キリエ

キリエ

儚組(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
私たちは、作り手と受け手が非日常であるエンターテインメントを媒体に、
日常で傷つかざるをえない魂の解体と再生を物語性によって共有することで、
ここにある世界が希望へ向けてわずか一歩先に進むための空間を創作してゆきます。

よって私たちにとって舞台作りは手段のひとつに過ぎません。
今後、美術や散文など、演劇に限らない創作活動を志ある内外の人々と行い、それを主たる舞台活動へ集約していきます。

公演規模に囚われ趣旨を違えることはありませんが、より遠い外側へ向かうために、今後積極的にコンクール参加や情宣活動をしてゆきます。
また非日常に接することの難しい人々にこそ作品を届けたい思いから、劇場での託児サービスや企業の福利厚生提案などをさらに充実させていきます。

現在プロの参加者も少なくありませんが、決して商業活動を目指すのではなく、将来的にはNPO法人化を意識して、今ここにある創作と対峙します。
応募公演への意気込み
今、混沌とした内面と対峙して自分探しを続けてきた私たちの自意識の時代に、大きな変化の兆しを感じています。

自虐的な混沌の無意味さを知った、来るべき社会の新たな魂たちが、あらゆる自他の情念を代替可能な記号とすることで、その内面の混沌を喪失し空洞を得て輪郭者となり、この日常に棲みつつある。
次の世代に向かい、私たちは善悪を離れた時代の必然として、輪郭者たちと共存していくことになります。
それはまた、人々がこれまで魂を慰めてきた古き良き隣人を懐古する自閉した情念からの、解放でもある。

そんな輪郭世界への希望を探ろうと、現実と非現実、喜劇と悲劇、肉体と情念の混沌で、人の欲望を純化さてゆくと、
物語から感情がそぎ落とされて、美しい舞台空間に深い寂しさが生まれました。
それが今回の作品『キリエ』です。

もはや避けられない記号化と空洞の輪郭にあって、私たちの魂はなおかけがえなく輝き続けなければならないのだと信じる思いにより、この公演を行います。
将来のビジョン
2007年9月6日(木)~9月9日(日)

『X9UO(仮)』

劇場・アイピット目白
作・面高純一
出演・ののゆうこ 守祥子 船井那女 海菜 松原彰兎 ほか

虫とり網をもって、虚無をつかまえにいこう。
この日にお別れを言うために。

人と人の狭間にあるもの、またそこから生まれるものと向き合い続ける儚組が、さらなる傷痕のエンターテインメントを追い求めます。
プロ・アマ入り乱れた参加者にも、より気概ある創作する人々を迎えはじめています。

また2008年は、3月、8月に公演を予定しております。

公演に携わっているメンバー(6)

akito

儚組の舞台空間から何かを感じてみてください。
nono

儚組創立メンバーです。最年長です(笑) 旗揚げ公演『泣キ猫の夜と郵便配達』で全ステージ前売完売という快挙からスタートダッシュの儚組。 どうぞぜひ一度私たちのつくる濃い世界をご堪能ください! きっと麻薬のようにあなたを引きつけて離れられなくなることでしょう。。
mamoru

儚組でしか表せない世界観がまたひとつ中野MOMOにて誕生します。この作品の中でどう生きるか、役者として戦いの真っ最中です。
あまやかん

音響のスタッフでお手伝いさせて頂いてます。
墨和

ファンタジーとリアルの狭間、 滑稽と悲劇の狭間、 思考と感情の狭間。 そんな狭間の混沌で欲望を純化させると、 そぎ落とされた美しい舞台空間に、 限りない寂しさが生まれました。
那女

儚組発足メンバーの那女です。出演して、お衣装なども創作しています。 この物語は、演じている間の時間の流れがとても不思議です。 いくつかの生き物が、重なりあって、絡み合って、いじわるしあっているみたいな。 この不思議さを、ぜひ客席で体感していただきたいです! ご来場を、心よりお待ちしております。

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