ハーメルンの記憶

バンタムクラスステージ（東京都）

公演に携わっているメンバー：15人

団体紹介

演出家・細川博司の舞台作品を発表するプロデュース団体として2000年より活動開始。

活劇映画調の脚本・演技演出・場面転換を舞台上で実現することで、「映画ではない演劇でもない、独特の手触りを持った世界」を表現する。

バンタムクラスステージの舞台作品が常に描いているのは、 非情で暴力に満ち溢れた幸薄い世界。そういった世界で、それぞれの人間が思い描く理想や希望がすれ違い、分かり合い、或いはいがみ合う様相を通して、生きることの多様さ、難しさ、素晴らしさを描くことを主題としています。

このような主題を強調するために、コミカルな表現を排除し、演劇的なデフォルメをも排除した結果、演劇でありながら「映画のような感触」を持った作品であると評価されるようになりました。

応募公演への意気込み

2013年3月 この大阪公演を終えて、
私たち、バンタムクラスステージは本拠地を東京へ移し、活動を行ないます。
今作は大阪での最終公演的意味合いも込め、
これまでにない本格的ＳＦハードボイルド作品を上演。

描き出す舞台は近未来の日本。
「ハイテンポな会話劇」、「アクション映画のような物語とディティール」、
「鮮やかな場面転換」を見所とし、エンターテインメントとしての演劇を皆様にお届けします。
演劇とはあらゆる多様性に適応できる器を持った手法であることを証明し続けていく、
その宣言として\"集大成的な作品\"としての意欲作をここに上演いたします。

将来のビジョン

バンタム作品は大人の辛口エンターテイメントを提案しています。
生身の人間を媒介した演劇という手法を取ることにこだわり、「映画のような手触り」を体感させる演出を行なっていきます。

私たちは「どこか演劇らしからぬ」作風を提供するなかで
演劇ファンの皆様には「かつてない手触り」を感じていただき、演劇に親しみのない皆様には「もっと観たい！」を感じていただける作風と自負しています。

2013年冬公演は活動拠点を東京に置く記念すべき第一回目の公演を行ないます。今後は東京に活動拠点を置きながらも、大阪での凱旋公演も年に1回は行なっていきます。