イメージの世界

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ユニークポイント(静岡県)

公演に携わっているメンバー:7人

団体紹介
現在の演劇界において戯曲での差別化は難しいと考えている。そのためには、劇団という場における稽古での試行錯誤を繰り返しユニークポイントのオリジナルな方法論というものを、考えていくことが必要である。オリジナルな方法論とは、万人に通用するものでなくてもよく、必要なのは、私たちの上演に必要な身体を発見していくことである。また劇団のレパートリーの充実を図り、積極的に全国の各都市での上演、ならびにワークショップを行いたい。また日韓の演劇交流(主に俳優)を進めていき、たとえば合同公演のような形を目指し、人間のもつ力を、演劇を通じて表現して行きたいと考えている。また劇団という集団は、社会と密接に関わる方法を模索していく必要があると考えている。ユニークポイントでは、ノンプロフェッショナルの参加者、子供たちとのワークショップを通じ、演劇の魅力を伝えていく活動を行ってきた。今後社会は、ますます演劇を必要とするだろうし、そのために劇団の果たす役割は大きく、そのためには信頼の置ける方法論と、ノウハウの蓄積が必要だろう。
応募公演への意気込み
昨年「脈拍のリズム」という作品で、交通事故の被害者について扱いました。現在ではごく普通に事故があれば亡くなった方に焦点が当てられ、被害者の人権は広く認知されています。法律も整備され、世の中がよくなった印象があります。もちろんこのことはいいことだし、異論するわけではありません。しかしながら、その一連の社会運動は論理ではなく、被害者感情という不確かなものが根拠である、というところに不安を覚えます。最近「ブログの炎上」ということがあるようです。無数の匿名のものによる書き込みは、なんとも不気味な感じがします。でもこのブログの炎上と、さきに書いたような被害者の感情で社会が動くことに明確な違いはあるのでしょうか。イメージを真実だと思いこみ、世の中が右へ左へ振れている感じがしてなりません。この状態が加速すると、近い将来大きな過ちを私たちはしてしまうことがあるかもしれない。スイッチが入れば、あっという間に戦争になってもおかしくない、そんな不気味さを覚えます。本作は、そんな気分を舞台に上げてみようと思います。
将来のビジョン
次回公演は、北海道を舞台に、炭鉱で働く朝鮮人労働者と、ある日本人家族との交流に焦点をあてた作品です。作品づくりの特徴としては、韓国でオーディションを行います。日本語のできない俳優との競演は、そのまま作品世界を体現するものと思われます。現代を生きる私たちが、圧倒的な歴史的な出来事の前に、どのような思いを抱くのかを検証する機会にしたいと考えています。

公演に携わっているメンバー(7)

山田裕幸
脚本 演出

作演出です
ぐりちゃん

票券管理を担当しています。 ぜひ観にいらしてください。
ACTUAR

地固めていきたいです。
aiи∞

家庭科の木村です。
きぬmao

出演者の衣川です。
ふく

ちょろっとお手伝いさせていただきます。


3月からです。 よろしくお願いいたします。

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