【日程決定です】『異説　金瓶梅』

クロジ（東京都）

公演に携わっているメンバー：9人

団体紹介

乙女企画クロジ☆は、お客様とのガップリよっつの“タイマン演劇”を目指しております。「ヤッちゃってから後から考える」。そんな理屈を超えた“女“という生き物の、衝動であるが故の滑稽さ、面倒くささ、ずるい依存関係、自分を確立する為の執着心などを、生々しさと妙な美しさの境界線で、お客様の心と殴り合うように描いていきたいのです。

今もこれからも目指したいのは、「お客様に支えられる演劇」。

お客様と舞台との関係をドライにしてしまうのではなく、
きちんと反応を踏まえて、一人一人と向きあっていきたい。

わかる人にだけわかるのでも、かといって媚びるのでもなく、
あくまでも常にお客様と対等でありたい。

それが私たちの今後も続く在り方です。

応募公演への意気込み

「私があの時殺したのは、夫じゃなくて自分自身・・・」
自由への憧れと不安。不自由への嫌悪と安堵。そこが嫌悪するような掃溜めだとしても安堵を感じてしまう矛盾。無限は怖い、囲いが欲しい。

女性にとって“束縛される”ということは、幸せなのか不幸せなのか？

“束縛“にしがみ付き続ける女性の姿をテーマに、
西遊記や水滸伝、三国志と並びながら、そのあまりに過激な表現から現代ではあまり取り上げられることがなくなった、中国四大奇書の一つ「金瓶梅」を、生生しく大胆にアレンジ致します。

乙女企画クロジ☆第十回記念公演。
劇団の７年の集大成と、泥臭くとも美しい女たちの生き様を是非観にいらして下さい。

がむしゃらに生きる全ての女性に捧げます。

将来のビジョン

都会になりきれてないから、そんなに人と人が知らんぷりでは生きられない町。町にはサーカスがある。
一年の半分くらいは旅巡業で、全国のお祭りとか学校とかを巡って町に帰ってくる。
昔すごく流行ったりしたこともあって、町の人たちにとってはサーカスがちょっと自慢。
それ以外にこの町にあるのは、油まみれの煙突と、丘の上のサナトリウム風の療養所だけ。

姉妹の母は体が弱く、昔この町の療養所に入院していた。

療養所に慰問で手品を披露しにきていた奇術師は、人妻である母に恋をする。
毎日毎日花とか鳩とかやたら出す。

ベッドが遊園地みたいになった頃、母は自分の下の娘を彼に贈ることにした。

想いがあって、愛があって。だれかのために贈る言葉。
でも激しさは、哀れ。

乙女企画クロジ☆第11回公演
2011年12月初旬。劇場迷い中。探し中。
8ステ～10ステ。