廻る座椅子で夢を見る 公演情報 「廻る座椅子で夢を見る」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 5.0
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  • 映像鑑賞

    満足度★★★★★

    「廻る座椅子で夢を見る」螺旋階段第29回公演 online 2021.7.25
     矢張り配信は、実見と異なり臨場感には欠けるが、本が素晴らしい出来であり実見の際には前の席で拝見して居たのに対し、配信ではより俯瞰できるという利点があった。演技自体殆ど板上で行われそのサイズと撮影機材の写角がほぼ一致して居る為、殆ど見切れらしい見切れも無い。本質的なことは、既に実見した方の観て来たに書いた。お読みになりたい方はこちらもご覧頂きたい。

  • 実演鑑賞

    とても良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     べし観る! 華5つ☆ 追記(2021.6.27:02:37)観劇料金も良心的、この作品でこの値段は絶対安い。

    ネタバレBOX

     極めて良く練られた脚本は家族を構成する個々人の個性を深く自然な形で形象化しているが故にフィクションであるにも関わらず、今作のような状況が現実にあれば、現実の方が今作を真似て動いてゆきそうな感さえある。それほど本質的且つリアルな普遍性に到達している。
     誰しもが生きて行かねばならぬ現実を抱え、貨幣経済の中では稼ぐことを強いられているが、どのような職業に就き、どのように稼げるかは個々人の置かれた状況、持っている能力や運・不運、学歴、人脈等によって異なろう。その現実が厳しければ厳しい程その現実を強いられる家族個々人のプレッシャーはいやが上にも増大する。それが村八分社会が現存する日本社会の偽らざる現状である。逃げ場の無いこの現状で個々人が特定され、簡単に拡散されるインターネット社会移行期(今では遠く感じるであろう格差社会を展開するに主体的に関わった現パソナ会長前)の我が国に於けるバブルとその崩壊過程を一般庶民の、即ち中流家庭の仮面と実体を見事に描いた今作は、この時代を知らない或いは本気に向き合わずに済むと思っている若者にも観ておいて欲しい舞台である。この作品がどれれほど深い真実を描いているかいつか解る日がくるであろうからである。無論、時代を実体験した世代にも観て欲しい。今までそれと気付かなかった自分達の姿や選択について深く考えを巡らす契機となるであろうから。舞台美術もこの家族の生きてきた歴史を示すような使い込んだ座椅子が板中央にデンと据えられ物語の歴史的普遍性を今に伝えようとするかのようである。役者陣の演技も深い。単にキャラが立つというより味がある。而も観劇料が実に良心的である。演出もラストシーン等本当にソフィスティケイトされているだけでなく余韻を残す素晴らしいものであった。実はスタンディングオベーションをしようかと思ったほどである。

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