ことばのない

ことばのない

こゆび侍(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
バクテリアとダンプカーの、表面的ではない、ほんものの感情のぶつかり合い。
こゆび侍が考えた無意識に働きかける稽古、経験を植えつける稽古を繰り返すことで、人間の身体はバクテリアに近づくし、ダンプカーにもなります。そういうことを、ミシェル・フーコーや、ラカンから学びました。

偏屈な男の子の動かすブランコに、お客さんを乗せ続けます。ブランコは麻薬です。
乗ってしまったが最期、僕たちと円周率の果てを目指さなくてはなりません。
決して果てがないことは分かっているけれど、一桁でも深い場所へいくのです。
ところで、この世のすべての力はたった4つの物理の法則で表すことができます。

将来、こゆび侍の役者は、バクテリアとダンプカーになっています。
応募公演への意気込み
「スタジオ・アルスノーヴァ」が、今年の5月で閉館になってしまいます。
アルスノーヴァのことを父親の背中のように思っていた僕たちは、一様に気が違ってしまいました。それは、劇団にしてからのすべての公演を、アルスノーヴァでやっていたからという、非常に個人的な理由です。

けれども、その悲しみは本物です。こんな悲しみに包まれるくらいならアルスノーヴァでやるんじゃなかったと、僕たちはアルスノーヴァの前の細い路地に立ち、「バーカ」と何度も叫びちらしました。

あーすっきりした。と、背を向けて駅へ進もうとしたとき、アルスノーヴァがしゃべり始めました。劇場なのではっきりとはしゃべってはいませんでしたが、ほんとうに、なにか、しゃべっていました。

そりゃそうだよ、40年もの間、身体の中に言葉をためこんでいたんだもの。何も言わず、ただ黙って建っていたのだもの。

そんな「死」を待つ劇場から、演劇をひとつ、どうぞ。
将来のビジョン
「網膜火傷」というタイトルで、「視覚論」を、アリとアリジゴクの物語、被食者と捕食者の関係を用いて表現します。

自らの寂しさを紛らわすために、食糧であるアリを飼っているアリジゴク。やがてウスバカゲロウになり、弱々しく死んでいくアリジゴク。 一方アリは、生き延びるために、永遠に続く物語を夜ごと演じ続けています。仲間のアリがもぐもぐ食べられているのを見ながらも、演じ続けます。

もちろんアリもアリジゴクも何かのメタファーなので、物語を内側から見たり外側から見たりと、大忙しな舞台になることは間違いありません。また、アリジゴクは生まれてから死ぬまで一回も糞をしないので、その行為も何かのメタファーとして提示していきたいと思っています。

公演に携わっているメンバー(6)

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川連

川連です。 がんばります。 コメントは後で書くことでしょう。
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ヒロセ

40年以上も歴史のある劇場だったそうです。 阿佐ヶ谷住民ですら知らないようなひっそりとした小さな劇場ですが、こんなところで今まで沢山の団体が色んな汁を飛ばしていたんです。 劇場さんは全く表に出ない方なので、閉館の知らせをどれだけの方が知っているかわかりません。 ただ、なくなってしまう前にもう一度ここでやりたい。 そして、こんな素敵な場所があったと知って欲しい。 さよならを一緒に言いにきて欲しい。 そんな悪あがきな公演です。
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りつ

主に身体訓練の分野で関わっています。
Nophoto member
ひろ

音響・音楽として参加します。
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紅こゆび
脚本 演出

作・演出で関わっています。消えてしまう劇場の空気を、そこにとどめておこうとする試みを、まじめにやります。
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みゆきっちょむ

阿佐ヶ谷駅から徒歩3分なのに、CoRich!の劇場一覧に載らないアルスノーヴァ。 床は端っこが下がっていて、イントレなんて建てようものなら危険極まりないアルスノーヴァ。 外観はまるでおんぼろアパート。 ひっそりと、でも、しっかりとそこに存在している。 耳を澄ませば吐息が聞こえてくるんじゃないかって言うくらい、いきものみたいな小屋。 アルスノーヴァはこゆび侍の生まれゆく物語を、暖かく包んでお客さんまで届けてくれた小屋です。 さよならアルスノーヴァ。 日常に転がっているような感情を、非日常なこゆび侍の世界観に包んでずしんとお届けしたい所存です。

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