Court Gort(コートゴート) 公演情報 Court Gort(コートゴート)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    白ヤギチーム観てきました。
    内容も推理もの的で面白く、役者さん方の迫真の演技によりとても劇に引き込まれました。
    前説?もとても面白かったです!
    また、開演前の舞台の雰囲気?デザインっていうんですか、とても好きでした。

  • 満足度★★★★★

    初めて拝見しました。印象としては良くできた内容だなと思いました。役者の皆さんの演技も素晴らしく。とても見ごたえのあるお芝居だったと思います。
    次回作もしたいしています。

  • 満足度★★★★★

    演者もお話も見せ方もよかった。あっという間の2時間超。良かったです。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/10/04 (金) 14:30

     2019.10.4(金) PM14:30 アトリエファンファーレ東池袋

     10月だというのに30℃を超える真夏の暑さに照りつけられながら、アトリエファンファーレ東池袋へと華奈さんが出演されているPLAYunitむめむめ 第3回公演『Court Goat』白ヤギチームを観に足を運んだ。

     階段を地下へと降り、劇場に入り席に着く。目を上げると、正面に半円に描くように置かれ3台の長机と椅子、正面の机には裁判長と裁判官、左右の机には6選ばれし人の裁判員と1人の補充裁判員が分かれて座っている。裁判長の後ろには、ヤギの仮面が止められた額縁が掛けられている。

     此処では、裁判員制度が導入され十年が経つ頃、東京で密かに人気を集める『模擬裁判ツアー』が行われている。

     ツアー参加者の一人である穂高菜々子(百々 ともこさん)は、学生時代の先輩でツアーガイドの利木 誉(五十嵐 絢美さん)に頼まれ、補充裁判員として模擬裁判に参加する。

     この裁判の被告人・大学生の加賀美(栁沢 茂人さん)は同じ大学に通う幼なじみの彼女が、同大学生の根岸に襲われている現場に行き合わせ、助ける為に揉み合ううちに、ナイフで根岸の脇腹を二度刺した事により根岸が死亡したことによる傷害致死罪に問われており、検事(山本 蓮さん)・弁護士(中村 つぐみさん)ともに罪状に相違はないが、この日が襲った幼なじみと初対面だという被害者の根岸は、なぜ幼なじみを襲い命を落とすことになったのか、なぜ、ストーカーされていると怯えていた幼なじみは、根岸のいるこの場所に一人で来たのか、なぜ、被告加賀美は、脇腹を2度も刺したのか、その時殺意はあったのか、被告は情状酌量に値するのか、裁判員ら十人での評議は順調に進んでいると思われたが、一人の裁判員の突然の辞退により評議は思わぬ方向へと進み始めるという物語。

     重いテーマなので観るまでは、どんな舞台で、それを観た自分はどう感じるのか、最後まで目と心を逸らさずに観ることが出来るのかと不安があったが、重いだけでは無く所々に笑えて和める場面が散りばめられおり、休憩無しの2時間15分という長尺の舞台であるにも関わらず、話が進むにつれ引き込まれ、終盤に向けて伏線が回収されて行く最後までググッと魅せられた。

     裁判員制度が導入された時、友人とアメリカでさえ、陪審員制度に留まっており、アメリカの人達でさえ、陪審員制度を導入されていなかった日本人が、いきなり陪審員制度より重い裁裁判員制度を動導入するのは大変すぎる、無謀、選ばれた人達の精神的負担が大きいのではないかと言うのを聞いたが、大人として成熟していない多い今の日本で、この制度を採用するのは不安だと語り合った事を思い出した。

     その時は、比較的殺人など重い裁判ではなく、窃盗や万引き等負担の少ない裁判に裁判員として呼ばれると聞いていたが、気がつけば殺人などの重い裁判でも裁判員制度が用いられている今、裁判員制度や裁判員裁判は私たちにとっても他人事ではなく、描かれているテーマも昨今の痛ましいニュースの報道の在り方、受け取る我々の姿勢、もし自分がこの様な事件の裁判員になったら等、決して他人事として看過出来ないテーマであり、自分だったらと考えながら観た。

     14日が千穐楽なので、細かく書くとこれから観る方に結末が判ってしまうので、全体の感想をざっくりと綴に留めるが、本当の悪、本当の罪、真犯人はどう裁かれるのか、この『Court Goat』の幼なじみを襲った加害者根岸は加賀美刺され最終的に被害者になったが、本当の加害者と言えるのか。

     被害者であるが加害者とも看做された根岸の家族は、事件の報道により、世間や近所から心無い言葉と視線を浴びせられ生きる地獄に落とされた家族もまた被害者であり、助ける為に根岸を刺した加賀美も加害者と言えるのか。

