丘の上、ねむのき産婦人科 公演情報 丘の上、ねむのき産婦人科」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-20件 / 22件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    #丘の上、ねむのき産婦人科
    #DULL-COLORED POP
    #ダルカラ
    #A通常版
    B男女入れ替え版を観てからの観劇となり、期待以上の効果がB版によってもたらされたのではないかと思う。特筆すべきは #李そじん さん。最も客席の共感を呼ぶ二人の話のように思う。西洋のように子どもを預けて夫婦も大人の時間を楽しむ…というスタイルは馴染まない日本の一般的な家庭の悩み。ユーモアを織り交ぜながら、大人の楽しみを削って子どもに合わせなければならない未来を想定する。子ども優先を良しとし、そこへ導いたのに…遠い目をする妻の微かに滲む憂いに胸がギュ~ッとなった。頬をつたう一筋のソレが予想外のタイミングで胸を突かれた。寄り添っているようで妻の不安に気付けず、妻との時間を大切にしているようで検診から流れた時間に気付けない #東谷英人 さん演じる夫。この夫がダメなのではなく、多くの日本の男性がそうであろうということこそが胸を痛める。客席の笑いと涙が一番多かった二人。李そじんさんの瞳の雄弁さに今作でも心奪われた。

    #岸田研二 さんがイイ。出過ぎない存在感。それでいて、困惑や葛藤がクッキリと浮かび上がる。今後も観続けたい俳優さん。

    驚きは #倉橋愛実 さん。福島三部作の1961再演時で出会った彼女。ハスキーなのに張りのある通る声が好きな「女の子」だった。それが見事に艶やかなオンナとしてそこにいて…惚れ惚れ。ジーンズの脚のなんと美しいことか。彼女が仕掛けた地獄の入口。その奥の景色はどんなことになっているだろう。背筋が凍る気持ちがした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    #丘の上、ねむのき産婦人科
    #DULL-COLORED POP
    #ダルカラ
    #B男女入れ替え版
    ABを2回ずつ購入したので、本当はAから観たかったけれど逆から。
    福島三部作に続いて、よく取材(資料等を含め)されて書かれた作品で、妊娠出産にまつわるさまざまなケースが提示される。「なるほどなぁ」や「そうだよなぁ」が積み上がる。
    産婦人科の待合室の悲喜こもごも。いろんな男女がそれぞれの事情を抱えてそこにいる。それぞれの表情がそれを映し出す。
    この男女入れ替え版は、やはり意図せずとも何かがデフォルメされてしまうのではなかろうか。もしかすると、単純に、男女を入れ替える演劇があまり好きではないからそう感じてしまうのかもしれないけれど。ただ、この取り組みはむしろ、男女を入れ替えないバージョンに活きてくるのではないかと期待する。カップル双方の台詞、逆の立場の感情を考え演じてみたからこそ掴める何かがあって、それが自分の性による感情表現に変化をもたらせると期待する。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2021/08/28 (土)

    価格4,330円

    28日18時開演、男女役柄逆転のBプロを拝見(120分、途中休憩無し)。

    終演後の万雷の拍手が作品の高評価を物語っている、と理解は出来るんですが…
    一人ぐらい、ひねくれ者がいてもいいかなぁっと。

    妊娠・育児と仕事との兼ね合い、パートナ相互の理解不足、出産に対する地方の因習、不妊治療…等々と、テーマ毎に取材された内容を作劇に活かした、8場の舞台(「二場」は上演時カット)は、それぞれに興味深く、作者の冷静かつ優しい視線が伝わって来る佳作揃いだと思いました。
    ただ、テーマ毎に細分化し過ぎたかなぁ? 同じ味つけの料理を8品続けて出されてもなぁ…
    率直に言うと、「六場」を終えたあたりで、内容に飽きが来ました。
    あくまで主観的な感想ですが、5~6場ぐらいにまとめて供された方が、私には有難かったかなぁと帰路、思った次第です。

    【追記】
    観劇の前に、とある方の、かなりシビアな流産の経験談を知ってしまったので、舞台上の出来事が”絵空事”に感じられてしまったのも、高評価をつけるのを憚られた原因かもしれません。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/08/22 (日) 13:00

