CoRich舞台芸術アワード!2017

「ルート64」への投票一覧

1-5件 / 5件中

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投票者 もらったコメント
ベンジャミン2号ベンジャミン2号(1207)

1位に投票

圧倒された。イヤな事件を題材にしていて、胸が痛くなるようなシーンもあったけど、それでも2時間目が離せなかった。

退会ユーザ退会ユーザ(0)

3位に投票

いつも感じるが、こちらの劇団の一番すばらしい点は、「戯曲に真剣に取り組む」というところだ。
もちろん、どの劇団だって真剣に取り組んでいるのだろうが、「観客にどうみえるか」以前に「自分の中でどう役人物を内在化させるか」にひときわ心を砕いているように感じられる。

今回も、4人の生きてきた人生の空疎な部分を浮かび上がらせていた演技演出に深く納得、感動した。

次回は、初めて?鐘下以外の、三好十郎作品に取り組むらしい。
これはこれで非常に興味深い。いまから楽しみだ。

BIGBABYBIGBABY(492)

4位に投票

あっという間の2時間、終わった後もしばらく震えが止まりませんでした。
舞台では犯行現場を磯子区から綱島に移し(実際は一旦上九一色村に運んだあと新潟・富山・長野県に運んで埋めたようです)、午前3時に一家を殺害し夜明け前に埋めるという時間的な制約を設けることにより、舞台上の緊迫感の醸成に繋がったと思います。また実際は男性6名で犯行に及んだようですが、女性1名を加えた4名にすることにより、(今更ながら)犯罪を完遂できるかどうか危ぶませた感が良かったと思います。
さてタイトルの「ルート64」についてですが、おそらく殺害後車を走らせた道であると思われますが、舞台でどの道なのか具体的に示さなかったことがかえって見知らぬ夜道が与える恐怖を増幅しました(私の推察では綱島からの時間や東名高速利用、観光地や湿地の存在から宮ヶ瀬湖畔を通る神奈川県道64号伊勢原津久井線です)。
また、照明や音響を松本さんや岩野さんが行うことにより「閉ざされた世界」が見事に演出できたと思います。
最後にこの舞台を拝見し、改めてかような最後を遂げた坂本堤さん御一家のご冥福をお祈りしたいと思います。

コナンコナン(1438)

7位に投票

ハツビロコウさんの作品は初めてでしたが、あえてセット等を抽象化し、全神経を役者さんの演技に集中するよう仕向けたうえ、登場人物の内面を抉り出して観せる感じは、何度か拝見したTHE・ガジラさんの流れを強く感じました。
犯罪を犯した当人が憑依しているが如く、役者さんの渾身の演技に対しては、観る側も真剣に向き合わなければ!と襟を正す思いで拝見させていただきました。

崇拝者を否定したくないが為、矛盾や拒絶感に無理矢理フタをして、それでも噴き出してしまう感情の塊に絶句!の連続でした。

おそまつに思える程のミス連続。
それを見るにつけ、この人達はやっぱり殺人など犯したくなかったんだなーと。
やめちまえばいいのに、というイライラ感と、引き返せない痛々しい想いが怒号と共に突き刺さります。

長寿郎長寿郎(5894)

4位に投票

ヒリヒリとした緊張感が漂う舞台でありました・・・・
現実にその現場にいるような臨場感もあり
星数はオマケしたくなったーです

約2時間の作品
舞台セットはチープな感じの4人乗り自動車を中央に配し
壁は木のベニヤ板調かしらね
実際の信者らが前に集った仏像は発泡スチロール製だったそうで
なんかリアリティも感じるなぁとかも思ったです

殺人の行動を”ワーク”と称し
殺人自体を”ポア”と言い換える不気味さや
各人の責任や密告の不安定さなど
本当によく表現されていましたわ

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