God Save The Me! 公演情報 God Save The Me!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★

    辛い話でしたが・・・
    私は好きです。前半の話が見えにくいところも観劇後には話が繋がってきて悪くないと思います。最初から引き込まれる芝居も好きですが,観終わってからジワジワと面白さが分かってくる芝居も良いものです。観劇後4日たって(ちょっと遅いか^^;),良い芝居だったなぁと思っています。

  • 満足度★★★★

    悲劇は、見方によっては喜劇になりうる。
    確かに、みなさんの言うとおり、分かりづらいところがかなり多い。
    でも自分は、分からないことでワクワクした。

    演出方法や役者さん、そしてスタイルが結構すきです。
    自分が分かったと思っている部分が、果たして狙いなのかは、確信できなかったけど。。
    そしてちょっと説明不足というか、感情が出てくるシーンが少なかったのが、
    気になりどころ。もっとあればいいと思った、かな。

    きっと普通に書くととーっても重たくなる設定なのだけど、
    楽しく、さらーっと描かれている。
    演出も音楽も、楽しい。

    悲劇は、見方によっては喜劇になりうるし、
    こんなに悲しい話なのに、こんなに楽しいものに見えてくる。
    そしてこんなに悲しい話なのに、悲しいことさえ忘れちゃう。
    一生懸命なハズなのに、滑稽。
    そういう作り方、考え方が、とってもいい。
    そこに、もうちょっと感情の出るシーンが入ってくれば感情移入でき、全体に波が出来てもっと機能してくると思います。

    でも、自分はこのお芝居好きでした。
    次も、見に行きます。

  • 満足度★★

    もったいない!
    最初、話がよく飛んだり時間が前後したりして観ていてついていけなくなり、そのうち睡魔に襲われ何度か・・・。
    しかし、途中でだんだん話が分かってきて集中して観られるようになりました。
    役者さんは、王様役(もっとこのキャラを使って主人公との絡みを中心に話を進めれば良かったように思いました。)と、まほ役(笑顔がとっても良かった。もっと自分自身の行動に対する戸惑いが表現できれば良かったと思いました。)と、女医役(このキャラが一番良かった。このようなキャラを主人公にした話を観たいと思いました。)の役者さんが良かったです。
    最後のシーンは、彼女自身はいいかもしれないが、周りで観ている人はとても辛いだろうな(特に身内の人間だったら)と思い観ていてとても辛かったです。
    でもいいシーンでした。印象に残りました。
    それだけに前半が・・・。もったいない!

  • 満足度★★★★

    最後のシーンで・・・
    自分の中での評価が一挙にあがったと思う・・。

    公演中なので、以下ネタバレBOXにて・・。

    ネタバレBOX

    テンポは良いものの、正直なところ、最初、少し入りにくい部分もあったかと思う。

    話や設定がいろいろ飛んだりするので、観るほうは当然初見なので、少し当惑させられる部分もあった・・。

    でも徐々に、彼女はそういう世界に遊んでいるんだ、ということが見え始めてから、ストーリーがとても締まってくる・・。
    癌とアルツハイマーと言う究極の組み合わせがそれに拍車をかける・・。

    極めつけは、最後何度も繰り返されるお茶淹れのシーン。
    幕間からいたずらっ子のような目で出て来ては夫の為にお茶を入れる妻。
    一生懸命、一生懸命何度も淹れるが、実は夫は既にもうこの世に居ない。
    そのことすら理解できない妻・・。

    最後のシーンで、ぐっと引きつけられたように思う。
    それまでのもやもやも、何だか全て払拭されるように思えた。


  • ダメでしょ・・・。
    正直、
    前半部分は全然ダメ程度。
    終盤からは少々ダメ程度になったくらいだ。

    うん、
    言い過ぎだ。


    言いなおそう。

    もうちょっとわかりやすい話にして欲しかった。
    そしたらいい作品になったのに・・・。
    いい役者さんが揃ってたし。

    ネタバレBOX

    いや、
    それにしてもほんとわかりにくかった・・・。

    ってゆーか、
    松本零士のくだりなんかは狭いところ狙い過ぎ。
    若者達や女子陣の頭の上には?マークが浮かびまくってた。

    プッツンなんて言葉も今は使わないと思うし・・・。

    と、
    つまりはいろんなところでわかりやすさが欠けていた。

    認知症になったマホが作り出す世界、死んでしまうヒカル、お茶を出し続けるマホ・・・この辺りのつながりと説明をもうちょっとうまいことやってくれればもっとずっと良かったのに・・・。