    Bバージョンを観劇。
    男女入れ替えたキャストにより、より性差を感じる事が出来ましたが、私はAバージョンの方がストレートに響きました。
    自分の中の固定観念を意識した気付きになった気がします。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/08/23 (月) 19:00

    125分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Aキャストを観劇。産婦人科にいる様々な事情を抱えている人達の外からでは分からない苦労や辛さが良く出ていてあっという間の2時間でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    客観性ある内容を役者が熱演で体現する力作。
    公演の魅力は書籍や映像資料だけではなく、実際に約30名弱の経産婦や夫婦へのインタビューを行い、収集したエピソードを再編集して演劇化しているから、説得・納得感に力がある。もちろん描かれた7場(2場は上演時に削除)だけではなく、端的に言えば人の誕生(出産)数だけドラマがある。それを演劇化することは出来ない、というか不可能であろう。だからこそ、取材等を通してある程度類型化が出来そうな場面を描いている。公演は出産の観点で描いているが、生があれば死も表裏のような関係にある。当日パンフに作・演出の谷賢一氏が「生の背景に一体どんな思いと考えがあったのか」と書いているが、むしろ描かれなかったが、流産・死産といった悲しみを経験する場合もある。それゆえ、その不安を乗り越えた先の喜び、無事に産まれた安堵が倍加して描くことも出来ると思うが…。
    (上演時間2時間)【Aチーム=男女の性別のままの普通版】

    ネタバレBOX

    舞台美術はシンプルで、上手・下手側に椅子が並べられ、7つの場面に応じて移動させ情況や情景を表現する。後景は照明効果を利かせるためガラス仕様の壁面を幾つか組み込み、彩光の美しさを強調する。また各場の上演前に状況を説明する字幕が映し出され、物語の概観(プロフィール等)を示すので、結婚前カップル、もしくは夫婦の心情が何となく解る。

    物語は7場面あるが、その中で2つの場面について。
    1つ目は、若いカップルが出産に対する不安や悩み(どちらかと言えば出産費用、今後の生活といった経済面)といった、生まれるが前提の話。
    2つ目は、不妊治療に時間や経済的な負担を感じている夫婦(本作は女性側が対象)。産めないが前提の話。
    どちらも切実な問題意識であるが、その悩みの前提になる事が違う。その違い夫々で悩む過程が実にリアル。もちろん、取材等で得たエピソードが基になっているだろうが、舞台化すれば間接的な話(客観的)。それを役者が対象者の不安、悩みを受け止め、リアルにその人物像を立ち上げていたからこそ取材等が生きてくる。役者陣の熱演、全体のバランスが良かった。

    公演で演じられた場面…出産(流産、死産等含む)や不妊治療は、人の数だけドラマがある。演劇によって、ここで描かれた体験はもちろん、これから経験するであろう人の想像力の馳せる範囲まで広がる。その意味では考えさせる内容だ。
    観終わってみれば、脚本・演出・演技そして舞台美術の総合力を十分発揮した力作だ、と思う。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    内容も詰まっていて、良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    演者もストーリーもいいっ!見応えのある舞台でした。ありがとうございます。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「妊娠・出産」をテーマに、病院のロビーで待つ男女の物語。産婦人科医に訪ねてくる様々なカップルの実像を追っています。後方の壁を使い、カップルの経歴が最初に映し出され、2人の関係が分かり易く説明されます。その後の2人の会話で、現代社会の問題点があぶり出されるのです。今日はAキャスト。物語が素直に分かりました。でも、ここまで掘り下げて展開する「妊娠・出産」の演劇、作者の力量を感じました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Aキャストを観劇しました。
    産婦人科に集う、様々なカップルの内情を描いた作品でしたが、とても観応えがありました。
    皆、周りには分からないであろう、それぞれの事情や悩みがあり、それぞれ興味深かったです。
    現在、過去、未来の子供の授かり方についても考えさせられる内容でした。
    役者さん達の熱い演技に、どんどん惹き込まれ、あっという間の2時間でした。面白かったです!

