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カテゴリ:ワークショップ告知 返信(2) 閲覧(95) 2026/08/18 23:30
「口を大きく開けることと口を大きく使うことの違い」
全くの初心者にも既にプロダクションや劇団に所属してプロとして活動している方にも
毎週レッスンしていて感じるのは、刷り込みの怖さです。
以前のレッスンで云われた抽象的なダメ出し(←この言葉自体僕は嫌いです。
外国の演出家の現場のように「アドバイス」や「お願い」の方がずっと好影響が出やすい)や
テクニックの差異を具体的に指摘出来ない担当者の、精神論のせいにする押し付けを
「自分が駄目なせい」の理由に真摯に受け止め過ぎてしまって、
出口のない袋小路に自分で自分を追い詰めてしまう・・・
演技中思うように表現出来ないと「ごめんなさい。」を連発してしまう・・・
僕の稽古場では演技が上手くいかなくても「ごめんなさい。」は言わないでほしいと伝えています。
誰に頼まれたわけでもない、演技表現の上達の為に
一生懸命やっているのは確かなことなのですから、
貴方は謝らなければならないようなことは何もやっていない。
レッスン中の「ごめんなさい」癖は付けないでほしいと思っています。
例外はもちろんありますが(笑)、演技者を志す人は基本的に真面目な人が多いと感じています。
真面目な人ほど、刷り込みをいつの間にかトラウマ化にしてしまい、
演技が思うようにいかない悪循環を生み出しがちです。
それを避けたくて、レッスンでは精神論よりも具体的なテクニックを優先して伝えるようにしています。
メンタルも大事。でも気持ちだけあってもプラス技術も伴う表現者には敵うわけがないと思います。
台詞回しのウイークポイント改善の為に、
「口を大きく開けて台詞を言うこと。」を刷り込まれている人の多さには驚きます。
短時間で大勢の受講者をベルトコンベアー式に扱う演技レッスンでは
一人ひとりの癖や傾向に寄り添うことが出来ず、こうしたザックリした指導になりがちです。
顔面体操のようにとにかく口を大きく動かすことをきっかけに、いつしか自分に合った
滑舌克服法を見つけられる人もいますが、口を大きく開け続ける非日常的行為は
演技的にはマイナスに働くことの方が多いです。不自然だからです。
口を大きく開けることと、口を大きく使うことは違います。
発声、滑舌が良く、声に感情が乗りやすくなることを目指しているのに
日常的な表情、リアルな感情の表出から遠ざかってしまうのは遠回りだし、勿体無いです。
以前他所で演技レッスンを受けた経験者の方が、
口を大きく使う簡単な練習法を、実際にやってみせると驚く人が多いことに驚かされます。
口を大きく使うことが滑舌を良くする基礎。
それさえも伝えてない演技講師が多いのは罪作りです。
ヴォイス&アクターズ道場
http://yuichisato.com/
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