ストリッパー物語 公演情報 ストリッパー物語」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★★

     余り一般の人々に気付かれないことから書いておいた方がよかろう。

    ネタバレBOX

    差別は実際には極めて微妙なものだ。ヘイトスピーチの如く、どんなに鈍感で自分の頭で考える力の無い者にも露骨にアピールする力だけある政治的言辞というものはある。しかし実際に差別を受ける者にとって差別というもの・ことは無論、ヴァイオレンスや虐殺が無いではないが、日常生活の只中で遥かに深く静かに被差別者の精神の屋台骨を蝕む獅子身中の虫、油断すれば己が思考さえ差別者の思考に重なる。当然のことながら差別する側の者の殆ど総てが差別のこういった構造に気付いていない。
     今作で最も緊迫した場面が連続するのは序盤から、彼女の病変にヒモが気付く辺りまでであり、終盤失踪した彼女が最後に大阪のストリップ小屋で発見される一件を除けば、終盤は、つかが一般向けに極めて分かり易く解説して見せているということになろうか。
     この辺りのことをキチンと読み取ることができる観客には、売春捜査官や熱海のように顕在化された差別ではなく、見えぬ差別の根深さと地獄をこれほど見事に描いた作品の名作ぶりが感じられるであろう。その証拠に「落ちて落ちてどん底迄落ちて選ぶことを止めた」と、選ばされることを逆手に取って起死回生の一手を打ったヒモの、総てを許すことによって、否それを自ら選び取ることによって、人間としての最後の証明、即ち優しさを命を賭けて獲得したストリッパーとヒモの差別構造そのものを相対化しようとする営為の持つ優しさの意味する所は分からない。
     演出、演技、照明、音響何れも高い評価を与えることのできる舞台であった。
  • 満足度★★★★★

    明美役の女優さん、とても良かったです。
    初めて観る劇団でしたが、2時間飽きさせることなくしっかり魅せてくれました。

  • 満足度★★★★★

    ストリッパー物語は初見 いい話ですね。演者もよかったー。

  • 満足度★★★★★

    「青」チームを拝見いたしました。役者さん達の熱・熱・熱演に最強を誇る私の涙腺調節機能が見事に破壊されてしまいました。

    ネタバレBOX

    堕ちるところまで堕ちると決めたシゲさんと明美ちゃんの、一途な愛の物語でした。
    明美ちゃん、みんなの事ばかり考えて、体がボロボロになるまで働いて、でも自分のせいでシゲさんの奥さんや娘さんに何度も何度も謝って・・・。
    思わず客席から「明美ちゃん、もういいよ」って声をかけたくなりました。
    舞台では音響効果が素晴らしく、70年代の名曲が胸にささりまくりました。特に松山千春の「銀の雨」。曲の中の女性があまりに明美ちゃんとかぶり、完璧にやられました。
  • 満足度★★★★★

    つかこうへい の「ストリッパー物語」は未見だったから、自分ではこの素晴らしい公演が今後の基準になる。ストリッパーとそのヒモの究極の愛情物語。人に後ろ指さされようが蔑まれようが愛する人のため、その一途な思いが圧倒的な迫力をもって描かれる。その熱き、そしてピュアな思いが観客の魂を揺さぶる力作。冒頭の妖艶にして力強いダンスパフォーマンスが公演全体を象徴しているかのようだ。
    全てにおいて、本当に観応えがあった。
    (上演時間2時間)【青組】 2019.1.28追記

    ネタバレBOX

    舞台セットにはいくつかの箱馬があり、それを組み合わせることで時々の状況を作り出す。物語の表層はストリッパーとそのヒモの愛憎劇であるが、なぜか離れられない女と男の奇妙な縁が描かれる。それは理屈で論じるようなことではなく、生身の人間が生きている それだけで素晴らしいと思わせる力強い物語だ。もちろんヒモの娘の夢を投影してかつての自分の夢を語る、そこに生きる-夢や希望といった未来志向が見えてくる。しかし事情があって果たせなかった夢を…。