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    普通に男女が性別同じく演じるVerを観劇しました

    出産は古来この国では忌むべきもので
    出産用の小屋作っては使用後に壊してたとか・・・・
    タイトルの医院さんはセリフ上で出てきてー
    舞台上で様々なカップルが
    それぞれの事情を語り演じてゆく120分の作品

    舞台の後ろをスクリーンにして
    いろいろと投影してたのが自分気に入りました(^ー^)

    アンケートとかはQRコードで
    ネット上にて~という仕様でした

    ほぼ満席で
    客層の男女比は~やや男性が多そうに思えたっす

    ネタバレBOX

    一応A.D.2021を舞台にしての話ですかな
    でも’70年代のベビーブームの出産模様とかもあり
    なかなか掘り込みが深い作品作りに脱帽デス
    1クラス45人で1学年が13クラスとかー
    今の世代の学生さんたちは想像できないかなぁ・・・
    他にー当時は人口減少を目指す政策検討とかもあったとかー

    AD2071の話を落ちにしてくれて
    拙者のSF心も射止められたっす(^ー^)

    集団でいきなり産気づくとか
    =まぁ潮の満ち引きも関係するらしいし
    納得の情報シーンでしたー

    男性との付き合いは初めてなのに
    中絶経験があって・・・下種実母の連れた再婚相手が屑で・・・
    とか・・・・思い話も交えつつも
    なかなか笑わせるシーンもあり
    作品進行のリズム感とか配置が上手に思えたっす

    男性の精子は作り続けて新鮮なものだけど・・・
    女性の卵子は減少&経年劣化もしてゆくらしい・・って
    リアルでも そう感じる セリフは強かったデス
    ワタクシ事ではあるが
    母方の祖母は病弱になってゆき
    子供は年若い方から亡くなってって・・・
    初期ロットの方々は=堅牢に年を重ねてるんだよねぇ・・・
    生き残る力が強いというか・・なんと言うか
     で なんか卵子話は納得できたデス

    ・・・汗か雨か
    入場時の検温でエラー起こしたデス

    100分で名著を褒めるセリフがあったんだが
    今時期の 戦争は女の顔を・・・も
    女性の話でもあり少し今作にも掠るかな~と
    ・・・#2での赤ちゃんを的に・・上に放り投げろ・って話は
    実話な証言な分 すっごい衝撃だったさ・・・・・
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    男性キャストが女性役、女性キャストが男性役を演じるBキャスト版を拝見。思っていたよりもすんなりと入り込めたのは、もちろん役者陣の技量もあるだろうが、産婦人科という場よりも、各夫婦やカップルの事情が主体だからか。とはいえ、単なるオムニバスではなく、各エピソードが対比できるような形にもなっていて、自分の子供のときはどうだったかなと改めて考えさせられた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2021/08/17 (火) 14:00

    妊娠や出産の前の夫婦や恋人が複数登場することで、世の中を多角的に見ている作品。50年前の様子と50年後の様子が加わっていることで、さらに奥行きが増していたと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Aキャストを観劇
    ねむのき産婦人科に集う人々。
    ねむのき産婦人科を舞台に複数の夫婦やカップルのやり取りが同時進行で行われるのかと思っていたら、エピソードごとに場面(各自宅が舞台である事が多い)が分かれていたので非常に観やすかったです。
    描かれるのは7組、ボリューム満点。

    単純に短編が7つ。というのとは違って、こちらのカップルの直面している問題が別の夫婦ではそれとは対極と言える悩みに苦しんでいたりする皮肉さなど相まって微妙に絡み合っていたように思えるし、総括的なラストパートも印象的でした。

    男性は妊娠できないのだから、どうしても女性の気持ち(生理的な事も含めて)が理解できない。というもどかしさに時には笑えたりするもヒリヒリする痛みを感じる方が圧倒的に多くて
    それでもお互い歩み寄ろうとする気持ちが延長線上に・・・
    コロナ禍をひと時忘れて、妊娠をテーマに舞台上で生きる人々の人生に想いを馳せる、そんな時間を頂きました。

