CoRich舞台芸術アワード!2019

「殺し屋ジョー」への投票一覧

1-4件 / 4件中

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投票者 もらったコメント
旗森旗森(374)

10位に投票

うっかりしていたら見逃すところだった。
行き届いた戯曲を手堅く纏めている、という印象であった「俳小」が大変貌である。
入口はやはり戯曲だったのだろう。アメリカではすでに人気作家というトレーシー・レッツの戯曲は、現代アメリカ戯曲の一面として強く持っている反社会性、暴力性、孤立性、家族への深い憧れと懐疑などを、お家芸のハードボイルド・ミステリ調に詰め込んだ二十数年前の若書きである。(日本初演)薬物販売の下っ端の若者22歳とその妹20歳の切ない青春ものとも見える。警察官でありながらアルバイトに殺し屋もやるという悪徳警官ものでもある。
舞台の物語は二転三転、筋だけ書いても意味がなさそうなハチャメチャの展開ながら、さすがアメリカの本だけあって、よく出来ていて、見ている間は乗せられてしまう。演出がシライケイタ。劇団温泉ドラゴンの主宰者で、そこのいわいのふ健と、外部から山崎薫が客演、総員5名の俳優で、現代社会の普遍に迫る世界を作り上げた。小劇場だから、俳優の技量を越えたナマの迫力がある。失礼ながら、いわいのふ健以外の俳優はいままで記憶に残っていなかったが、これで忘れられない役者になった。
シライケイタに星五つ。完全に満席。いい芝居が入るのは素敵なことだ。二時間二十分。珍しく休憩があるが、これもよく考えられている。こういう身も蓋もないアメリカの現代劇は今までもやってこなかったわけではない(サムシェパードやマメットなど)が、今回は最も旨く行っていると思う。今回は上演回数が少なすぎた。少し長い再演を待っている。

コナンコナン(932)

2位に投票

桁違いの衝撃、まるで全身に電流が駆け巡った様。
おかげで終演後、ず~っと痺れた状態から抜ける事ができず困った事になりました。
脚本(翻訳)と演出に演技、さらには美術・音響・照明、もう全ての優れた歯車が見事に合致した公演。その歯車達の回転がもたらす感動たるや!
演劇にハマった人には、きっときっかけとなる作品が存在すると思うのですが、とても言葉では言い表せない、その空間、その時間でしか得られない生々しい感動・・・突き抜けた感動がそこにはありました。

5人の登場人物に命が吹き込まれる序盤、だらしない家庭の中でおぞましい駆け引きの火蓋が切られ、事態がどう転がっていくのかどうにも目が釘付けの前半。
休憩を挟んだ後半、プロが全身全霊で挑む怒涛の展開にもう完全ノックアウト状態です。

暴力的表現が苦手な方には不向きかとも思えますが、そういう自分も暴力は大嫌いですし、もし必要とは思えない暴力的シーンがあれば嫌悪感を抱くでしょう。
しかし人生崖っぷちの人間や殺し屋という特殊な人間をしっかり描き切った作品の前では嫌悪感など全く感じませんでした。


じりじりと、やがて自我が暴発した人間同志のぶつかり合い、生きるか死ぬか渦巻く緊張感。そんなとんでもない処へと心は完全に引きずり込まれてしまい・・・後に残ったのは途方もないカタルシスでした。

久美子久美子(1196)

6位に投票

初めから舞台に引き付けられ目が離せません。脚本も面白く役者さんも上手い。圧巻の演技力に引き付けられっぱなしの2時間でした。緊張と興奮に観劇後とても疲れました。

kazuoga5409☆kazuoga5409☆(1420)

2位に投票

劇団俳小「殺し屋ジョー」の初日と2日目を観劇。初日は満席で、補助席設営のために10分遅れで前説が流れて開演。
劇団俳小は、昭和46(1971)年、早野寿郎・小沢昭一等が中心となって活動していた劇団俳優小劇場が解散を余儀なくされた為、演出家・早野寿郎を主宰者として、昭和49年1月に旗揚げされたもの。洋の東西、古典・新作などにとらわれず、幅広い演劇活動を続けている。

5人芝居ながらも上演時間は途中休憩10分を含めて2時間20分と長いが、終盤の緊迫感とその後の乱闘の迫力はまさに圧巻。
SEX、ドラッグ、バイオレンスとてんこ盛りの内容だが、終わり方がいい。冒頭のドティーの姿と重ね合わせると意味深いものが…。

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