ちーちゃな世界 公演情報 ちーちゃな世界」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-16件 / 16件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    東京から5~6時間かかる田舎のペンションに訳ありらしき客が訪れて……な物語。人物それぞれに「過去を背負って」いる中、ペンションの主人が常に前向き・ポジティブなのが好ましい。ただ、結末はやや強引と感じた。
    なお、「世界は今夜も回ってる」(作:門肇、2001年)を想起。

  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    前回映像で初観劇し、今回も映像で拝見。面白く観た。ペンションに集った人々が中庭的な場所で接触し、来歴を知ったりする。本折最強ひとし演じるオーナーとその妻(後藤飛鳥)が独特な風味を放ちながら背景画のように存在するが、記憶が長く持たない障害を持つ妻と日々付き合うオーナーがどこまでも「悲観」を遠ざける人で、最後に全てを失った状況でその存在感が浮上する。「まあ、大丈夫ですよ」。この言葉との認知的不協和を解消するかのような、予期せぬラストが唐突に訪れる。願望のこめられた結末がリアリティを踏み越えても成立する部類、にんまりという奴。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    プラスなこととマイナスなことが交錯しあって、
    でも、主人公の前向きな言葉に救われた気がします。
    多少、ツッコミどころもありますが、良かったです!

    ネタバレBOX

    たぶん、主人公の奥さんは認知症だと思われ、
    まだ現在では治療法がないので、進行を遅らせる事くらいしかなく、
    リベンジポルノも、ネット上から完全に消し去るのもほぼ難しく、
    結局、悲しいかな、どちらも受け容れざるおえない状況で、
    解決策というか、たどり着ける答えが、主人公の考え方なのでしょうね⁉︎
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いや~、面白い!
    観てきたコメントの多さと高評価も納得です。

    ネタバレBOX

    なるほど、東京から離れることで東京が見えるということか。

    エンディングだけは納得できなかったのはですけどね。
    店の金を持ち出す→競馬につつぎ込む→たまたま勝って、大金をオーナーに。
    ハッピー・エンディングみたいになっているけど。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    手堅く面白い。
    青春事情といえば都会における悲喜こもごもを描くのが巧い!というイメージがあり、今回、田舎町というのが意外だったけれど、拝見してみれば東京からやって来た登場人物がめちゃ多い(笑)

    都会の喧騒から逃れてとはいうけれど、結局人は人から逃れられるわけもなく、
    ましてや小さなペンション(まさにちーちゃな世界)では一人一人の人となりが自然と浮彫りとなって、舞台としてもピッタリな状況を作り出していたのでした。

    リモートワークやネット通販等々、都会と田舎の意味が曖昧になってきている妙味、
    そんな現在を生きる情報バランスや世知辛ささえもことごとく面白味や可笑し味へと昇華させていく魅力たっぷりな時間。
    喫煙所問題さえ何とも面白い。
    気楽に旅行できないご時世ではありますが、劇場一体でちょっとしたペンション気分、田舎町での悲喜こもごもを存分に楽しめる公演でした。

    ゴジゲンで独特強烈キャラな本折最強さとしさんが、また違った濃ゆさでもってペンションオーナー役を好演されていたのも新鮮。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いい話だなー。どこに居ようと、何をしようと、幸せかどうかは自分の気持ちしだい。少し辛辣なところもよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    すごく前向き。よかったです。元気をもらいました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ペンションの庭の舞台セットが素敵でした。
    東京から田舎へ行ったみなさんがUターンではなく、Iターンなのがなんとなく納得。
    自分の幸せは自分で決めると言う言葉が良かったです。

    ネタバレBOX

    最後まではっきりとは語られませんでしたが、おそらく何らかの病を抱えた奥さんの失敗を責めたり怒ったりせずに、あくまでも優しく寄り添うペンションのご主人の優しさが素晴らしい。
    ラスト、競馬に勝てたから良かったけど、負けたらどうしたんだよ!と突っ込みつつ、安心したら泣けてしまいました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    令和時代の新感覚な人情劇…面白い!
    都市と地方での暮らしの悲喜交々、そこにみる人の感情を笑いとホロ苦さをもって描いた物語。この公演、37年前の「北の国から」(倉本聰氏)に発想を得たらしいが、昭和時代の泣き笑いで感情を揺さぶる人情劇とはひと味違って、カラッとして前向きな力強さ、そんな青春事情版の人情劇を創り上げた。見事。

