ドップラー 公演情報 ドップラー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-15件 / 15件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    変幻自在、サプライズ満載なストーリー。お伽噺「浦島太郎」、寓話「ウサギとカメ」、神話「パンドラの箱」、アポロ(有人月面着陸)計画等、色々な物語を想起させつつ、破綻と成立の境界を行ったり来たりする危うさ。それがなんとも不思議な魅力を放つ。一級のエンターテイメント作品とまではいかないが、それでも新たな旋風を巻き起こすような予感?がする。
    上演時間2時間(途中休憩10分)

    ネタバレBOX

    上手側に階段を設え、舞台上にあるのはドラム式洗濯機1台のみ。あとは小道具としての弁当箱。大きく空間を確保するのはキャストが走り回る、そのスペースを確保することと同時に、壮大な宇宙空間の演出を意図しているのであろうか。キャストは総じて若く、大声、走り回るといった演技が印象的だ。

    物語は、お伽噺、寓話、神話、さらには世界的な関心事など虚実綯交ぜにし、それぞれのモチーフを断片的に繋ぎ、さらにコント的な場面を挿入し笑いを誘う。一見 無関係なシーンが次々と放り込まれハチャメチャな感じがする。縦横無尽に展開する物語はどう回収し収斂していくのか疑問が残る。にも拘わらず いつの間にか一本の線(本筋)の上にいる。過去と現在もしくは未来という時間の流れ、そこに人間の性格や生き様を上手く絡め、表層的には破綻しそうな話が重なっていく。何故か重層的に展開しているような錯覚に陥る。その訳が分からないマジックワールド的なものが魅力かもしれない。

    題名「ドップラー」は「遅れて共鳴が来る」ということらしい。それを2人の青年(1人は足も生き方も早く、もう1人は鈍く不器用な人生を歩んでいる)の生き方に象徴させる。人生、早いか遅いか(何をもって比較するかは曖昧)の競争ではないといった教訓的なことを、お伽噺や寓話等に準えて描く。

    が、実は本来担うべき人間が、何らかのアクシデントで全うできなく足踏みしている間に、周回遅れで追いついてきた人間が取って代わる。いや そうせざるを得ないという状況に追い込まれる。注目され後に引けない国家的なプロジェクト-宇宙計画。しかし、そこには不整備なロケットへの搭乗という秘密が隠されている。遅れてきた人が衆人環視の中で搭乗せざるを得ない状況に追い込まれる。周りの英雄視扱いとは逆に自己犠牲へ、いつの間にか周りの思惑に踊らされる不条理。物語は、決してジグソーパズルのようにピースがキッチリ収まらないが、そこが伸び代と言える。粗削りだが勢いのある公演、自分は好きである。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    重なり合う物語の断片を繋いでいくのは、躍動する人々の息遣いだ。

    浦島太郎。うさぎと亀。月の上の足跡。お弁当箱。

    積み上げられていく断片がしだいにひとつの出来事を形作っていく。

    クセになりそうな疾走感とそこからにじみ出る切なさ。

    不思議で楽しい時間だった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とにかく熱演、演者の皆さんの気迫、思いとっても伝わりました❗内容も面白かったです。最近あまりお目にかかれないものを見たような気がしました。次回も期待してますね❗

  • 実演鑑賞

    大道具のコインランドリーの大型ドラム式洗濯機と小道具のアルミの弁当箱だけで勝負
    一昔前の「演劇だぞ!」といったシーンの連続
    音楽の使い方は上手かった
    動きやギャグも多く楽しいと言えば楽しいが、あまりにいろんなもの(浦島伝説やらアポロ計画やら)を詰め込みすぎて何かを伝えるには長すぎた
    直前のけが人を上手く使ったのはなかなかのもの
    「辛(から)いと辛(つら)いと幸せは似てる、似てるんだぞー!」には共感出来たが「『めでたしめでたし』と書けばめでたしめでたしに」はならないかな

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    スピード感があり熱量のある舞台でした。正直、ストーリーは不思議な感じで理解出来なかったのですが、所狭しと動き回る役者さん達の姿に目が釘付けでした。特に、汗だくで(汗が飛び散っていました)演じる國松卓さんの姿を観ていたら、感動というか、目頭が熱くなりました。良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    俳優と脚本の技量の高い芝居。宇宙空間と海がクロスしている、あえてのあの時代の小劇場スタイルと受け取った。コメントの多くは昔の小劇場嫌いなのか?いつも観てきたコメントは書かないが、書きたくなった。久々に熱い芝居を見た印象である。こういう芝居もめっきり減ってしまった。年寄りの戯言かもしれないが、身体を張るあえての小劇場スタイルは、劇場と演劇が置かれた今の時期と状況に物申す宣戦布告とも受け取った。演劇の根性と気合いを見せてくれた。一言言うならばユニットなので致し方ない俳優の統一感が惜しい。

