神様の言うとおり

NICE STALKER（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

団体紹介

【 NICE STALKER ： ナイスストーカー 】は、イトウシンタロウを主宰とする【芸術表現を大義名分】とした【個性的な女子たちをフィーチャーした作品製作】を行う創作団体です。

メンバーは、WEB上に開設した「NICE STALKER バックステージ」という、クローズドのSNS(承認制)に登録し、主宰を中心にゆるくつながりながら、イトウシンタロウの出す企画毎に参加者を決めてチームを作り公演を運営しています。

集団への出入りの敷居を下げることで、アイデアと人間の風通しが良い創作環境を担保する【劇団とプロデュースユニットの中間のような組織】を目指しています。

劇場での演劇公演、ワークショップ(俳優、一般・中高生の方も対象に開催)の他、インスタレーションとしてのWEB企画製作・SHOPの運営、LIVE配信などの活動を行っています。

現在は完全クローズドの集団ですが、いずれはファンや関係者にも集団を解放し、一定の制限の中でゆるくつながりながら、一つの作品を作り上げていく半ＣＧＭ（消費者生成メディア）的創作集団を指向しています。

社会にとっての演劇を変えるには、それを作る集団の在り方自体を変える必要があると考えています。

応募公演への意気込み

この公演は、【上演中にリアルタイムで行われる観客の電子投票】によって【ストーリーが分岐していくマルチエンディング型展開の舞台公演】です。主人公が取るべき行動に選択肢が提示され、観客の多数決によって、その先の物語の展開が変わります。

【WEB上で投票を行えるレンタルアンケート】のシステムをお借りして、お客様に各々の携帯電話から電子投票をしてもらい、上演中の舞台に観客席の意思をリアルタイムで反映させることを可能にしました。2011年2月現在、同様の企画を小規模舞台公演でやったという記録は国内にありませんので、上演されれば小劇場初の試みとなります。

ストーリーは、主人公である女子の人生を「学生時代からの10年間」に切り取る形でお見せします。恋も友情もホントもウソも(衣装も水着も)、彼女の運命はお客様の気持ちひとつ。観客には、文字通り彼女の命運を握る【神様】になってもらいます。

ネットでは安易な「神○○」という言葉も溢れる昨今、無宗教とあらゆる物に神が宿る「八百万の思想」が共存するこの国で、そこかしこに遍在する【神様】とは何であるのか？　観客自身の手で切り取り体感していただくエンターテインメント作品です。

将来のビジョン

NICE STALKER　次回公演の企画概要です。

▼タイトル
『バンドキュ！』

▼会場
東京都内の劇場

▼日程
2011年11月下旬

▼概要
ドキュメンタリー映像番組はあっても、ドキュメンタリー演劇公演はありません。

NICE STALKERでは、とあるガールズバンドの「ドキュメンタリー演劇公演」を作るべく、楽器や音楽にまるで触れたことのない俳優・女優が、ゼロからガチで演奏・楽曲製作に取り組みます。

さらに、その様子をおさめた映像を「『ドキュメンタリー演劇』の製作自体を記録したドキュメンタリー」として配信しながら、稽古・公演製作を行います。

そして実際の公演本番では、【実際の取材に基づくドキュメンタリー演劇】と【ドキュメンタリー演劇の製作自体をドキュメントしたドキュメンタリ―映像】を交互に織り交ぜた戯曲の作品を上演します。

リアルのレイヤーを何層にも重ねて作られる、一風変わったフィクション作品です。