満足度★★★
怖さってなんだろう
脚本・演出ともに素晴らしかったです。怖いって。まじで。
一人で駅まで歩く中で、何度も後ろを振り返ってしまいました。
しっかりしたストーリーならではで、雰囲気とかおどかしとかではない、
本物の人間の中に潜む恐怖を味わいました。
満足度★★★★★
増殖
ホラーに特化していて非常に面白かったです。
論理が破綻していたという指摘もありますが、恐怖だけで私はおなかいっぱいになってしまいました。
増殖していく「先生」の概念が面白い。
音響が危険すぎる。
制作的視点
制作的視点からの評価はとても高いです。三鷹をあのように使うのは実に面白い。ただ、段差が急で最上段は相当高さがあるので、足元周りに枠が欲しかったですね。それだけで観客の不安は全然違うと思います。
満足度★★★
増幅していく不安感ともやもや
後半に向かううち、不安感ともやもや(もちろんいい意味での)が増幅し始め引き込まれて行きましたが、前半のとっつきにくさが少し気になりました。設定が丁寧で細かい分、そこに「心理ホラー」の要素があるのだろうと追いかけようとしてしまったのが一つの原因だと思います。
一個で魅せる力技なホラーではなく、いくつもの種類の「こわさ」を組み合わせて作り上げていく繊細さを感じました。言葉にできないからこそ舞台なのだと思いますが「心理ホラー」というのとは、また違う気もしました。
作品世界を表現するために作られた、「客席を含めた美術」が見事です。三鷹でやることの意味、意思があったと思います。
満足度★★★★★
もう一回観たい!
音のインパクトから始まり、役者の人達が変わっていく姿・ストーリーにどんどん引き込まれていきました!舞台でありながら映画のようでもあり、舞台だからこそ出来る五感を使ったホラーでもあるような。とにかく心理的な恐怖がじわりじわりと広がります。好きな舞台です。
舞台の使い方も面白く、舞台美術も綺麗でした。完全な暗転時にこの装置の中、物音一つさせずに登場するなんて凄いな、と妙な関心をしたりもしました(笑)
中々民俗学(というより折口氏)を知らなければ判らないところもあったのかもしれないのですが、全体を通して息つく暇もなく最後までがっしり観れました。もう一度みて、この妙にひっかかる謎を解き明かしたいところです。DVDがあったら買います!
満足度★★★★
見終わった後もしばらくゾーッとしてました。
面白かったです。先生はどんな人?弟子たちは?と考えさせられていく間にどんどん作品に引き込まれていきました。
劇場から駅まで暗い道を歩いて帰ったということもあり、作品の展開について考えれば考えるほど怖くなってくる作品でした。
満足度★★★★
う〜ん
やはり「何かある?」っていう引きつけ方は毎回良いのだけどそれを上回れず終わってしまう。
今作品は今まで観て来たなかでは一番好きだけど・・・。
効果音や照明の使い方は好き
満足度★★★
ていねい。
とてもていねいに舞台を作っている感じがして期待どおり。ただお話の展開が途中で読めてしまって、そうするとちょっと…私には集中力をもたせるパワーが足りなかった。前も書いたけど三鷹のホールは大変いい姿勢を感じます。三鷹でやるなら観ようかなと思う。ちょっと客席がお友達お友達してたかな。
満足度★★★★★
気持ち悪さが、心地いい。
知らず知らずにじわっとイヤな汗をかくような、心理ホラー。ぼんやりとした光の使い方やちょっとした物音、登場人物のささいな癖など、細かい演出が光ってます。
満足度★★★
映画のような、生々しい心理ホラー
カリスマ研究者の死後、狂信的な弟子たちが本当の「先生」の姿を巡って争う、静かなホラー芝居でした。淡々と自然な対話が交わされていくのは映画のよう。
登場人物一人一人を、レストランで一皿ずつサーブされるお料理をいただくように味わいました。役者さんの演技がきめ細やかです。意外なところから人間の本心がムクムクと出てくるのを、つぶさに観察していくのがとても面白かったです。一言ずつ積み上げられていく会話の意味を探りながら、じっくり楽しんだ2時間弱でした。
じわり、じわりと事件の真相に近づいていくにつれて、「先生」の存在のいかがわしさ、それゆえの偉大さと魅力に納得させられていきました。異常な関係や残酷な行為を知るにつけ、「もっとヤれ!」って言いたくなっちゃうような危険な欲望が自分の中に生まれてきて、ちょっと興奮(笑)。
ただ、グっとお話の中に引き込まれるまでに1時間ぐらいあったのは少々長く感じました。照明は意図的に一定の暗さを保っていたようですが、もっと大胆な変化があっても良いのではないかと思いました。
満足度★★★
見てきました!!
今までのスローライダーの作風ではない感じで、人間性が非常に強くでた作品でした。初日もあり、最初は間延び感がありましたが、気がつくと作品に引き込まれ、演者の演技力と演出のクオリティーの高さを非常に感じた作品です。再演とのことで、前回の作品は見れていませんが、この作品だけでもかなり出来上がっている作品だと考えます。また、公演日程が長く、見る側にとっても非常にありがたいです。
やはり、演劇は足を運んで見るものだと思います。2次元のTVなどの中でなく3次元での舞台はやはり面白いものです。
リベンジ達成。
面白かったです。前に同じ三鷹で見た(エーテルの、なんとか)より格段に色々上達していて、感心しました。
セットとか、なんか去年のケラ演出の「ヴァージニアウルフ」を思い出したなあ。