ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】 公演情報 ミネオラ・ツインズ【1月25日~28日公演中止】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    久々のスパイラルホールと八嶋と小泉、初見の大原であったが、
    大原が良いホルモンを出してたと思う。
    二役をこなすのは苦労しただろうし、舞台上でも苦戦してるのは見えたが
    八嶋や小泉、黒子役の男性二人が良いサポートをしていた。

    舞台そのものはテーマからして、ハッピーエンドにはしにくいのだが
    それでも前に向かって動かねばならない運命に正面から取り組もうとする意志を
    強く感じた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/01/22 (土) 18:00

    2度目の観劇だが、戯曲を買ってみると、かなり深い作品だと分かる。面白い。90分。
     主要な6人の登場人物は3人で各2役で演じることが戯曲で指定されていることが分かった。主人公のマーラとマイラは1人の人物の両面を描いているように見え、そのことが1人2役で演じるという形になったのか。2人の息子のケニーとベンも八島智人が2役で演じるが、これも正反対のキャラクター。今回は「夢」という場面が2人の和解を求める心を描いているように思え、2役を演じることで「同じ人間だ」と言っているようでもあった。もっと考えていくと、いろいろと解釈できる作品だと思う。さらに使用する劇中曲も「同時代の女性シンガーの曲」を使うことなども指定されていて、それなりに腑に落ちる選曲だと思った。特にオープニングとエンディングの Gloria Gayner "I Will Survive" はピッタリだと思う。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    藤田俊太郎演出舞台を観るチャンスが「やっと来た」とチケット購入。最初のチャンスは一昨年春の「VIOLET」だったがコロナで流れ、次なる「NINE」は配信で鑑賞できたが相見えた実感には遠かった。今回は間近でミュージカルや大舞台でない小劇場演劇を藤田演出で観れるてのも興味をそそる所。
    一言で印象を言えば、ワイルドな演出だった。ワイルディッシュな、というのではなく、作りそのものがザラっとした感触で、一見不親切でぶっきらぼうに見えるが、何らかの合理性には則っているような、という感じ。第一には戯曲の作りに依るのだろうが、見た目も大きい。両面客席に挟まれた演技スペースは台状で、俳優は両サイドの段を上がって登場するが、この台の表面が見た目に場末のダンスホールの床面みたく美しくなく、これは「狙いか?」、とも思うが「汚し」というには作為的な美がない(大舞台に慣れてると床表面の肌触りまで客席から見える事に注意が及ばないのかも?と思ったり)。また台の上部には、そう高くない天井に接する感じで両側から見える映写板が据えられ、場面のタイトル、年代等を表示するのだが(同じ文字の裏と表が二列並んで見えるので表裏が透けているらしい)、意図的なのかよく分からない場末感を「舞台上に」でなく「舞台そのものとして」作っているので変な感じを覚える。どこから持ってきたんだろう?海外経験のあるという藤田氏が見て来たイメージそのままを反映しているのかも・・?(こんな文字数使う程の事っちゃないが。。)
    もしや少しだけ遅れて見始めた事で、会話の意味が耳になじまない間にそんな所に目が行ってしまったのかも。
    ただ、ドラマを追う内に、戦後アメリカ史をある特異な角度で縦走するワイルドさに馴染んでくる。例えるのも変だが「イージーライダー」に登場する彼らを今思い出した(内容は全然違うが)。まあ舞台全体が放つ何か「異文化」的なものの正体を見ようとしたがいまいちうまく行かず。また考えてみる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ニューヨーク郊外のミネオラ生まれの双子の女児・マーナとマーラ(大原櫻子・二役)が1950年代から二十世紀後半に辿るアメリカの歳月を女性の視点から描いた世紀末アメリカ演劇の代表作と言う。初めて見る作者だ。双子の女児の相手役の男〈50年代〉女性(90年代)を小泉今日子(二役)、二人の子供を(八嶋智人・二役)が演じる。「6幕のシーン、4場の夢の場、さらに最低6個の鬘を使ったコメディ」と副題が振ってあって、上演は、アメリカでの公演の形式を踏襲しているようだ。
    ホールの中央に横長の舞台を置き両側に客席。裸舞台の上は若干の椅子と長方形の棺桶型の移動可能な箱があって、それを二人の黒子の男が移動させながら舞台は進む。演出の藤田俊太郎がよく使う移動舞台の形である。客席は約三百。
    社会の中で女性が変革を遂げていく一種の年代記で、二十世紀後半の保守政権の色彩が濃いアイゼンハワー、ニクソン、ブッシュの三つの時代が「シーン」で描かれる。主人公の双子は十代、三十代、五十代である。それぞれの時代の女性の在り方が「いい」とされたマーラ、「悪い」とされたマイラを大原櫻子が二役で演じる。その鏡となる社会の人物を男女とりまぜ、小泉今日子が演じる。二人の子供(実子と養子)を八嶋智人。コメディと言うが風刺劇的な面白さを狙っているので舞台の上の事件も、いい子も悪い子も極端で右か左か、その相手となる方は振り回される。しかしそれでも時代は進んでいき、双子は歳を重ねていく。
    俳優ではあまり舞台を観たことのない大原櫻子が両極端の二役を衣装、鬘を早変わりで快演。男、女、さらにレズビアンの相手役と、性を縦断する小泉今日子、14歳の男の子をブレずに演じた八嶋智人が抑えになって、コント集を超えた90分の舞台になっている。
    前世紀の間に女性と社会の関係が、生活倫理も社会における地位も大きく変わったのはアメリカだけでなく、世界どこでもある程度は共通することなので、そこはよくわかる。しかし芝居としての面白さとなると、多分、アメリカで暮らした人でないとよく味わえないのではないか。「ミネオラ」というだけで、NY郊外の空気がつかめるなら、この芝居おおいに楽しめ笑えるに違いない。その点では、これは全くアメリカの地域演劇である。今年早々に見た俳優座のアメリカの芝居「カミノヒダリテ」が、これまた一人の俳優が二つの相反するキャラクターを演じる芝居だったので、アメリカの人たちも、自分たちの中にある「分断」をもう笑ってしまうしかないところまで来ているのではないかと思ってしまう。しかしそれは、また我が国の近未来図なのかもしれない。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    大原櫻子は60年代以降どんどん良くなり、八嶋智人と黒子的に活躍する男優陣2人の動きのキレもお見事。選曲も面白かった。

