扉座版 二代目はクリスチャン ―ALL YOU NEED IS PASSION― 公演情報 扉座版 二代目はクリスチャン ―ALL YOU NEED IS PASSION―」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    破天荒なキャラクターや展開を勢いで押し通すつかさん流の熱さに加え多くの台詞やモチーフでもオマージュを捧げつつ、同時にしっかり扉座の芝居になってるのが面白い。怒涛のパッションでキメていく終盤には有無を言わさぬ吸引力があった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    よかったよ。石田ひかり、かっこいい、かわいい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ヤクザの神竜組を率いる亡き組長の愛妻石田ひかりと、喜寿を迎えた!木村伝兵衛(岡森諦)元部長警部(現運転免許証更新センター相談役!)を軸に、決め台詞に彩られたつか版歌舞伎ともいうべき2時間。まず第一に音の芝居。つか芝居に音楽は決定的だったというように、キメ場面では、カッコいい曲がジャンジャーンとはじまる。次いで効果音。蹴り、殴る音、チャンバラの刀の音がいい。そして七五調に近い、カッコいいセリフの数々。石田ひかりはさすがの人気女優らしく、派手な感情表現はせず、抑えた演技で、そのかっこいいセリフを話すことに集中していた。ジャージ姿、シスター姿、そしてラストの襲名の艶やかな真っ赤な着物姿と、衣装も見事だった。
    神竜一家と警視庁の刀を持った斬り合いのクライマックスは忠臣蔵のようだった。その意味でもかぶきを彷彿とさせる舞台である。

    物語はあるのだが、筋を追うよりも、その場その場の台詞のぶつけ合いがかっこいい。ヤクザの仁義を切る所作指導の砂田桃子に、伝兵衛に引退を迫る熊田留吉ジュニア(新原武)。法務大臣逮捕という花道の提案に、伝兵衛は「公文書偽造なんて、そんな魂のこもってない犯罪で俺の花道にできるか」と拒む。組員の恋人は、愛の証に自ら指を詰める。組員もそれぞれ見せ場があって、シスター今日子をしたった少年の日思い出や、俺の血を体に入れてくれた組長への恩義、今日子に本当は恋していた秘めた想いの告白も。

    皆が、格好よさを競う中、しのぎのために原発廃炉作業で1000ミリシーベルトを浴びて、次第に弱っていくボケのカン太(野田翔太)が地味に笑いと悲しみを醸していた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    設定だけを借りた、ほぼ新作といっていい作品。そういえば、石田ひかりの舞台を観るのもあの『飛龍伝』以来だった。

    ネタバレBOX

    夜の部で観た方がよかったかなあと思うシーンもあるのだが、昼の部の方がいいよなあというシーンもあり、もう1回観ようか迷うところ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ネタバレ

    ネタバレBOX

    扉座の『二代目はクリスチャン』を観劇。

    故・つかこうへいの生の芝居を体感したいなら『扉座』と言われているが、ここ数年でつか作品を連発している。
    つかこうへい自身はこの戯曲を一度しか公演していないようだ。

    元シスター今日子は刑務所から出所してみると亡夫の神流組はほぼ壊滅状態だという。組員たちも組を解散するつもりだが、今日子は組の立て直しを決意するのであった…。

    概ねのあらすじだが、横内謙介は原作を借りただけでほぼ新作を作ってきたようだ。
    暴対法によりヤクザたちのシノギが無くなり、原発危険作業員、老人介護など人がやりたがらない職業で金を稼いでいる。ヤクザと戦う事が警察の生き様だと言い切る警察側はヤクザの覇気のなさに憤りを感じ、ヤクザ復活にあの木村伝兵衛が登場する。この辺りは学生運動が鎮火し、活躍の場を失ってしまった機動隊員の哀愁を描いた『初級革命講座』にそっくりだ。
    つかこうへいの描く弱者の目線は在日韓国人、オリンピック補欠選手と様々だが、今作の弱者は落ちぶれたヤクザだ。その弱者を通して国家への批判を声を大にしているのは勿論の事だ。
    今作をただの再演にしているのではなく、つかこうへいのエッセンスを上手く取り入れ、時事ネタ、木村伝兵衛、熊田留吉の息子までが登場してしまうとはつかファンにはたまらない。それに今日子役は『飛龍伝』のヒロインの石田ひかりだ。更に木村伝兵衛の最期まで描いてしまうとは…。
    つかこうへいを堪能した事があるファンには堪らない作品になっている。
    そんな方のみにお勧めしたい作品である。


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