天の空一つに見える 公演情報 天の空一つに見える」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    共感できる部分が多かった
    2009年初めのこのレビューを書いておきたくて団体検索したら
    なぜかうまく出てこなくて、あきらめかけてたら、しのぶさんの
    ブログからたどり着けました。
    久々の活動再開だったようですが、私は初見でした。
    以前、「女相撲」のドキュメンタリーを観て興味を持ったことが
    あったので、題材に惹かれて、立地上わが家からは遠いので
    ふだんはなるべく避けているアトリア春風舎に出向きました。
    高山さんの作風はやはり青年団っぽいなあと思いました。
    言葉ではうまく言い表わせないんだけど、青年団のお芝居には
    開幕前、舞台装置の前に来ただけで「青年団バリア」という目には
    見えない空気のようなものが感じられ、お芝居が始まると「大好き」
    と思う人と、「どうにも受け付けられない」という人に分かれるようです。
    平田オリザさんの学友で、私に初めて平田さんのお芝居を教えてくれた人が、のちにこれと似たことを語っていました。
    だから「まず、とりあえず観てみて。合わなかったら引き換えしていいよ」
    って、その人は誰に対しても言うのだそうです。青年団のお芝居に出てくるような静かな微笑をたたえた人でした。
    高山さんのこのお芝居も青年団の色を持ちつつ、人間描写が自然で丁寧で好感がもてました。

    ネタバレBOX

    「女相撲」というので、女優が肉じゅばんを着てデブの役で登場するのかと思ったら、細い人がほとんど。相撲というよりママさんバレーみたいな雰囲気で「あれれ」って。で、親方はせめてデブかと期待したら、およそ相撲なんかやりそうにもない細男。台詞によれば、イケメンという設定。
    パワフルでコミカルな芝居ではないところがやはり青年団系らしい。
    妻を亡くした親方を囲む女弟子たちの様子を見ていると、これとよく似た状況の日本画教室の先生と生徒のことを思い出してしまった。私は生徒ではなく、部外者として話を聞く立場だったが、入り込めないような空気が支配していて、しかも寡夫?という特殊な立場の指導者を囲む女の生徒や亡くなった奥さんの妹がいる状況はそっくりで、女の心理戦みたいな物が存在した。
    自分がカルチャー教室に入りたくないのもこういう人間関係の空気が苦手だからだ。
    しかし、この芝居は女の心理戦が主眼ではなく、「死者への思いや残された者の痛み」で、経験があるだけに感情移入して観る事ができた。加えて「土俵と女性」についての問題も語られ、そのころ連載で読んだ内舘牧子の大学院での研究についての記事なども思い浮かべながら興味深く聞いていた。
    最後の場面にも精神的な神聖なメッセージが感じられ、不思議な余韻が残る作品だった。
    高山さんは寡作の人なのだろうか。また観てみたい。

  • 満足度★★★

    うまくは言えない。
    説明しがたい感慨。

    前半部分ののたっとした会話劇も楽しんだけど、
    終盤数分を観た後には、準備の時間がもう少し欲しかったって思った。
    そう考えると、余地があるのは前半なのかも知れない。

    ネタバレBOX

    演劇公演であるからには、始まりがあって、終りがあるわけで、
    あのお話を終わらす為には最後の演出になったって、ことなんだろうけども。

    ベストじゃないのかも知れないとは思った。
    けども、決して嫌いじゃない数分間でした。

    でも、なんか、なんだか。
    観る側に準備がなさすぎると思ったのだ。

    お腹が引っ掛っちゃったあたりのたるーんとした楽しいやりとり、
    子供が欲しいけど、できない夫婦の愛のある会話
    終盤
    の3つの連なりが、悪い。
    タルーンと楽しいやりとりをしていた人達にも、葛藤はそれぞれあって、それが終盤に繋がる。みたいな一筋の流れで観たい。観たかったがそうは観れなかった。

    ひとつには、贔屓して寄り添って観ていたくなる様な役、がいなかったこと。
    ひとつには、私の目の前の桟敷のお客さんが「演劇を見る」姿勢ではなかったこと。

    ちょっとしたコンディションで変わっちゃうことも、演劇の良さ、ですけどね。
  • 満足度★★★★

    私はアリだと
    思いました。前半と後半のコントラストがいいです。また新作を期待してます。

  • 満足度★★★

    次回作期待してます。
    前半の感じが好きです。あんな空気が出せるんだってちょっと感動しました。あのままいってほしかった。

  • 満足度★★★

    土俵の下には何が潜んでいるのか
    設定が女相撲の話である。
    前半の進行でほのぼの系の話と思いつつ見た。が、そうではなかった。

    ネタバレBOX

    日曜日に集まり、相撲仲間と汗を流し、ちゃんこでお腹を一杯にし、ときにはたわいのない会話をしつつ、日常のうさを晴らしていた。それが前半にあたる。
    このままのほのぼのとした雰囲気で進むのかと思っていた。