    ネタバレBOX

    久々にチケットをちゃんとモギれない受付に当たってカチンときたのと、開演前に運営のお願い無視で喋りまくる困った客に囲まれてしまい、少々げんなり。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2022/01/08 (土) 18:00

    予想以上に面白く観せてもらった。観るべし!。90分。
     全く性格が逆の双子の姉妹の、1955年,1969年,1989年の出来事を、大原櫻子が一人二役で演じる。戯曲に指定と思われるカツラが6つ舞台上にあるところからスタートし、2人の3時代での6場で構成。サブに小泉今日子と八島智人、さらに、お洒落な場面転換を担当する王下貴司・斉藤悠の2人が出る。大原の熱演は素晴らしいのだが、何よりも戯曲が強烈な社会的メッセージを発する。フェミニズムの文脈で語られそうでもあるが、もっと普遍的な人間のあり方に迫っていると思う。作者とほぼ同世代の私にとっては興味深いキーワードがいくつか出てくるのだが、それを越えて楽しめる作品だと思う。小泉と八島も2役を演じてて、どこまでが戯曲の指定なのか知りたくなって、戯曲を買う気満々だったのだが、あまりの良さに興奮して買い忘れて帰って来てしまった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    敬虔で保守的なマーラと奔放で進歩的なマイラ。外見はそっくりだが、中身は真逆の双子の姉妹の、戦後40年近くの仲違いの歴史と、深奥の絆を描く。保守と進歩、マッチョと寛容、ストレートとLGBT等々のアメリカの分裂を二人に寓意した芝居である。

    大原櫻子の下着姿も晒した一人二役を体当たり演技で頑張っていた。小泉今日子はマーラの若い恋人のジムと、中年のマイラのパートナー・サラを演じていたが、キョンキョンらしくもうすこしはじけたいところ。八嶋智人は、二人の子供役で14歳を演じる。いずれも実年齢とは関係ないのだが、八嶋智人はさすがに、マリファナに飛びつく場面とか、笑いをよんでいた。

    ネタバレBOX

    同じアメリカの二つの顔を、一人二役で示すのだが、それは頭で考えて掴むところ。一人二役なので、マーラとマイラが二人同時に舞台上に立てないのは最大の制約。そのため、二人がぶつかるシーンがない。それが一番物足りないところだった。
    マイラのいる全米家族計画の事務所を、中絶反対派のマーラが爆破するクライマックスは、さすがにドキドキしたが、その後のサラとマイラのベッドの中のエンディングが弱かった。

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