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劇団バッコスの祭（東京都）

公演に携わっているメンバー：9人

団体紹介

観客動員数１０００人を突破した勢いに乗って、３年以内に２０００人を越え、将来的には５桁を目指します。


つかこうへいさんが「つか以前・つか以後」と言われたように演劇シーンに深く切り込みたいと考えています。
バッコスの祭が掲げているテーマは「最高のスタンダード」です。

１９世紀以降の演劇は、古いものに対する反発から新しいスタイルが形成されてきました。
わざとらしさを嫌ってリアリズムが始まり、感情の否定から叙事的演劇が現れ、言語への不信から不条理演劇が生み出されました。
しかしそんな大きなうねりの中でも、物語の力によって人間の本質やこの世の真理を描いた作品は、しぶとく生き残り続けています。

近年の小劇場界ではセンセーショナルな舞台が人気を博していますが、バッコスの祭はあくまで王道を走ります。
作者の死後も他の団体や学生が上演したくなるような作品を残すことが目標です。

応募公演への意気込み

邪馬台国の興亡をモチーフに、精神と文明の対立を描く壮大な物語です。

初演は２００５年でした。
脚本は大きなポテンシャルを秘めていましたが、当時は演技・演出の力が及ばず、大きな成果を上げることはできませんでした。
劇団員全員が経験を重ね、スタッフワークも強化された今、改めてこの「眠れる獅子」を呼び起こします。

バッコスの祭は２０１２年で旗揚げ１０周年を迎えます。
知名度の伸びは遅い方だと言わざるを得ませんが、劇中で起きる産業革命のように、今年は躍進します。

将来のビジョン

『白虎隊風雲録 コダマ！』
９月２６日（水）～１０月１日（月）
シアターグリーン BIG TREE THEATER

池袋演劇祭に参加し、四連続受賞、なおかつ最優秀賞を狙います。

白虎隊の少年たちが東北の地に眠る英雄たちを召喚し、共に戦うという物語です。
良い意味で『少年ジャンプ』的な、熱いバトルを繰り広げます。

時系列上、２０１０年に上演した『ミブロ！ ～新撰組転落記～』の直後に当たるので、シリーズというわけではありませんが、敢えて似たタイトルにしました。