    (上演時間1時間30分) 2021.10.29追記

    ネタバレBOX

    東京から5~6時間かかる地方のペンション・BENが舞台。舞台美術がオシャレで菱組み竹垣に木々が絡まり、自然豊かな風景を思わせる。上手が出入口、下手がペンションの外テラスでテーブルと椅子が置かれている。また照明ー日中の暖色、夜の暗さにランプが灯り静寂な雰囲気が漂う、そんな情緒も感じられる。
    このペンションは、オーナー・ベン(本折最強さとしサン)と妻・愛美(後藤飛鳥サン)が営んでいる。愛美は最後まで病名が明かされなかったが、(若年性)認知症のようだ。

    梗概…
     第1に、東京から何となく訳ありの若い女性・吉川(板本こっこサン)が数日の間滞在する。第2に、最近、東京からIT会社の社長・堂嶋(加賀美秀明サン)が引っ越してきて、地元の若い女性・泉(大山麗希サン)と都会と地方(田舎)の便利・不便の会話。2つの話をさりげなく交錯させ、今の社会状況の一端を垣間見せる。
    吉川は中学教師(英語)、元カレにリベンジポルノとして恥辱な写真をネット上に流され、学校に居づらくなって休職中。心のケアとして自分のことが知られない場所を求めてやってきた。が、ペンションに宿泊(児童文学作家ー内海詩野サン、編集者ー伊藤圭太サン)または出入りしている堂嶋や泉たちが興味本位で検索したところ…。黒歴史というかデジタルタトゥーは消すに消せない心痛。
     第2の都邑の便利・不便について、堂嶋と泉の比較論のような会話が面白い。例として、洋服の購入ー泉は店で選び試着して気に入った物を買いたい。堂嶋曰く、ネット通販でカタログを見て購入できる。サイズも記載されており、返品も可能だと説明。都会の洒落た喫茶店でコーヒーを飲みたい。これに対しても喫茶店で本を読んだりコーヒーを飲むのはどこでも出来る。何となく泉が押し込まれているようだ。が、ラストに逆転のオチが仕組まれているところが愉快。

    「北の国から」に、「買い物はパソコンで出来るようになる。」「サラリーマンは会社に行かなくてもパソコンで自宅で仕事が出来る」という台詞があったらしいが、物語ではコロナ禍の今、まさにその内容を盛り込んでおり鋭い。社長のドライな発想は、一見合理的であるが、何となく人間味に欠ける。泉によれば、すでに地元の人達の間では悪い評判が立っているという。ネットではなく狭い田舎町ながらのリアルな悪評は怖い。

    吉川にしても地方に来れば知られないと思っているが、逆に関心を持たれてしまいネット検索という現代・利便性の罠に掛かる。東京という地方出身者が多く、関心がなければ知らん顔という、都会ジャングルに居たほうが安全かもしれない。便利であるがゆえの不便というか不都合が姿を変え絡み合ってくる。チラシにある、過ちによって全てを失い、東京にいられなくなった人、全てを手に入れ、東京にいる必要がなくなった人、は2つの物語。いや、このペンションで働いているシェフ・小見山(ナカムラユーキサン)も居られなくなった人。ギャンブル狂で破綻したが、ベンさんに助けられた。が、売上金と共に本人も姿を消して…。

    この公演は個性豊かな人々の善意溢れる物語、終始一貫その雰囲気で描き切った。愛美の不始末によってペンションが全焼してもベンさんは泣き言ではなく前向きな発言。幸せは、自分の気持の持ちよう次第だ。吉川のデジタルタトゥーについて、当初 堂嶋はドライな発言(こうなることの想像力が足りない)も、削除してくれそうな会社を紹介する。吉川に対するオーナーの必死な慰め、小見山の持ち逃げを疑うこともせず、敢えて観客の心情を揺さぶらず淡々と時に熱く描く。そこにブレのない令和時代というか青春事情版の人情劇を観た。
    最後に、タピオカ店(大野ユウジサン)が持ってきたタピオカを堂嶋が飲んで、「美味い!」は、ネット情報だけで実際飲んでいないから、本当の味が分からないというオチ。全てが明るみになってしまう情報(ネット)社会への皮肉、便利・不便に多少の差はあるが、都会も田舎もそれぞれの良し悪しの暮らしがある。それがチラシのボヤカシと箱庭のような絵柄かなぁ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    これだけ何度も自然と笑いがこみ上げてくる芝居に出会えたのは久しぶりだ。日常で出会いそうな人々や場面が生き生きと描かれているからだろう。登場人物の配置や配役も絶妙でした。これぞ小劇場の醍醐味を味わえる作品!。

