15 Minutes Made TOUR

Mrs.fictions（東京都）

公演に携わっているメンバー：15人

団体紹介

私共Mrs.fictionsは舞台芸術を『関係性の芸術』と捉え、表現者と観客の関係性、表現者同士の関係性、演劇と社会の関係性をより豊かにする為の活動を模索、実践しています。

その具体的な活動の一つとしてショーケース型演劇イベント『15 Minutes Made』を主催し、過去三年間の活動をもって東京を中心に一定の認知を得るに至りました。

今後は、小劇場を取り巻く環境全体を好転させる為にはより大きな影響力を持った活動が必要と考え、より一層発展的に活動を継続していく事を当面の課題としています。そのうちの一つが今回プレゼンテーションさせて頂く『15 Minutes Made TOUR』です。

将来的には、上記のような活動を展開することで『小劇場演劇の更なる活性化』『小劇場を取り巻く環境の整備』を行いつつ、そういった訴えかけをしている一つの創作集団として恥じることのない質の高い作品を製作し、小劇場演劇シーンを牽引するような集団になりたいと考えています。

応募公演への意気込み

15 Minutes Madeは、『観客と様々な表現との出会い』『表現者同士の出会いと交流』を通して、小劇場演劇の活性化、創造環境の整備を行う事を目的としたショーケース型演劇イベントです。私共はこの企画を小劇場演劇の新たな入り口として機能させるよう尽力して参りましたが、10回の開催、集団の活動も三年を数えるに至り、より一層発展的に活動を継続していく必要があると考えました。

そこで、15 Minutes Madeのツアー公演を企画しました。この企画はまず東京と大阪という日本を代表する演劇シーンを抱える都市で企画自体の認知度を高めると共に、それぞれの演劇シーンを隔てる垣根を取り払い、気鋭の若手劇団がツアー公演を行い易い土壌を形成する事を当面の目標としています。

東京と大阪、それぞれを拠点として活動する複数の団体が、一つの公演を持ってツアーを行う。その中で生まれる表現者同士の交流と、観客にとっての新たな表現との出会い。これらは単なるショーケースの枠を超えた影響を小劇場演劇界全体に与えることとなり、小劇場演劇の未来を考えるうえでも非常に有意義な企画であると確信しています。

将来のビジョン

2011年8月に集団結成以来2回目となる単独本公演を予定しています。

15 Minutes Madeをはじめ、小劇場演劇の更なる活性化を訴える集団としての説得力は結局のところ、作品の質による所が大きいと実感しています。単独公演を行う事によってMrs.fictionsの活動全体の説得力、発言力が大きく左右されます。そういったプレッシャーを感じつつ、15 Minutes Madeを主催した事で培われたスタッフワーク、過去参加団体から学んだ技術を活かし、全霊を込めて単独公演を打つ所存です。
滅多に単独公演を打たない私達ですので、率直にいうと絶対に外せない公演です。

グランプリを受賞し潤沢な予算組みが出来るのであれば、舞台作品としての充実はもとより公演自体を楽しみに出来るような、お客様が劇場に来ること自体にワクワクするような仕掛けを考案し還元したいと考えています。
エントリーしている公演と次回公演で公演の質が異なり対象にならない、ということであれば、賞金は12月に開催される15 Minutes Made Vol.11に回させて頂きます。