回だけだったとのこと。が、各自が本来版キャストへのダメ出しを自分のものとして吸収していたこともあり、その通しでほぼオッケーだったというのはスゴい。
    しかも実際のステージも完成度が高く、1回だけ出のタイミングがズレた程度。でも、そのハプニングもまた乱痴気ならではというか、ある意味お祭り騒ぎ的な公演として十分にアリでしょ、みたいな…(笑) え、優しすぎだって?

  • 満足度★★★★

    濃い
    あまり暴れない、濃い内容の作品でした。満足満足。

  • 満足度★★★★

    乱痴気に見るサービス精神
    本編に続いて乱痴気を観劇した。
    本編の席が最前列だったため、舞台全体を観ようと
    当日は後方の席に座った。
    本編を一度観てストーリーは理解している
    分、役者の演技に集中できた。
    趣旨はまったく異なるが、これほど配役が違うと、
    宝塚の新人公演を観る気分に似ている。
    役が変わるとまったく違う一面を見せる人もいて、
    これはこれで楽しい。
    Wキャストのようでもあり、役者にも勉強になり、
    ファンサービスにもなっている。

    ネタバレBOX

    アフタートークといい、この乱痴気といい、
    「開かれた劇団」を志向する中屋敷氏の
    遊び心とサービス精神を感じる。
    本編同様、配役表を終演後に配布しているのも
    ミソ。
    本編とは演じる俳優の性別を替えたため、役によっては
    歌舞伎の「天地会」のように、似合わないところをあえて楽しむ面もある
    一方、本役とはまったく異なる芝居で印象に残る役者もいる。
    本編の相手役を入れ替えた配役も楽しい。
    その中では、本編ではマネキン風の女子大生を演じている七味の村長に味があり、巧いと思った。
    片桐は、ぼたん丸と同一人物とは思えぬ
    チャーミングな女子大生ぶり。
    この数カ月で片桐は小劇場女優として大きく成長したと思う。
    本編より星の数が1つ多いのは、演技の差ではなく、
    単純に楽しめた度合いの差によるものです。
  • 満足度★★★★

    最高に悪趣味

    初見でしたが、あまりの悪趣味さにぞくぞくしました。

    ネタバレBOX


    開始前に流れるBGM, 諸注意のアナウンスから手の込んだ演出だな~ と思い期待が高まりました。
    オープニングが最高にカッコ良くて、一気にひきこまれました。
    この一瞬は、ひきこまれたという表現では生易しいくらい、洗脳に近い強いインパクトでした。

    ネタが 演出が いちいち悪趣味で悪趣味で面白くて最高で、

    特にリスカが井戸に消えるとき、マリオの効果音が流れた所はめちゃくちゃ面白かったです。公演中に客席から拍手がおこるのを初めて見ました。


    PPTでフルエのホクロの話について「敢えて回収していないネタ」と話していたのもすごく印象的でした。

    勢いのある展開の裏側には緻密な計算があったのかということと
    それを さも、自分の好みでやっちゃった~ みたいなノリで語る中屋敷さんに
    なんだか、ただならぬ物を感じました。




    早く次も観たいなぁ。
  • 満足度★★★★

    年甲斐もなく
    久々に、芝居を観て心ときめきました。
    初見でしたが、これからも楽しみに寄せて頂きます。

  • 満足度★★★★


    舞台装置から早くも引き込まれ。たくさん笑いました。素晴らしいです。

  • 満足度★★★★

    柿らしいが、らしくない??
    本公演が久しぶりだったからか、なんかいつにも増して投げっぱなしが多いし&脇にそれる感じを受けましたね。
    まあ、要するにいつもの柿喰う客じゃないような感じを受けました(笑)

    でもそうは言っても柿は柿、役者陣の腹をくくった演技(笑)は健在です。

    9/7 乱痴気バージョン観劇。
    ストーリを知ってるからか、非常に面白く感じる。
    役者陣も違和感なく、まるでこちらが本当のオリジナルキャストのように感じます(笑)

    本痴気(オリジナルキャストはこう呼ばれてるらしいです)バージョンを観た方は乱痴気バージョン観ておいて損は無し。いや観ておかないと後悔ですぞ。

    ネタバレBOX

    須貝英が、箱庭との台詞を言う度笑ってしまうし(笑)、片桐はづきは子役であり、しかも台詞棒読みに聞こえる演技は、演じるの相当辛いだろうなと思うが、それを演じきるのは素晴らしい。
    梨澤慧似子のぶっ飛びメイドも非常にポイント高し(笑)
  • 満足度★★★★

    まずは本来版
    後から振り返ると古典的な、どころかベタと言っても過言ではない和風ホラーで、たとえば「見つかった**が実は…」なんてのも常套手段なのに、あの独特の「柿節」とでも言うべき台詞回しとスピード感、リズム(ひと括りにして言えば「グルーヴ感」とか?(笑))にグイグイ引っ張られてそんなところまで思いを巡らせている余裕がない、的な。
    しかも、「乱痴気」公演ではどの役を誰が演るんだろうなんて余計なことまで考えてしまうのでなおさら…。(すっかり術中にハマっていたワケだ)
    また、スプラッタ系ホラー映画であればクライマックスになるであろう「大惨劇」を見せずにその直前でとどめ、すべての発端となったシーンをかぶせてから惨劇後(らしい)の様子で締めくくるのも演劇的で◎。

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