協走組曲序章

ステージタイガー（兵庫県）

公演に携わっているメンバー：14人

団体紹介

ステージタイガーは、作演出の虎本が提唱する「超体育会系演劇」を目指し、劇団を運営する少数の運営制作組織と、所属する多くの俳優達により構成されています。その中から公演毎に適した座組を組織するスタイルをとり、年間多種多様な公演を行っています。以下のような将来のビジョンを掲げています。

（ロングランの達成）
さらに劇団員を充実させ、ダブルキャスト、トリプルキャストいった公演効率のよいスタイルを構築し、１ヶ月以上のロングランを主催する事を考えています。

（パッケージング作品での他都市進出）
１５分、３０分、６０分と短編作品を多数所持しており、野外やライブハウスなど小劇場以外での作品提供を積極的に行ってきました。これら作品をパッケージングし、他都市でのイベント出演を足がかりに関西以外での公演も視野に入れています。

（ワークショップの拡充）
普段から俳優の為の基礎練習を無料開催しており、劇団外からも多くの俳優に参加いただいています。これをワークショップ形式にする事で、所属俳優の技術向上ならびに営利活動として拡充していきたいと考えています。

（年間を通じての作品の研磨）
２０１２年は『協走組曲』と銘打たれた作品を年間を通じて上演し続け、作品のブラッシュアップを図ります。

応募公演への意気込み

応募作品である協走組曲序章は、２０１２年、年間を通じて行われる『協走組曲プロジェクト』のプロローグに当たる作品です。当劇団は本作を夏に上演を予定している『協走組曲最終章』におけるプロモーションの為の公演と捉え、観劇料を無料とし、高校生らを代表とする若年層の顧客ならびに、今後の宣伝活動に協力いただけるであろう方々に観ていただきたいと考えています。しかしながら、本作はステージタイガーの提唱する超体育会系演劇の最新、最先端の作品でもあります。６０分、６人の俳優で、小道具や衣装など無駄を一切排除したシンプルにして大胆な演出を試み、関西演劇界随一とも言われる鍛え上げられた肉体美とエネルギーに最大の焦点を当てた作品となっています。また、内容も盲人ランナーの伴走という社会的注目度の高いテーマを扱っており、演劇界外にも広く訴求できるように努めたいと考えています。

将来のビジョン

次回公演は５月末に２０分の短編をショーケースイベントであるLINX’S04で上演予定です。作品は『協走組曲第２楽章』と銘打ち、前述の序章作品からスピンオフした内容をミュージシャンとともにコラボレーションしたものとなります。同作は路上パフォーマンスでも上演を続け研磨していく予定です。以上を踏まえ、７月には集大成でもある『協走組曲最終章』を完全ダブルキャストにより１週間のロングラン公演を行い、完成度の高い作品づくりを目指します。８月以降は、『序章』『第２楽章』『最終章』とパッケージングされた３作品を用意して、他都市やライブハウスでの公演を考えています。