小さなエイヨルフ=罪過 公演情報 小さなエイヨルフ=罪過」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/11/20 (水) 14:00

     大島朋恵が出ているのは知っていたが、評判が良いので観に行った。独特の美学を持つ作品だった。イプセンの有名な戯曲で、まともにやれば2時間になる作品を70分程度にまとめるため、マジックリアリズムの手法を使っているというが、何よりも兄妹をヴァンパイアにしたという換骨奪胎振りは見事である。元の戯曲をそのまま使っているのではなく、エッセンスを詰めたという印象の舞台か。残念ながら凝った舞台美術は私にフィットしなかったけれど、努力の跡は買いたい。興味深いユニットなので、この後もちょっと追っかけてみたい気がする。

  • 満足度★★★

    お洒落な舞台美術と斬新な演出が印象的でした。内容は、分かるような分からないような・・ちょっと私は消化不良という感じでした。この劇団ならではの、独特の世界観を楽しめました。

  • 満足度★★★

    27日マチネを観劇。

    開演時間ぴったりに始まったのがとても良かった。
    原作を大幅に改変、内容を凝縮させた印象 (原作未読なので 比較できたわけではないが)。

    原作をじっくり読んでみたいと思う

  • イプセンの「小さなエイヨルフ」を観るのは二度目。ん〜これはリメイクなのだから別作品ですね。イプセン好きな方なのですが、この舞台は私は苦手でした。

  • 満足度★★★★

    マジックリアリズム、こんなにも独特の世界観を創り出すのですね。
    演劇であると共にちょっとした美術作品を観てきたような感覚。
    原作「小さなエイヨルフ」はこれまで未見。
    開演前の解説が大変有難く、出来る事なら同時に原作のミニ解説や本作の構想着目点等々もっと聞いてみたかった。
    例え何割かそこでネタバレしたとしても、これだけ意表をついた演出であれば充分楽しめると思うし。
    というのも惜しむらくは、本来の原作の主軸がどこにあるのか探りながら拝見していたから。
    ちなみに終演後どうしても気になって確認させて頂いた部分は見事に全てオリジナル、ガ~ン!
    原作を知っていれば、大胆なリメイクとの対比もあって楽しめるにしろ、知らないのなら知らないで、もうそのまんま単純に真っ新な気持ちで挑んだ方が良かったのだなぁと、ちょっと後悔。

    そうは言っても脳裏に焼き付くビジュアルの数々。
    視覚的な刺激効果(役者さん、舞台美術、調度品、光…盛り沢山!)も楽しく、独創性に溢れた作品として楽しめる公演でした。

    ネタバレBOX

    なんて無責任で、だらしのない妻だ!バスタブから出ようともしないで、口にするのは自分の事ばかり、興奮して動くほどにお湯がチャプチャプ・・・おっっ!やっと出てきた・・・あっ!!倒れた。
    最初は何とも女性達が病んでいるなぁと思いつつ、根源はこの一見爽やかな「彼」か。

    若い身体のまま生き続けるヴァンパイア。
    「愛してるよ」の殺し文句。
    途方もなく永く生き続けるということ、それはこんなカタチで女性を巻き込んでいくしかないのか。
    「生きる術」が何とも悩ましい。
  • 満足度★★★★

    「新宿眼科画廊」と言ったらここよね!開場時間になり、迷いなく階段を降りて行った私は受付まで進んだところでポスターを見てやっと気がつきました。エイヨルフはここじゃない・・・。画廊の方の入り口に看板があったようですが小さいですし、案内が不親切だと思いました。みなさん感じが良かったので★の数には入れませんが。

    過去の上演のあらすじなど読んで行きました。多分それで良かった。開演前の説明について質問したのも良かったと思いました。イプセンの戯曲は知りませんが・・・

    ネタバレBOX

    イプセンではないと思いました。これはこれで面白かったですが。猫足のバスタブが素敵でした。お風呂に入りっぱなしの演出もユニーク。
  • 満足度★★★★★

     無論、イプセン原作の作品だが尺を約半分の1時間程にしているから脚本はかなり手を加えているが、その本質は見事に掬い上げていると見ることが出来よう。(追記2019.11.26)