    本筋はストリッパーの明美(月海舞由サン)とヒモのシゲ(高橋ひろしサン)、脇筋がヒモの娘・美智子(酒井瑛莉サン)との心情やストリッパー小屋の人々との交流を上手く織り交ぜることによって、本筋の2人の愛憎が鮮明に浮かび上がる。つかこうへい作品らしく、独特な(力強い)台詞回しが印象的だが、本公演の魅力は、動静二面を巧みに交差させ平面的な描きにしないところ。例えば、現実のシーンは人物がその性格、立場や情況に応じて罵詈雑言、心情吐露を荒々しく動的に強調するが、一方、娘からの連絡は手紙といった情緒ある静的に描く。現代のようなインターネットという手軽な通信手段ではなく、「手紙」を巧みに取り入れることによって一定の期間が必要、その静止/朗読が昭和という時代背景と相まって哀愁とも思える絶妙な余韻を残す。

    堕ちるところまで堕ちる、その怠惰というか惰性的な台詞とは裏腹に愛憎に潜む”真情”を認め合う、それは形を変えた純愛にも思える。場末のストリップ小屋を舞台にしているが、なぜか格調高く清々しく思えるような公演。もちろん時代に合った音楽選曲、心情・状況を演出する暖色系照明など舞台技術も効果的であった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    青バージョン観劇。セクシーなダンスで始まり、喧噪で溢れている下町のストリップ小屋。
    自分達を最低な人間と自虐的に言いながらも抜けられない人達の究極の愛。
    演者さん達のの熱量あふれる演技に途中から何度も何度も涙が出てきて、帰り道までも涙目で・・・でも見てよかったと思える一本でした。

  • 満足度★★★★★

    演者さん逹のエネルギーがすごく、とても見応えのある作品でした。

    ネタバレBOX

    ただ時代背景の設定がどうなのか?あと、前説の練習シーンがやや冗長なのが少し気になりました
  • 満足度★★★

    鑑賞日2020/01/16 (木) 19:00

    青バージョン。120分。休憩なし。

    ネタバレBOX

    後日記載。
  • 良い舞台だったと思います。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2020/01/16 (木)

    16日・青キャストの19時開演回(2時間)を拝見。

    ネタバレBOX

    『売春捜査官』『飛龍伝』はお馴染みだが、『ストリッパー物語』は初見。
    だが、やはり、そこは、つかこうへい作品。
    観客にグイグイ迫って来る展開の中、明美役の月海舞由さんや、明美のヒモ・シゲ役の高橋ひろしさんを初めとする座組の皆さんの汗と熱気に只々圧倒され、しまいには、隣りの席の方につられて、エエ歳こいたオッサンまでもらい泣きの120分だった。

    【配役~青キャスト】
    シゲ(元・高校教師だが、妻子を捨て、教え子の明美と駆け落ちした挙句、今では明美のヒモに)
    …高橋ひろしさん
    明美(同僚である緑やマリを庇って、自分だけ終演後の「本番」を引き受けているストリッパー。以前にシゲの子を流産し子供の産めないカラダに)
    …月海舞由(つきみ・まゆ)さん
    美智子(シゲの娘。米国に渡り本格的なダンサーの道を歩む彼女に、明美は自分の果たせなかった夢を託す)
    …酒井瑛莉さん
    誠(緑に恋している座のボウヤ)
    …林信希さん
    緑(明美の先輩ストリッパー。姉御肌)
    …林彬さん
    マリ(明美の後輩ストリッパー。センターをとる明美に嫉妬+憧れ)
    …鵜濱咲紀(うのはま・さき)さん
    ヒロ(昔は大劇場の、今はストリップ一座の振付師)
    …阿久津紘平さん
    智也(照明担当の大学生。後に弁護士になり、明美にプロポーズしに来る)
    …森勇介さん
    ストリップ一座の支配人
    …小山修平さん
  • 満足度★★★★★

    青キャストを観劇しました。熱いストーリーと役者さんの熱演に、どんどん惹き込まれました。周りからは理解されないかもしれませんが、こんな男女の愛の形もあるのだな・・と、ラストは涙腺が緩みました。観劇後の帰り道も、切なくて仕方なかったです。役者さん達は皆、それぞれの役柄に嵌っていて、とても良かったです。大満足でした!

  • 満足度★★★★★

    青組を観ました。悲しさと切なさとそして暖かさのあふれる2時間でした。つかさんの思いの詰まった作品を役者さん全力で演じ素晴らしい舞台でした。

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