     幼なじみの遺族の絶望と悲しみ。

     助けられたものの結局は、事件後命を絶ってしまった幼なじみの描き潰えてしまった夢は、事件の発端を作った真犯人に痛みはあるのか、もし痛みを感じていないなら、そのような人間らしい感情を持たない人間を前にした時、この痛ましい事件で奪われた人々の命と時間を誰が何を持って贖うことが出来るのか。

     もし、自分がこのような事件に巻き込まれ、当事者となったとしたら、若しくは、このような事件の裁判員として選ばれ、居合わせることを余儀なくされたとしたら、自分はどういう結論を出すのか。

     星の王子さまの『大切なことは目に見えない』という言葉を思い出す。事件の隠された真実を知った時、その隠された真実を知らないままに出した結論が間違いであり、一人の人間の命と未来と夢を奪ってしまったとしたら、そう思うと裁く側、市井たる裁判員に及ぼす精神的負担と拭えないトラウマをどうケアしてゆくのか、一方的な、偏った報道により加害者の家族の味わわされる絶望と地獄を思う時、加害者の家族もまた、被害者であり、加害者の家族と言うだけでそしられ続ける痛みと苦しさ等を思い、考え、感情と思考が全身を駆け巡り、胸を締め付けられた。

     このような事件も裁判員制度も、他人事ではない怖さ。裁判員制度だけでなく、様々な事について自分自身に置き換え、重ね考えたこの舞台は、質の良いサスペンスを観た様な、進むにつれ、伏線が回収されて行き、ドンドン引き込まれ、ラストまでたどり着くとそう来るかという極上のミステリーを一冊、一気に読んだような舞台だった。

                    文:麻美 雪

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/10/03 (木)

    黒ヤギチームの初日、3日19時半開演回(2時間15分)を拝見。

    ネタバレBOX

    「模擬裁判なんて、まどろっこしいことせずに直接手を下せばいいのに?」
    「『悪役』である彼(匿名希望?!)と彼女(同左)は、顔を合わせた瞬間、主催者側の何らかの意図を察して、逃げるのが普通じゃない?」
    等々、突っ込みどころの多い本作、かなり無理無理な筋立てだとは思ったが…そんな野暮は言いっこなし!
    話が進むにつれて、客席がグングン舞台に引き込まれていくさまが肌で感じられた135分だった。
    色々と文句はあるものの、観終わった後の感想は「良い時間を過ごせた」。

    とはいえ、上記のいちゃもん?!以外に気になった点も指摘しておきたい。
    まず一つには、この内容ならばシリアスのまま進行させた方が良かったのでは?
    話の流れからいけば自然だとはいえ、映画の撮影に見立てた殺害の再現シーンの「お笑い」パートには、それまでの緊迫感に水をさされた気分がした。
    あと、もう一点。これはあくまでも個人の嗜好の問題かもしれないが、加害者・被害者・その家族や知人等に関して単純に善悪で判断しかねる「人間の弱さ」を描いていたのにも関わらず、あの人物だけ完全な『悪役』として処理してしまったのが、画竜点睛を欠くように思えてならなかった。作品の趣旨からいえば、あの人物でさえ…と描いて欲しかった。

    でっ、演じ手で最も印象深かったのが「あの人物」を演じた役者さん。
    憎々しいまでの「悪役」ぶりに一種の清々しささえ覚えたことを白状しようw

    【配役】
    模擬裁判の裁判長・望井(一人娘がいた)…白幡大介さん
    模擬裁判の裁判官・星澤(望井の教え子だった)…石永健揚さん
    模擬裁判の裁判官・鈴木(望井の教え子? 星澤の後輩)…渡辺晴香さん
    模擬裁判の弁護士・巴(検察官の佐藤と付き合っている?)…武川美聡(たけかわ・みさと)さん
    模擬裁判の検察官・佐藤…田中宏典さん
    被告人・加賀美…平井泰成さん
    模擬裁判ツアーガイド員・利木(穂高の知り合い。彼女の過去を知ったうえでツアーに誘った?)
    …望月光さん
    模擬裁判の裁判員・百瀬(フリーライター。穂高は昔のカノジョ?)…大久保茂行さん
    模擬裁判の裁判員・木下(技術者。女性不信から独身)…込山弘一さん
    模擬裁判の裁判員・与那嶺(世界を舞台にする営業ウーマン)…竹田真季さん
    模擬裁判の裁判員・田中(常にクールなモノの考え方をする)…西藤東生(さいとう・のぼる)さん
    模擬裁判の裁判員・小佐見(主婦。子供がいる)…安藤陽佳(あんどう・はるか)さん
    模擬裁判の裁判員・井出(法学部生)…仲居凜さん
    模擬裁判の補助裁判員・穂高(何かの理由で男性と接触することがへの恐怖症あり)…Sieさん
  • 満足度★★★★