    ネタバレBOX

    寓話のようなラストにはちょっとびっくりしたが、いやこの作品にはピッタリだなと納得。後藤飛鳥さんを舞台で拝見するのは十数年ぶりでしたが相変わらず魅力的な女優さんでした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    人の優しさにほっこりする良い芝居でした♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白くて少し切ないけど凄く楽しくて優しい舞台でした。
    最後どうなっていくのかはわからないけど皆いい人なので幸せになってくれるといいなぁ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    東京から離れたド田舎で繰り広げられる悲喜劇
    都会の重力に絡め取られて疲れた人・喧騒に心をすり減らした人におすすめ
    牧歌的舞台の中に、便利すぎるがゆえの都会の冷たさとそれから逃れられない人間の性と苦しみを描く
    救いを求めている人はこの舞台を見ると良い
    救われるか否かは、あなたの心次第 とにかく見るべきだ

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    地方出身、田舎の悪口ネットワークがイヤなのと、都会への憧れ(でも東京はごみごみしているのと、家賃バカ高いのでイヤ)で神奈川県に住んでる人間です。
    出てくる登場人物の持つ性格、それぞれに共感する部分があったなぁという感じでした。
    本当にいい作品でした。ありがとうございました😊

    ネタバレBOX

    IT社長「タピオカなんてどこで飲んでも同じ」→言いたい事はなんとなくわかる。ここのセリフだけ切り抜くと真意が伝わらなくなってしまうが。
    そういう自分はタピオカが世の中で流行ってた頃、ファミマで売ったのしか飲んだ事ないけど。専門店のタピオカの美味しさ度合いはわからないが。
    終盤。IT社長「このタピオカ、うっま!!!」
    →→なんでも決めつけや先入観で終始させるのではなく、
    自分の五感で体感しないとわからないことはたくさんあるよなー
    と思えて、何気に大事なセリフのように自分には思えた。

    ネガティブ系のデジタルタトゥーについて。
    →ネットやケータイがなかった時代は、一人旅にでも出れば、本当の意味で「一人になれる」から、ある意味幸せだった時代かもしれないなーって思った。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    素晴らしい。ささくれ立った脳髄が不思議と癒される。何か甲本ヒロトの事を考えてしまった。ヒロトのブルーハーツ時代の名言、「幸せとはなるものじゃなく、それを感じる事が出来る心を手に入れることなんだ」。宗教家か?と思う程のカリスマ性。全国の救いを求めた少年少女達の熱量を処理し切れずにバンドは解散した。

    満員の観客は劇団への信頼に満ちている。舞台は東京から5~6時間掛かる片田舎のペンション。そこに居るのはちょっと失礼な人懐っこいオーナー、物忘れのひどい奥さん、ヘビースモーカーの料理人、毒舌のIT社長、書けない児童文学者etc.···。そして東京から訪れる闇を抱えた女性。まあ有りがちな人情喜劇と思わせつつ、かなり人間世界の深い所まで思索した上で刃を切り込んでいる。この手の話は諸刃の剣で、作劇に嘘があると観客は敏感に察知して拒否反応を起こす。今作は安易なカタルシスで逃げなかった点も素晴らしい。
    凄まじく残酷な世界にうんざりしながらも生きていかざるを得ない人々が、どうにか“想像力のカプセル”を飲み込んで立ち向かっていくような喜劇。いい事ばかりじゃないけど、悪い事ばかりでもない。気の滅入ってる人にお勧め。

    ネタバレBOX

    IT社長役加賀美秀明氏は毒舌の山寺宏一的なキャラで、皆に嫌われるが発言は一貫して筋が通っている。物語を上手に掻き回す。
    作・演出の大野ユウジ氏はタピオカ屋としてチョイ役で終わったのが残念。もう少しラストに仕掛けが欲しかった。(自分は『ささやかだけれど、役にたつこと』のケーキ屋のようなものを想像していた)。
    若年性アルツハイマーの奥さん役、後藤飛鳥さんは本物か?と思わせる凄さ。「彼女を肝として泣かせに入るんだろうなあ」とのミスリードが上手い。
    スランプの児童文学作家役内海(うつみ)詩野さんは流石。出ただけで場の空気が変わった。
    リベンジポルノによって現実世界から居場所を奪われた中学教師役、板本こっこさんも巧い。無意識に巨乳をわざと強調する着こなし等は秀逸。
    ギャンブル狂の料理人、ナカムラユーキ氏はやたらリアル。ラスト、持ち逃げしたように見せた金をギャンブルで何十倍にして持ち帰ってみせるお伽話。「すみませんでした」と泣きながら土下座してから、金をバラ撒いても良かった。

    主演の本折(もとおり)最強さとし氏の見せ場であるクライマックス、恥辱の写真を不特定多数に半永久的に流されて苦しむ被害者の女性を何とか励ます。このシーンがイマイチで、ここで観客全員を泣かせて欲しかった。皆ボロボロ泣いている情景で、ペンション全焼と云うのが正しいオチだった。

    タイトルとチラシがつまらなそうで勿体無い。

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