    ネタバレBOX

    いくつものエピソードを観ているうちに、格差社会・女性の社会進出などを背景とした「現代」が悩みを生み出していて、やっぱり古き良き昭和の時代が生きやすかったのかなぁと考えたりしていた矢先での7組目夫婦のエピソード。
    一番エグイじゃないか!
    ガツンとやられた気分でした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/08/16 (月) 19:00

    【B】を鑑賞しました。面白かったです。

    ネタバレBOX

    特に二人の会話の場面に引き込まれる事が多かったです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「家族八景」ならぬ「妊娠七景」。フリーターカップルから、中年女医まで7組の夫婦の、それぞれの妊娠の悩みと苦しみ(喜びはあまりない)。30組以上の夫婦を取材したというだけあって、それぞれの話にリアリティーと細部の意外性があって面白かった。

    欲を言えば、「妊娠あるある」から、さらに常識をどこかひっくり返す飛躍がほしい。つわりに苦しんでいた大人しい妻が、実は激しいパンク野郎だったという「ロンドン・コーリング」と、サルトル「出口なし」へのオマージュを絡めた「スプレッドシート」に、男女を縛る「妊娠出産の常識」を爆砕する萌芽を感じた。

    ネタバレBOX

    男女入れ替えの回を見たが、なんかこそばゆいような、ゾワゾワする感じが最後まであった。そこがいいのだろうが。思った以上に、男優が演じる女役の存在感が目立った。ただでさえ、女性が主役の話なのに、それを体の大きい男優がやるから、一層目立つ。女優が演じることで、一層、男の存在の薄さ、しょうもなさを感じた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    DULL-COLORらしからぬハートウォーミングな(他に想像のできぬ)タイトルが、一つの謎掛けである。
    蓋を開ければ・・包摂を旨とする「ねむのき」のイメージそのまま。だが語られるのは「場」ではなく、医師も看護師も登場せず、場を訪れた夫婦(カップル)数組のエピソードが綴られていく。
    「妊婦」という縛りが窮屈に感じない普遍性、「新たな命」といったありきたりな感動のパターンに収めない、不思議な手触りの舞台であった。
    タイトルは「守り」でなく「攻め」。私なりの謎解きだ。

    ネタバレBOX

    男女入れ替えの回であった。当日の谷氏の説明を聞くまでこの趣向を知らず、当日は入れ替え版の初回と聴いて不安が過ぎった。全てカップルの話なので(周辺人物はほぼ女性で、男優が女装で登場という案配)、双方が逆をやるのだが、通常バージョンではこれが入れ替わるのだな、といった想像・想定をしながら見ていた。そう見てしまう時間が長い。という事は、違和感を解消・フォローしようと色んな想像をする余地があるという事。感情移入したり、ナチュラルな「現象」として芝居に見入る観劇にはなり得ない。
    試みの限界について考える意味もあるだろうが、その中で不思議と納得させられる「現象」を見る時間もあった。男優がどうしようもなく男の身体と風貌を持ちながら、女を代弁する尊い使命を感じさせる瞬間である。女が男を代弁する事の方が難易度が高く見えたが、中には身体をニュートラルに、男を代弁して見えた場面もあった(もちろん男一般のイメージでなく特定の人物として)。
    ジェンダーの考察より前に、役者の「演技」の考察へと導かれる。高校生がお婆さんを演じて成立する芝居もある。老優が少年を演じるという事も。性を違えた役を演じる事もそうであるし、動物を演じたり、逆に人形に人格を仮託するという表現は成立する。この謎は、深い。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    Aキャスト観劇
    妊娠・出産をテーマにさまざまなケースをオムニバス形式で見せてくれる。
    私も3人の子を持つのだが、妊娠・出産でこれだけの問題があるのだということをあらためて認識した。

    多分、経験者はどれかに当てはまり、そうだそうだと感動することだろう。
    まだ経験のない人にとっては、おめでたいことのように語られる妊娠・出産が実は現実はこんなにも大変なのだということを知っておくことは意味があると思う。法律的にも、制度的にも、しきたり的にも、そして周囲の対応に関しても、あまりにも見直すべき点が多いことをあらためて教えてもらった。
    考えさせられる作品。

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