    ところが、親方の妻の死をきっかけに、誰にも言えなかった想いを1人が話すことで、死と生(生命)をめぐる、それぞれが心に秘めていた悩みや感情が一気にマグマのように噴出する。
    土俵の上では楽しげにしていても、その下には、それぞれが抱える悩みが渦巻いていたのだ。

    各人が自分が今まで思っていたが口にしなかったことを、同時多発的に叫び、訴える大混乱ともいえる終盤の様子は、爆発のようだった。言えなかったことをいったん口にしてしまうと、止まらない。

    叫びのそれぞれの細かい内容はすべて聞き取れるわけではないが、観ている人にとって、その人の中にある気持ちに共鳴する言葉だけは、(たぶん)聞き取れたり、耳に残ったのではないだろうか。
    その耳に残った台詞(音)が人によっては、嫌悪感を生んでしまうのかもしれない。
    それは、言葉そのものを覚えていなくても、聞きたくない言葉が逆に残ってしまう。生々しくて、他人の口からわざわざ聞きたくないような言葉だったりするのかもしれない。

    「女」と「血」の関係が、「生(生命)」と「死」に絡んでくるのだろうが、生(命の誕生)は、女と結びつくが、死は、女のものだけではない。そこを頼りに男女の枠を超えて進むように見えて、かなり女に軸足が残っているため、そこまで進めなかったような気がする。

    「女」に軸足を置いている話の部分は、男が共感を持ったり、理解したりしづらい。もちろん、男女以前に他人のことは、理解などできないのだが。
    ただ、演劇である以上、子宮のない者には理解できない、という態度ではなく(そう感じさせてしまうのではなく)、他人(男)にも理解の糸口を見せてほしいと思う。
    今回、その糸口は「身近な人の死」であった。「女」についての考察はまったくわからないに等しいが、「身近な人の死」については観ながらいろいろ想いを馳せた。

    そして大混乱。その気持ちは少し理解できるような気がした。
    男の中には、こういう叫びはあるのだろうか、とも思った。

    身近な人の死に対して、「忘れてほしくない」「忘れたほうがよい」という2つの意見が衝突し、その結論めいたものがないように、ラストの混乱は観客に投げっぱなしのようだったが、下手に結論めいたものを示されるよりも、これでよかったように思えた。
    そんな一気に加速したようなラストは好きだ。

    細かいことだが、方言への作者の想いは理解できるのだが、なんとなくそれが板についてない役者もいるので、逆に違和感を感じてしまったのが残念。
  • いやぁダメでしょ。
    正直ダメでした。
    途中までは良かったんです。
    なんだか田舎の公民館を覗いているかのようで。

    ネタバレBOX

    けど、
    途中から、
    というか最後の最後、
    なんなんでしょうあのスピードアップ。
    というかドタバタ感・・・。

    途中までの感じで進めてもらえればすごくよかったのに・・・。
    残念です。

    で、
    最後。
    芝居が終った後の役者さん達の表情が全てを物語っていた気がします。
    読み違いかもしれませんが、役者の皆さん・・・

    『なんかすいません。意味分かんない芝居で・・・』って顔してましたもん。
  • 満足度★★★

    前半と後半の格差
    前半はゆるくて穏やかな温かい風景。後半は真逆の展開。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    前半はゆるくてまったりとしたセリフの掛け合いで、入り口の扉に身体が挟まって身動きできない女力士に仲間の力士が面白そうにからかうシーンなど、ほのぼの。

    で、からかわれてる女力士のその画は、滑稽ともなんとも言いようがなく、彼女は怒るでもなく、かといって苦しんでる様子でもなく、ただただその場を楽しんでるような様なのだ。

    おんな相撲という連想からくる勝負師のセリフとはちょっとかけ離れた日常の穏やかな会話に春の日差しを感じながら、ニマニマと観ていると、親方の妻が死んだ話辺りから、この風景が反転する。妻が死んだ事によって親方は勿論のこと、そこに息づく仲間たちも傷ついた心をどうやって修復しようかと、足掻いていた。