    ネタバレBOX

    汗だくの俳優からは根性を感じる。藍染?の服が水?汗?と狙いであろうか。汗染みがでる衣装は避けるはずであり、珍しいので気になった。意図なのか?カオスな世界が飛び回るが、こちとら観慣れているので気にならない。野田と比べると言葉も伏線も軽いが、後半の切なさは秀逸。玄人向けの演劇。國松という俳優の演技が感情輸入しやすいが、私は事業で失敗しているので、副店長に涙した。確かに振り返りたくない過去だが、先に進むならば見てあげたい。
    そして手首につけっぱなしの手錠も気になった。あの謎はオンライン配信で解きたい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    ドラム式洗濯機が舞台に一台、いつしか月着陸船にも見えてくる。ドップラー効果とは、動く音源が近付くにつれ音の高低が変わっていくこと。今回はタイムラグ的な意味に使っているのかも知れない。80年代を熱狂させた小劇場ブームの方法論を敢えて今演る感じなのか?とにかく懐かしい感じと既視感。昔、知り合いに頼まれて付き合いで観た学生演劇は大体こんなだったような。連想ゲームのように思いつきだけを武器に想像力の限界まで跳び跳ねようとする衝動。
    脚の速い太郎といつも周回遅れの亀田の出遭い、宇宙飛行士になって月面着陸を目指す二人の話がクロスオーヴァー。
    キャストが皆絶妙に良かった。汗だくで極真の選手みたいなガタイの國松卓氏。表情が飛び抜けて素晴らしい吉井翔子さんが矢鱈印象に残った。役者一人一人に興味が湧く舞台。

    ネタバレBOX

    休憩なしでもっと凝縮して観たかった。二幕の太郎の不在とそれをどうしても思い出せない亀田の懊悩。一幕目にもう少し伏線を張った方が盛り上がった。
  • 実演鑑賞

    満足度

    めっちゃ久しぶりにゲラと遭遇・・・いつも訳がわからない所で笑う奴・・・♪
    しかも隣にきやがった・・・全く芝居に集中出来ず・・・休憩で退出しました♪
    星は芝居の満足度ではありません・・・劇団には全く責任はありません♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ジェットコースターに乗っているような、心地よいスピード感。きれのよさ。半端ではなかった。全速力で、2時間走り回っている役者さんたち、汗だくになり、必死に演じられていました。2時間息もつかず、私も必死で役者さんたちを追いかけていました。
    迫力ありました。素晴らしかったです。
    ドビュッシー、ベートーベン、ショパンの名曲が演技をさらに盛り上げていました。うっとり!!!
    役者さん全て皆さん、ひとりひとり味があり、素晴らしかったです。
    個人的には、特に、國松卓さんの演技がこころに残り、感動しました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    昭和のコラージュですかね。レトロというか懐かしい感じがしました。

  • 実演鑑賞

    古い、というか懐かしいというか。
    80年代の小劇場みたいな劇をやりたい人たちでしょうか?
    もっというと研究生の卒業公演みたい。
    昔見たとある劇団研究生の卒業公演がこんな感じだったなぁ。
    運動量、台詞量たっぷりです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ひさしぶりの劇場で、久々の観劇でした。客席がいっぱいで、芝居が劇場で観られる楽しさを、満喫しました。ユニットのようですが、劇団のような一体感。難解でしたがコロナの今にこういうお芝居が拝見でき、演劇の力を感じました。

    ネタバレBOX

    言葉と身体が自由に動き回る舞台で、脚本の展開が早く、伏線の回収に気がとられてしまったが、早々にこの現状を楽しめばいい芝居なのだと発見。
    多分、宇宙を目指したアメリカとロシアの話だろう。地球は青かったの言葉から読み取れた。社会に適応できない男の生き様や、嫉妬心から、自分を照らし合わせてしまい、途中息苦しくなる。結局、離れ離れになる二人なのだろうが、それまでのくだらない盛り上がりが俳優たちが楽しんでいて、離れ離れになった後の後悔の足跡に切なさを感じる。
    最後に残された希望が届くところでは、自然と涙が流れた。
    感情を無くしてコインランドリーに居続ける女性の演技が良かった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「デジャブ?」これは、この感じは30年以上前に観た・・・。夢の遊眠社を彷彿とさせました。幾つも重なる物語、舞台狭しと駆け回る登場人物たち。早い台詞回しと飛び散る汗。そして怒涛の果てに最後には胸がいっぱいに・・・はなりませんでした。年取ったから?ちょっとDVD観てみます。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    芝居をハシゴして山手通り側から劇場に到着。「目白駅からの徒歩でない」行き方を前回に続いて開拓して一つ地理に詳しくなった(要町から椎名町まで徒歩ですぐとか..)。
    本日も未知数度95%初お目見えの劇団を風姿花伝にて鑑賞した。チラシ、サイトから想像された「落ち着いた」イメージをひっくり返し、喧噪とスピードと汗の2時間(休憩有)であった。

    ネタバレBOX

    本がとにかく饒舌なのであるが、若い役者達がアクション+高速台詞を緩急ある声調で展開し、(音量は大きく標準速度は高いのに)場面は多彩な表情を見せる。もっとも「物語」の方はある昔話をモチーフに縦横無尽に展開して「回収」の意思を疑う程であるが、破綻と集約の予感の境界を行きながら、台詞一つで世界が変わる奥儀(唐十郎)、走り回る様(野田秀樹)、ギャグの頻度(松尾スズキ)といった若者なりの温故を感じなくもなく。
    題名は「遅れて来る」人の意であるらしいが、とある二人の青年+少女を核に進む話ととりあえず理解できる。二人の内の一方が足も生き方も早いが「ヒーローは遅れてやって来る」を体現、一方はのろく人生に不器用な存在を体現して観客が感情移入しやすいキャラとしてある。だがラストは人物の高ぶる感情に同期する根拠を掴み損ねる。台詞一つで世界を変える技も、結語を導き出すにはより周到な仕込みが必要という事か。あるいは早い展開の中に散らされた伏線をこちらが読めてないのか。。 ただこの集団の特徴である最大化された「動き」(にも関わらず息が上がらない..汗はかいてたが)は秀逸で、ちょいと気になる集団になった。

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