枝光本町商店街

枝光本町商店街

のこされ劇場≡(福岡県)

公演に携わっているメンバー:5人

団体紹介
2003年北九州市で旗揚げ。
[枝光本町商店街アイアンシアター]レジデントカンパニーとして地域密着型の演劇を展開。
演劇を通して地域の新たな拠点・コミュニティ形成を行っている。
2011年からは韓国の劇場を通じて、日韓共同プロジェクトを開始。
演劇体験ワークショップ等、アウトリーチ活動での評価もされている。
平成24年度北九州市民文化奨励賞受賞。
応募公演への意気込み
ぼくたちは、都市部以外のまちで、演劇の放つ価値を持続・普及させることを思考し続けました。さらには、まちに演劇が存在する芸術的・臨床的意義を探し、「これからの演劇の在り方」を求めました。それに答えてくれたのは、まちです。ぼくたちが、日本でも有数の高齢化を誇る「シャッター商店街」内に創造拠点を得たことで『枝光本町商店街』という作品(公演)を生みました。
まちは、演劇に対して、いつだって新しい学びを与えてくれます。この作品をつくる前に店主たちと毎朝挨拶をし、おしゃべりをした3年の日々。それこそがこの作品の骨格であり、さらには今彼らが毎日を生きているという事実が作品の血や肉となっています。(毎年ロングラン上演していることも作品の強さにつながっています。)
つまり、この作品=まちの営みは、日々よくも悪くも、生きたり死んだりして『循環』しているのです。作品としてパッケージ(時間を切り取り構成)する時に、その『循環』を最大限に許容することで、作品は常に新鮮さと普遍性を得ています。こういった方法が「これからの演劇の在り方」に寄与するものは大きいと確信しています。
その真価を問うに、地域演劇にも熱い視線を注ぎ、新しい評価の場を創出した「CoRich舞台芸術まつり!」への応募を決意しました。どうぞよろしくお願いします。
将来のビジョン
たとえば、宮崎でつくっているマンゴーのうまさを、全国の人に体験して欲しいと、生産者は悩みます。だけど、日々は生産に追われます。そして地域の皆さんにそれを提供することが第一の仕事(収入源)であるのですから、これらをストップするとマンゴー1個すら畑に生りません。そのうまいマンゴーは、その肥沃な大地や、気候・風土を得たからこそ、そこに生るのです。それをどうやって全国へ?
さて、ぼくらもまた、それを考えています。北九州市八幡東区枝光にしか生らない「果実=作品」の価値を、いかに全国に届け得るのか。マンゴーの木(作品)を東京の畑(劇場)に持っていって植樹(再現)すればいいのか。いや、そうではないと思っています。それでは、現在の経済市場が生んだ(影響を与えた)方法に、芸術が便乗するのみにとどまると思っています。やがて、木は枯れるでしょう。では、いかなる方法があり得るのかを見据え、達成に向かうことを、将来のビジョンとします。
その方法は、今2013年や、その上演の年に相応しながら、進化・退化し得ると思います。その長い通事性のなかにおいて、作品が高い共時性を放ち続けることに興味があります。そのため、この作品は枝光において3年間、定期的に上演され、姿を変え続けてきました。さらに東京で、福島で、韓国で、明日も、来年も、10年後も上演し得る姿を志向します。

公演に携わっているメンバー(5)

みずま

和菓子屋です。 がんばります。
ムサシ

よろしくお願いいたします! スタッフとして関わりますよ!


よろしくお願い致します!
なほ
制作 当日運営

まちで起こる演劇を観る作品です。 皆様、是非。
ちょん

皆様、是非。

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