    おんな相撲を題材に逝ってしまった人の後に残された人達の心の傷がテーマ。

    前半はコメディを思わせるようなセリフもあって、なんか良い感じ。ただ、後半のそれぞれの力士が勝手に独り言のように吐くセリフの連打。これはどんな意味が・・?この部分がどんなものを表現したかったのかが、良く解らず、主宰の高山さんに話を伺おうとしたけれど・・・。

    これがちょっと聞きづらい。儚げな方なのよ。少しでも強い聞き方をしたなら、ポキリ!・・と折れてしまいそうな女性。繊細な感じ。
    とにかく、遠くで様子を伺う。
    すると、一人の男性が質問してる。対応してる主宰は・・・蚊の泣くような声。

    あ、いあ、コレ、超聞きづらい。質問してるのに苛めてるように思われたら、嫌だな・・。ってか、困ってるような表情もしてる。そんなこんな考えているうちに、ワタクシ、戦闘機の翼がポッキリと折れました。
    惨敗です。
    で、聞かずに帰った。だから、後半の展開がいまいち、解らない。

    そんな芝居と主宰でした。
  • 満足度

    よくも悪くも青年団風
    方言と女相撲、そしてフライヤーに惹かれて観劇しました。パンフレットの挨拶文もとってもよかった。
    でも、観劇後の感想は、「それで言い尽くされちゃったんじゃない?」というものでした。1時間半の公演が長く感じられた。

    ネタバレBOX

    前半は方言と地方のおかあさん相撲ののんびり感や素朴感が楽しかったけど、「おかみさんの死」だけをめぐって、話がいつまでも堂々巡りをして、中盤からあくびがでて、帰りたくなりました。相撲の必然性はおそらくは土俵を胎内に見立ててのことかと思うけど、それだけじゃなぜ入りから取り組みをしていたのかわからない。方言も、地元特有の女相撲だから、ていうだけじゃ何かずるい。土俵の両脇に座ったままの会話もつらい。特に男優さんのせりふが浮いていて聞いてられない。
  • 満足度★★★★★

    期待以上でした
    おっとりした内容かも、と思っていましたが、男女の関係性や生死に対する想いなど、さまざまな心持ちを抉りだしたような内容でした。
    台詞が方言で包装されていますが、その包装が取れたときに、心から一時に吹き出る血飛沫のような激しさや重さ、暗さ、孤独が見事に
    表現されていたように感じて、心が震えたように思えました。
    見応えありました。

  • 満足度

    わかりませんでした
    最初劇場に入ってみたら、舞台に土俵がありそこで相撲の稽古をしていました。
    そして行事の人がおたまと霧吹きを持って相撲の行事をしていました。
    それを見てとても感じが出ているなぁと思いました。

    ネタバレBOX

    話はなかなか進まず展開もあまりなく、自分には合いませんでした。
    登場人物も感情移入出来る人がいなく、途中で少し眠たくなってしまいましたがなんとか最後まで観劇できました。
    最後は全く理解できず観劇後「う~ん?」となってしまいました。
    わかる人にはわかるだと思うのですが・・・。
    人を選ぶ公演だなと思いました。
    役者さんたちはみなさん良かったです。
    あと「男女の垣根をこえた何かを描き出します」という所に興味があって観劇したのですが、何かとは何だったのか自分にはわからず残念でした。
    それもわかる人にはわかるんだと思うのですが・・・。
  • 満足度★★★

    何となくゆったりした感じで・・・
    とてもいい感じだったと思います・・。

    公演中ですので、以下ネタバレBOXにて・・・。

    ネタバレBOX

    全編方言で綴られてたからだろうか・・。

    何となくゆったりとして、いい感じ。

    決してどひゃって爆笑はないのだが、登場人物やかわされる会話も、どことなくユーモラス。

    女優陣はそれぞれキャラも濃く、そもそもジャージの上にまわしを締めた女相撲のイデタチからして何ともコミカル。

    一方どことなくひいた感じの男優陣だが、そこが何とも言えぬいい味わい。
    強烈な女優陣とのコントラストが、また絶妙に思えた。

    後半、多分そこからが作者が伝えたかった部分と思うのだが、めいめいがそれぞれのタイミングで喋りはじめるなど、自分には少しわかりにくい部分も・・。

    前半のんびりした良い雰囲気だっただけに、後半雑然とした感じで結局そのまま終わってしまったのが、ちょっと違和感も感じた。

    そうそう、女相撲の取組の場面・・。
    コミカルな中にもエキサイティングで、とても良かったと思います。

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