    今回初観劇の劇団。白ヤギと黒ヤギの2チームがあり、どちらがいいだろうと迷ったが、演出をしている安藤陽佳さんも出るという黒ヤギチームの初日の傍聴へ。上演時間135分と聞いてビビったが、長く感じない。提示される証拠が薄いように思ったけど、役者さんはみなよかったし、次の公演にも興味が出てきた。特に印象に残ったのはツアーガイドさんと、被告人の加賀美。

  • 満足度★★★★★

    こんなに感情に訴えてくる劇は久しぶりだった。
    シクシク泣くのではなく、号泣するすらいの涙が出た。

    役者も上手い。演出も良い。2時間15分があっという間でした。

    観劇後、幸福感や充実感に包まれている。とにかくこんな気持ちにさせてくれた、この劇団さんには感謝しかない。ありがとうございます。

    ネタバレBOX

    とくに裁判官役の人、悪者役の2人。とても演技とは思えない迫力があった。他の方たちもとんでもなく上手くてプロの演技力ってすごいと感心してしまった。
  • 満足度★★★★★

     模擬裁判という形を採った推理劇でもある。

    ネタバレBOX

    途中、無駄と感じるチャラケも入るが、基本的に良く書けた脚本であり、模擬裁判中の座席配置も内容に沿った合理的で見易い配置である。人間というモノの様々な局面が描かれ、作品は巧みにメタ化されていると同時に、重層化され、単なる知的推理劇に終わらない点もグー。ところで、ヒトが他人を裁くという行為が裁判に代表されるなら、正義という概念を今作が扱うように裁判員個々が考えねばならない状況下に於いてはかなり真面目に考えておく必要があろう。作品の具体的詳細については推理要素が多いので観てもらうことにして、我々の日常生活の中にある異常と思える事柄を先ずは観ておきたい。
     悲惨な事件が絶えない。その背景にあるのは何だろう? と小学生のような疑問を敢えてぶつけてみる必要がありそうだ。だって立派とか社会的地位が高いとか言われている連中が実は下司ばかりという事例が後を絶たず、而もこういう下司共に限って罪を負わない。加計学園ってのがあったが、面白い番組をネット上で見ることができる。https://www.youtube.com/watch?v=PO2RSP3Gr6M 他にも面白いのが一杯あるのが、ここにゃのだ。https://www.youtube.com/watch?v=wp1dKRsrUoM。正義とは何であり、我々はどんな社会を生きているのか? 自問し続ける必要がある。裁判でも日本は上級裁判所になればなるほど、正義とはかけ離れた判断に傾く傾向にあるように見えるのは、自分の眼がおかしいからなのだろうか? とこれも矢張り自問し続ける必要があろう。東電の最高幹部だった3人に対するつい先日の無罪判決は何だ! 明らかな人災に対し何をやっているのか? 田中耕太郎の統治行為論が大手を振って日本の主権が侵害され続けていることをどう見る? 吉田茂の日米行政協定(現地位協定)締結をどう見る? 彼は国賊ではないのか? 現在安倍晋三のやっていることも当に国賊行為以外の何かで在り得るのか? 指揮権密約を見ればそれは明らかではないのか? 北の発射したミサイルを多弾頭と解析できなかったことは、絶対に迎撃できないことの証拠である。唯でさえ攻撃されたらひとたまりもない日本の安全保障を危険に晒し続ける経済界・国内政界に対し民衆は何をしているのか? 等々枚挙に暇が無い。これが現実であり、MMT等が主張する経済政策も所詮、茶番。小手先の誤魔化しで現状維持そのものである。寧ろ現在日本の経済をリードしているモデルは、竹中平蔵路線の実践である。即ち長期停滞傾向を抜け出すことができない現代資本主義の停滞傾向が、フォーディズムを既に食い尽くした所から始まり、資本は互いの持つパイの争奪戦に入って長い。即ち全体の潮流はゼロサム社会であるから、富を占有する者は増々寡占体制を強めることによって富を蓄積し、その豊富な富を原資に利息で増々貧富の差を拡大しつつある。結果、残る大多数の貧者は、生きるにカスカスの生活を強いられることで、最早抗う力さえ削がれているのが現実だ。(ピケティーの指摘した通りである)このような貧困の中で幼児虐待等が頻発しているとしたら? 悪者は誰だ!? このように問うことはおかしいか? 犯罪はいけないことだろう。然し犯罪の温床たる貧困を放置するどころか積極的に拡大している現在の政治・経済はこれで良い、と言えるのだろうか? 消費税値上げは、このような生活破壊(=生命の破壊)に抗う力を削ぐ為であることは明白! 今こそ知恵を絞り、生産システムそのものの変革を実現し貨幣の本質を変えるべき時である。

このページのQRコードです。

拡大