公演情報
「海のホタル【遊劇舞台二月病】」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
母親による凄惨な殺人事件を扱いつつ、ねちっこい演技でベタな笑いを誘います。
そして、親子に寄り添いつつ、母と娘の独白をかぶせ、その心情と狂気を浮き彫りに。
没後10年の今年、大竹野さんを偲び多数の演目が今年上演されています。
いつも人間の内面をえぐるような二月病さんですが、大竹野作品で二月病さんの新しい一面を観ることができました。
とても迫力のある公演でした。
満足度★★★★★
長い長い間私は頭を押しました。 怖い とても怖い 普通の声で 供述する 迷いながらでも殺した 間違えても 絶対に間違えてはならない事を人は犯ししまう とても怖い。 狂ってしまうのは 他人事ではない とても怖い。
満足度★★★★
今年大竹野作品を何本見ただろうか、、。彼の作品でも事件もの(この種類が一番多いような気もするが)は演出によってかなり印象が違って見える。
今回はシリアス調に演出している。他の作品に見られるような時代を強調したコメディタッチにはならない。あくまでリアルに徹している。重く、いや重苦しく、壮絶でさえある。
他の作品と違い、同じ事件ものでも、今回はカネのために自分の息子まで殺害するのである。この部分が、圧倒的に他の作品と隔絶している。
この息子殺戮場面がラストに語られる。観客はもう見たくない、聞きたくないと思っている。それほど怖い。人間がここまで非人間になり得るのか。ここに自分への問いも始まるのである。
そして、ふとこの哀しく重苦しい話はすとんと終わる。観客たちもそこでやっと苦から解放されるのである。一味違う秀作である。
満足度★★★★
舞台が海の底で、そこから繰り広げられる救いを求める物語。どうしようも無い苦しさが劇場に満ちていく感じが堪らない。そして全てを遮るような終わり方の虚しさ。見られてよかった劇団、演目でした。