モダンダンスを観る心構えで
ひょっとこ2本目観劇。
休憩ナシ2時間30分は、役者も観客も疲れ気味。
後半、役者は噛みまくるし、観客も5名退席。
持ち味のダンスを強化して、ストレートプレイは圧縮したらどうか。
美術の色使いのセンスは
相変わらず素晴らしい。
どうせなら、
もっと“はてしなく”長い物語にしてしまえばよかったのに!(笑)
なんかね、ひたすらギターソロの連続な感じもあったので、さらに丁寧に時間をかけて登場人物たちを描いてもらって、そのむこうに全員の音が重なって生まれるメロディーを聴きたいなあ、と思ったんですよね~
あと、演出的な高さも欲しかった! 路上の話だからというのもあるのだろうけど、ちょっと地面に縛られすぎな印象も。舞台上方にあった美術の階段を、チョウソンハが歩くとことか観たかった…。
世界観には息を呑むけれど
高揚と停滞のバックグラウンドにあるものを見つめる視点には
優れたものを感じました。
しかし、単発的な躍動感を感じるシーンや
惹き込まれる想いはあっても
それらのつながり具合が鈍いというか
エンジンが掛かりきれないような感じがあって。
美しい場面や秀逸な演技もけっこうあるのですが
その世界観に耐え得る表現という観点からすると
さらに緻密なお芝居が求められているようにも感じました