和洋 set you 公演情報 和洋 set you」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/07/10 (水) 19:00

    【和=吉岡克眞「Point of No Return~あとには退けない人たち~」・初日】
    【洋】の「ファニー・マネー」の設定やネタをいくつか使い日本のシェアハウスを舞台にした本歌取り。「あれをこう使うのか」な発見の愉しさだけでなくアチラで感じた違和もクリア。
    なので【洋】をご覧になった方には【和】も(半券提示で500円引きになるし)ご覧になることを推奨。

    そう言えば典型的なファルス(笑劇)である【洋】に対し、【和】はもちろんファルス要素もあるものの全体的にはマイルドでどちらかと言えばコメディ(喜劇)ではなかろうか?

    さらにかねてから皇帝ケチャップ作品は会話が巧みと認識しており(贔屓目込み(爆))、その会話センス(=so called「吉岡ダイアログ」?(笑))も存分に発揮されていたと思う。お見事でした。

    なお、基本的に【洋】と【和】の装置は同じだが、「間違い探し」レベルのちょっとした違いがいくつかあるのでそれを探すのも一興。

    ネタバレBOX

    注:【洋】レイ・クーニー「ファニー・マネー」のネタバレも含みます

    「ファニー・マネー」のヘンリーは転げ込んだ大金をネコババする動機が希薄だが、「PoNR」では明生が大金を必要とする理由がちゃんと語られるのも巧い。

    他の相違点は、大金の本来の持ち主(犯罪者)が電話番号を知ってかけてきた電話に不用意に場所・住所を特定できる返答をしてしまうこと、一件落着後に調理していたもの(ローストチキン、アップルパイ)が黒焦げになっていることが共通、殺人がないこと、最終的に大金を手にすることができないことが異なる……かな。(他にもあったかしら?)
  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/07/09 (火) 19:00

    【洋=レイ・クーニー「ファニー・マネー」初日】
    1995年10月に紀伊國屋ホールでの東京ヴォードヴィルショー版を観て以来24年ぶりだったが、当時抱いた「小骨が喉に刺さったような」違和感は今回も健在。(爆)

    いや、それは演出や演技によるものではなく、脚本と自分との相性が悪いのだと改めて確認。

    ネタバレを回避して言うなら騒動の原因である主人公の行動(と結末)に共感できない、あるいはその幸運(?)に嫉妬して(爆)感情移入できないこと、そしてダークもしくはブラックな部分(重婚どころではないヤバい犯罪が絡む)がファルスとそぐわない(私見)ことによるもの。

    その点を別にすれば窮地から逃れるためにとっさについた嘘からさらにピンチが訪れたり、それを知らない者で混乱が広がるなどのドタバタはいかにもレイ・クーニーで大笑いできるんだが。

    なお、終盤でやっと登場する人物の衣装はこのテの演目に相応しいマンガチックなもので、大いにウケる。

    ネタバレBOX

    たとえいわゆる「裏金」で、本来の持ち主が警察に申告できないとはいえ、偶然手に入った大金をネコババしようという主人公に共感できないのは正義感というよりむしろ羨ましがっている(笑)からではないか?というのが今回気付いた点。(笑)
    ちなみに松本清張の小説で青島幸男主演で映画化もされた「告訴せず」も思い出す。

    終盤で登場するミスター・ブラックカーテン、クルマに轢かれた設定ゆえ着衣が破れているだけでなく、いくつかタイヤ痕がついているのがマンガチックで笑える。

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