    ああ、残念・・・。

    ってゆーか、
    とにかくヒカル役の人・・・脚本・演出の服部さんだけど、あの斜めにゆがんだ服・・・ものすごく気になった。

    山森信太郎さん、
    めっちゃいいキャラだった。
    もっと活きるように使って欲しかった。
    なにしろ数少ない笑いどころは全て彼が作っていた。
  • 満足度★★★

    最初はどうなることかと・・・
    所謂現代人特有の病いと幸せ感を表現したかったのか・・・王様キャラが意味不明なのと上司キャラがかぶってる感じが些か煩く、せっかくの個性を潰しかねない演出と残念な思いが残る。女医さんのキャラは結構好きです。

  • 満足度★★★

    前半ははっきり言って・・・
    面白みに欠けた。笑いのネタももうちょっと!って感じ。
    物語自体も、何を表現したいのか理解に苦しむような、ゆるくて学芸会レベルだった。

    ところが・・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    後半になってようやく物語りの筋が読めてきた、という脚本にちと問題があるような気がする。

    気がするが、最後のシーンでその殆どが払拭されるほど、孤独で悲しいシーンが何度も演じられる。


    高城マホは若年性認痴症(アルツハイマー)にかかってしまう。マホは夫のヒカルにお茶を何度もいれたり何回も食事の用意をしようとする。そんな妻の病気に気付いた夫のヒカル自身もガンに侵されてしまう。自分の余命は2ヶ月と知ったヒカルはマホの友人に「もしも自分が万が一の時は妻を頼む。」と家の鍵を預けておく。

    一方、アルツハイマーになってしまったマホは妄想で作られた自分の世界に閉じ篭ってしまい、そこでは王様という妄想のピエロが登場し、自由という名の現実からかけ離れた空間で楽しんでいるかのように思われた。

    夫のヒカルはガンの症状が悪化するも妻の生活が心配で入院する事を放棄してしまい妻の傍で面倒をみながら生活する事を誓う。

    やがて、夫のヒカルは死んでしまいマホはその現実を見て泣き叫ぶ。

    しかし、マホは何もなかったようにお茶のセットを持って夫の傍にちょこんと座る。夫と自分のお茶をいれるのだ。何事もなかったように。死んだ夫のそばでニコニコしながら。

    やがて思い出したように奥にさがり、もう一度お茶のセットを持って登場し同じように死んだ夫の傍にちょこんと座ってお茶をいれる。

    それが何回か繰り返されてから、マホの友人の江森ハナがドアを開けて「何してんの?!」と、驚いたような表情で訪れるが、当のマホは・・・

    「誰?」


    聞いたマホの傍で二羽の白いうさぎが向かい合っている絵柄の湯呑みが2つ、ちょこんと置かれていた。





    この最後のシーンは物語の全ての核心だ。
    あまりにも切なく悲しく孤独なのだ。

    物語全体のリズムのテンポは遅い。
    もうちょっと脚本を絞ったほうがいいような気がする。


    それにしても・・・以前の「タレント」といい、今回の芝居といい、脚本家は、現実との折り合いを上手につけられない人達や否応がなしに現実から離されてしまう孤独感、自分の意思とは真逆に反対の方向に流されてしまう情景や閉塞された自分の世界を描くのが好きなようだ。

    脚本に、もうちょっとメリハリがあったら随分良かったと思う。
    そういう意味では前作の「タレント」のほうが秀作だった。







  • 満足度★★★

    印象に残る舞台だが・・・
    ん~、なんと評価すればよいものやら。全編を通じてまったく笑いがない。かといってシリアス一本やり、というわけでもない。

    ネタバレBOX

    凡人にはちょっと難しい演目かな!? 最初は動きがなく、幕が開いたときは????がいっぱい頭の中に浮かんで、観に来たことを後悔しそうになったが、ストーリー展開そのものは観ているうちにだんだんとわかってきた。とくに難解ではない。だが、何を言いたいのか?何を目指しているのか?脚本家の狙い、それがわからない。・・・・・・・クセにはなりそうだが・・・・・。

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