    ネタバレBOX

    登場人物はヴァンパイヤのアルフレッド、幼い時に両親を殺され生きる気力を失い自死しようとしていた少女に生きる活力を与える為、首筋を噛み同族とした妹のようなアスタ、相愛の妻・リータ、道路工事の現場監督/人と人の心を繋ぐ医師でもあるボルグハイム、そして鼠を駆除することで知られる鼠婆さん、子供のできないアルフレッドが妻に与え、子に恵まれることは決してない二人の悲願を幻想として実体化した人形・エイヨルフ。
     夫婦になって10年、初めて妻を置いて一人旅に出てしまったアルフレッドが前触れもなく戻ってきた直後から今作は始まる。
     板上には防水用マットが敷かれている。というのも丁度センター辺りに黄金風呂のような形態のバスタブが設置されているからでオープニング早々、リータが乳白色の湯に浸かっている。部屋の奥に設えられた収納用凹みの左右には、何やら巻貝のような形のオブジェが2つ並んでいる。この小屋の鰻の寝床のような下手長辺にはアスタ。2人は前触れもなく帰ってきたアルフレッドについて意見を交わしている。2人の関係は、真に女性らしい。リータはアルフレッドを独占したく思っているので心の底、否、魂の底ではアスタが邪魔である。一方のアスタは、両親が何故殺されたのかも知っており、ヴァンパイヤならずとも人間からは敵視される存在であることを自覚している。アルフレッド以上に孤独な存在である。
     観劇していて、不可思議に思ったのは、鼠婆さんが来、エイヨルフを攫い、それまで鼠をどのように退治するかについて細かい話をしていたのだから、この時点で姿を消した彼女によってエイヨルフの身体は湖の底に沈められ、包帯が浮いていたとか、泳げない子が湖で溺れたとの伝聞も伝わってくるので、エイヨルフにまつわる総ての幻想性は悉く破壊され、その幻想を一切信じることも出来ずに10年間嘘を吐き続けてきたアルフレッドの何ともいたたまれないような魂の傷を、無論彼は未だ清算できておらず、幻想が打ち砕かれた妻の痛みを思って悶々としていた。が、鼠婆さんが出て行ったあと、彼女の杖が室内に残っていたこと自体は、この幻想は、夫婦がエイヨルフと名付けた人形が、子供を作ることができない自分達の愛の代償として吐き続けてきた魂の震えそのもののような嘘の結晶であり、二人は共にそのことを重々知りながら演じ哀しみを共有することにあったことに気付いていたことで共幻想(=対幻想)に陥ることができたことを表しているが、この幻想破壊自体は実際に起きたことを物語っていた。これを仕組んだのが、道路工事の監督、即ちヒトの心と心を結ぶ医師でもあるボルグハイムだったのであり、この計画を手助けしたのがアスタであった。因みに現実に演じられたあのスペースでアスタの隠れ場所は無いので下手手前に体を丸めてうずくまることで、鼠婆さん登場シーンでは、アスタ不在を表していたと解釈できる。総ての謎が解かれる中で、人間存在の不如意が新たに別次元で提示されている辺り、流石にイプセン作品というべきであろうし、ここまでイプセンの原作の本質を捉え、表現した脚本家、演出家、役者陣の演技を褒めるべきであろう。
     切り込みの入ったお洒落な当パンの折り方のセンスも頭を使った作りになっており、とても気に入った。
  • 満足度★★★★★

    舞台美術がおしゃれ、かわいい。
    出演されている役者さんそれぞれに独特の個性、魅力があり、配役シャッフルのため役者によって同じ役でも役の捉え方や演じ方が全く違うので、異なるバリエーションを観たいと思える作品でした。

  • 満足度★★★★

    原作も他の演出のお芝居も観たこと無く観劇しました。文学的な感じはしましたが、内容は訳ありな夫婦の気持ちの葛藤?が表現されていて、面白かったです。時間も、この内容で丁度良いと感じました。毎回キャストが違うとのこと。きっと違う感じのお芝居になるのでしょうね。あと、セット可愛かったですよ❗

  • 満足度★★★★

    とても興味深い内容の芝居でした。面白かったなぁ。記憶の薄まらないうちに,原作を読んでみたいと思いました。演出にもいろいろな試みに挑戦しており,別のキャストで観たら印象も変わるものだろうか,見てみたいものです。トイレも可愛くてポップでした。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/11/23 (土) 16:00

    原作を知らないままに観てしまったので、どこが違うのかは分からないのですが、今回も夢中で観ました。まず設定が好き、感情の向かう方向にどきどきする。そして会話の中に現代でも日常にある何かがふわっと浮き出るときがある。面白かったです。

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