『ブラックアウト』 公演情報 『ブラックアウト』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
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  • 満足度★★★★★

    久しぶりに雑遊に行ったらすぐそばではありますが建物から違っていました。楽屋も広くなって、なんなら舞台の方が密なくらいだそうです。
    私には関係ないアルコール依存症の話と思って見ていましたが、思えば祖父がそうだったのかもしれないと気づきました。

    ネタバレBOX

    苦しみながら少しずつですが回復に向かおうとしているのに、こっそり酒を持ち込んで自分で飲むだけでなく、周りにも飲ませてしまう患者がいて首を絞めてやりたくなりました。
  • 満足度★★★★







    このご時世に演劇をしたことを褒めたい。「自分を自分で」でじゃない。私が、だ。

    しかるに、前説を務めた主演役者(役名・鈴木)がマスク姿だったが、奥まで聞こえるように声を発すると赤ら顔になり、よせばいいのに「換気」と称してグルグル回るものだからぶっ倒れ!?リアルに患者に見えてしまった。

    それはさておき、アルコール依存症を治療する精神科病棟の一部始終と向き合う本作は、「揺れ」を見事に描いている。そこにいるのは特殊な人間たちではない。意志力に欠けるわけではない。ところが、知られていないことに、酒を前にして彼らを苦しめるのが「回復」である。
    どうも依存症というのを「辛くてもやめられない」といったように考えてしまうようだが、現実は違う。依存で落ちた能力だったり感情だったりを「一時的に」取り戻してくれるのだ。だから、薬物などの例をとるまでもなく、依存症は「正常への渇き」がもたらす作用なのである。

    逆にいえば、最も外見からして危ないのは「絶った直後」だ。そして、治るのは一生涯訪れない。この恐怖から来る本能的ストレスと、「一時的に」社会に適応する理性が、依存症をループにする。



    運び込まれた鈴木の人柄は「穏やかなオジさん」だ。酔って暴力をふるうなど、およそ想像つかないくらい、平凡すぎる平凡だ。まぁ、志村けんに似ていることから「変なオジさん」に見えなくもないが(笑)


    患者役の役者が本当のアルコール依存症「だった」らしいが、体験談として語るシーンは渦中にいた者しか吐けない「壮絶さ」であったと思う。まるで統合失調症のようだ。けれど、終わりがないことが依存症の正体だから、しっかり治療して退院した患者が みんなハッピーエンドとなるわけではないだろう。


    「専務」というあだ名で呼ばれていた患者は赤ら顔だったが、長期入院するわりに、腕が日焼けしていた。私は「色白さ」との対比が時間を経過付けてよい、と思ったが、確かにアルコール漬けというか、不可逆的に元には戻れない可能性はあるのかもしれない。


    患者たちは毎朝、看護師が支給する、アルコールと反応して強い発作をもたらす薬を飲まされる。つまり、「不自由の身」だ。手を出せば自滅となる。他人を傷つけているわけではない。犯罪行為をしたわけではない。壊れるのは自分だ。観客との分断がそこにある。

    彼らは究極の弱者である。


    隣の日高屋で瓶ビールを注文した私が真剣に述べることじゃないか、、、


    ※ちなみに 鈴木の過去を掘り起こしてドラマチックしてもいいかな

  • 満足度★★★★

    久しぶりに芝居を観ることができた喜びをしみじみと感じさせてくれる舞台でした。役者さんが皆達者でアルコール依存症のこわさが強烈に伝わってくる。また、この病気を通して患者と家族との関係を描くことによって、一段と濃厚な物語になっている。

  • 実演鑑賞

    再起動

  • 満足度★★★★★

    舞台が始まる前に劇場の感染対策の説明が丁寧で分かりやすく、安心して観劇することができました。
    精神病院のアルコール病棟内という中々重い内容でしたがアル中という病気の怖さを身近に感じ、お酒好きの人にぜひ見てもらいたい良い作品でした。

  • 満足度★★★★

    アルコール依存症について考えさせられました。役者さん達の演技も素晴らしく、飲みたいという欲求に対する葛藤や自己嫌悪等が、とても感じられました。アルコールに依存してしまう(しまった)理由は色々あるかと思いますが、アルコールに限らず、何かに依存してしまう怖さを感じました。良い舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2020/07/19 (日) 13:00

