たちきり 公演情報 たちきり」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    前半は落語でその後の演劇がきちんと落語の話に沿っての落ちが面白かったです。
    次の公演も楽しみです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    個人的な話をして申し訳ないが、落語と演劇をハイブリッドする題材を目の当たりにした初体験は高校演劇だった。小ネタで「日大タックル」が披露されていたから、あれは、2018年ごろだろうか。作者兼主演は生徒だった。かなり緊張した面持ちの青年が、落語のマクラを触媒にし、「像」へ立体化させていくのだった。海のものとも山のものともわからぬが、やはり、落語は境界線の芸術である。得体の知れなさは都合がいい。本来的な落語も、お客と共有されていた空間が、たった1秒で江戸に迷い込むことがある。そこでは噺家の意識が時の流れの境界線となっている。しかし、聴く側は、噺家を漫然と「観ている」わけではなく、ごく自然に、その意識の一部を戴いているからだ。「落語を聴いてきた」という言い回しになった。本劇団は境界線の芸術を、試行することを、本領としているのだろう。
    話は脱線するが、演者を幼く感じられた。貶しているのではない。そんじゃそこらの学生劇団より若々しさを帯びており、数年前に鑑賞した高校演劇との点と点が繋がった所以である。男2人だったことも、熱量においてはこの上なく機能していたように思う。

    ネタバレBOX

    一席講じる青年Aを、青年Bが訪ねる。彼らは高校時代、漫才をしていた仲だった。そして、別々の道を歩み、青年Aは落語家になる夢を諦めて就職が内定し、青年Bは刑務所にいた。
    黒い誘惑をけしかける青年Bの、悪びれない様子は、序列を纏っている。そして、これが「かけ合い漫才」となる。しかし、「笑い」のキャリア論を二人で議論するうちに、このような関係性はいともたやすく終幕する。受け身だった青年Aが主題になる。
    ラストシーンを書くのは憚れるが、境界線の芸術を、「メタ」という演劇的手法で今風に言えばアップデートしている。意識の深みにハマってしまった、と、私は言い換える。
  • 面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    落語の腕が上がってますね。落語だけでも十分満足なのですが,それを発展させることでまた広がりを見せてくれる。良い融合でした。コロナさえなければ,もっと多くの人に見てもらいたい舞台。おススメです。次回作にも期待です。

  • 満足度★★★★★

     板中央に高座、無論座布団が一つ。高座の背後にはほぼ一双の屏風。開演前は出の為、上手が少しすぼめてある。さて、真打登場。明転するが、微妙な明度の照明が実に効果的だ。(追記後送)

    ネタバレBOX

    話し手は前回も玄人はだしで上手いと思ったが、今回は更に進化して玄人の域に殆ど達しているように見受けられる。何れにせよ、今後も目の離せない才能だと言わねばなるまい。
     今回は落語の「反魂香」を一席噺した後、客席に座って聴いていたかつての漫才の相方・ジンから声が掛かる。また金の無心である。噺家を目指して修行中のコバタは、今まで貸した金も一切返ってきていないこともあり断るが、務所帰りのジンはしつこく粘る。かつてコンビを組んでいた頃、コバタが話芸で生きていきたいと思ってこの世界の門を叩くに至った程のインパクトを秘めていたジンは、最も大切なことを蔑ろにして来た為にすっかり駄目になっていた。コバタは彼に「男を見せろ」と迫るが。

このページのQRコードです。

拡大