    ストーリーは、重いが、役者さんたちの演技で、心にスムースに入ってくる。
    演出の妙もあり。

  • 満足度★★★★

    思っていたよりシリアスな内容で、明確な決着を付けない終わりかたは、同類の人の同じ闘いが死ぬまで続くことを暗示しているように思える。ところで、雑遊はああなったんですね。

  • 満足度★★★★★

    久しぶりの観劇が この作品で 大当たりです。シビアなはなしだけど すっかりのめり込んで、ホントに良かったです。ありがとうございます。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/07/17 (金) 19:00

     タイトないい芝居だった。アルコール依存症を扱った芝居を観るのは初めてかもしれない。95分。
     アルコール依存症専門病院のある部屋で同居する6人の患者と、その面倒をみる2人の看護師の群像劇。作者自身が依存症だったそうで、時折笑いはおこるものの、リアルな描写はインパクトがある。一応の中心は鈴木(谷仲恵輔)で、エンディングは、こうなってほしい…、と皆が望む形になるのだが、それが本当の終わりなのかと考えさせられる舞台だった。チャリTこと楢原拓の役者ぶりを観るのはかなり久々だが、役者として巧い人なのだなぁと今更ながら思った。
     改装なった雑遊は別の場所に作られ、サイズは少し小さくなったような印象がある。いずれにしても、芝居を観る場所が増える(復活する)ことは嬉しいことだ。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/07/16 (木)

    価格4,000円

    初日の16日19時開演回(100分)を拝見。

    ネタバレBOX

    飲酒時の記憶障害を意味する「ブラックアウト」を冠した本作は、アルコール依存症の患者に更生プログラムを課す専門病棟が舞台。
    飲酒の誘惑に何度も屈しながらも、幸せな人生を過ごしたいと願う、人間の弱さと愛おしさのを描いた100分間は、ノンフィクションでは過酷過ぎる題材に、適度なユーモアと情感を絡ませた、見応えのある作品だった。

    それから、谷仲恵輔さんの前説からの導入部。作品とは別に、(勿論、台本にあるセリフなのだろうが)コロナ禍の渦中にある演劇人の叫びとして受け止めた。公演が流れた多くの演劇人達のことも脳裏に浮かび、ズシンと胸に響くものがあった。

    【配役】
    鈴木(病院に担ぎ込まれた患者。愛称・スズさん。元・不動産会社の営業、他)
    …谷仲恵輔(やなか・けいすけ)さん(『ブレッチリーの啼かない鵞鳥たち』で、その「新劇」的な声で覚えた役者さん。後の『治天ノ君』の「明治天皇」役の他、拝見舞台多数)
    佐藤(患者。愛称・専務。挙式を控えた娘あり)
    …吉田テツタさん(『治天ノ君』の牧野内大臣役)
    渡辺(患者。愛称・ワタさん。母親と二人暮らし?独身?)
    …井内勇希さん(パラドックス定数さんの舞台、『蛇と天秤』しか観たことないもんでぇ…スイマセン!今回がお初の役者さんです)
    山本(患者。愛称・あんちゃん。「失楽園の蛇」のような役回り)
    …吉田雅人さん(役者さんとしてはお初だが、Antikame?作品の演出助手として、お名前を拝見したことのある方)
    高橋(看護師。愛称・はっしー。実は元・依存症患者)
    …小林大輔さん(『夜明け前、私たちは立ち上がる。』の中電社員役など、TOKYOハンバーグの役者さん)
    田中(患者。愛称・棟梁。外出許可を貰い、幼い子供たちに逢えると喜んでいたものの…)
    …今井勝法(いまい・かつのり)さん(本当だったら『まるは食堂』が初見のはずだった役者さん)
    中村(看護師。愛称・エンジェル。シングルマザー。同棲相手が…)
    …前園あかりさん(近年は専らAmmoさんの舞台でだが、最初に拝見したのは、あやめ十八番『肥後系 新水色獅子』)
    伊藤(患者。愛称・ティーチャー。時折、蟻の幻覚が見える)
    …楢原拓(ならはら・たく)さん(劇団チャリT企画の主宰さん)

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