11月戦争とその後の6ヶ月 公演情報 11月戦争とその後の6ヶ月」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-20件 / 26件中
  • 満足度★★★★★

    アロッタ史上、最高の。
    オシャレでPOPで可愛らしく、そしてカッコ良くてドラマチックな作品だったのが「11月戦争とその後の六ヶ月」。笑いと涙と愛とエロ(笑)に満ちた素敵な作品でした。客演の鈴木信二くんを中心にバランスの良い配役が垢抜け感の一番の理由かも知れません。初日ということで固さやトラブルも多々ありましたが、きっとこれからどんどん良くなっていくんだろうなという予感は大ありです。

    「王国」の脚本は現役高校生の手によるものだそうですが、高校で演じていたら高羽彩さんの「モロトフカクテル」以来の伝説になったと思われます。学生運動家を徹底的に時代の敗者として描き、悪意さえ感じるその描き方は観ていて吐き気を覚えたほど(誉め言葉です)。その脚本家の金子くんは、役者の才能もあると見受けました。将来が楽しみです。

    (※後日、「影のあるオンナ」も観る予定です。その後、追記します)

    ネタバレBOX

    ・峯尾くんの役がとても愛に満ちていて、こんな風に愛されたら幸せだろうなと乙女心をくすぐられました(*^-^*)

    ・新平くんもとても温かいアホキャラを生き生きと演じていて素敵でした☆
  • 満足度★★★★★

    近いです。
    それはもうとてもとても・・・。

    正直、近すぎてのけぞるくらいです。

    それだけに濃厚に濃密に役者さんたちのお芝居を味わうことができました。

    それってたぶん・・・

    牛乳で言ったら牧場で絞りたてくらいの濃厚さでしたし、
    蜂蜜で言ったら蜂の巣から直接蜜を吸い取るくらいの濃密さでした。

    つまり、
    めっちゃうまいってことです。

    ネタバレBOX

    青木ナナさん・・・

    好きです。

    ああ、
    すいません。
    これは感想に関係のない単なる告白です。

    さて、

    『王国』にしろ『11月~』にしろ、
    なにしろ良かったです。

    何がって、何度も言いますが、近かったからです。

    そしてその近さに耐えうるお芝居でした。
    良かったです。

    いつもの『滅びの美学』的なものもしっかりと味わえました。

    最高でした。

    芝居後、
    安川結花さん自身がDVDを売っている姿がなんだかグッときました。

    今度こそ買います。

    つまり今回は買わなかったってことです。
    すいません・・・。

  • 満足度★★★★★

    この劇団に注目しよう!
    タイトルとおりの素敵な物語でした。ホントに素敵で,涙が溢れてしまいました。芝居があんなに近いところで行われ,役者さんの感情を感じ過ぎてしまったせいかもしれません。とにかく傑作です。番外公演ということですが,次の本公演も楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    「王国」を観た!
    最近の高校生は凄いです!ってか金子君が凄いです。これは11月14~15日に東京芸術劇場で観た高校演劇の集大成でも確認済みです。いやはや、おもろい!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    元学生運動家の男は自身の妄想の中で生きていた。かつての学生運動のリーダー的存在として闘争していた頃が、彼の青春であり充実していた時期だったからだ。そのころ出会った女を妻としたが、妻は組織の中で男をとっかえひっかえしながら多情な浮気癖でこの男を裏切った揚句、逃げてしまう。
    一方で男は実父から性的虐待も受けていた。

    そんな過去の闇が男の実娘とかつての妻を混同させて、娘を性的虐待する。虐待の連鎖だ。しかし、そんな父親を娘は容認する。乱暴な愛撫にも容認する。いや、容認というよりも受け入れてる。娘は学校へも行かず家にこもる。二人の愛は傍から見ると歪んでいるが、その乾きはどちらがどちらを支えているのか、互いに困っているのか、必要としあっているのかも良く解らない。なんともグロテスクなフォルムだ。「親子は相手が誰よりも大事なんだから何をしてもいいのよ。」なんて声が聞こえてきそうだ。

    互いに繋がれて、どちらも相手から逃げられない親子はこの父の「王国」で運命的で、いやな感じの中で生き、二人の輪郭がどんどん緩んで正体が解らなくなっていっても、この王国が二人のネバーランドなのだ。

    素晴らしいです。凄い本を書くなぁ・・と圧倒された時間だった。そして野口の安定した実力のある演技とフレッシュな藤崎のタッグ。決して出しゃばらない青木の演技。そして、金子。
    彼らの「王国」はその名に相応しい王国でした。

  • 満足度★★★★★

    エロチックな劇団名
    『王国』と『11月戦争...』を見ました。劇団名通り、どちらも私のようなお子ちゃまには刺激の強い作品でした。『王国』はあの頃に対するノスタルジア的風潮に往復ビンタを喰らわす超問題作!『11月戦争...』はピュアな恋愛物語であるものの、自然が溢れた美しいくらいのアポカリプスを描いたという点で画期的でした。極めて実験的な内容と規模でありながら、難解ではないところもグー。特に『王国』の作者/出演俳優の名前は今後のために覚えておくことにします。

  • 満足度★★★★

    「影のあるオンナ」を観た
    基本的にミチコさんが好きです。しかも最近の痩せたミチコさんが好きです。そのミチコさんがあられもないお姿でアミタイツなんか穿いちゃうてんだから、これは見逃せないぞ!ってな言い知れぬ感情で観に行ったわけさ。

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX


    そんなミチコさんは特別な能力があり、ミチコさんが触れた者は自らの本音を暴露させちゃうってんだから、こりゃあ「しまった!」としか言いようがない。

    そんなミチコさんの「能力を使ってみないか?」のXメンからの誘いを受け、ミチコさんは、キャッツアイばりばりに暗躍するかと思いきや、以外にその能力の使い道がなく、最終的に舞台での仕事がミッションされる。笑
    ショートコント。すごく楽しい!(^0^)
  • 満足度★★★★

    19時から観ることをお勧めします
    <王国>

     高校生が書いたとは思えない作品で、ただただ驚きでした。


    <11月戦争とその後の6ヶ月>

     暖かい気持ちになりたい方にぜひ。

    ネタバレBOX

    <王国>

     題材への着目もさることながら、作品の完成度の高さもかなりなものです。
     終盤の畳み掛ける展開がなんとも印象的でした。
     出演者が少なく、セットも最小限なので、
     なおさら本のすごさが引き立ちます。
     テーマ的にこれを高校の演劇部で上演するのは、そりゃ反対されるわ・・・

     吉岡太郎役の野口さんも熱演でよかったですが、
     作品を書いた金子さんが 同居人役で出演されていて、
     淀みない演技でこれまたなかなか見せてくれました。

     おすすめです。


    <11月戦争とその後の6ヶ月>

     今日的なインフルエンザ流行の話題を物語の題材に、
     見ている方がちょっと恥ずかしくなるような台詞がポンポン出てきます。
     でも、殺伐とした最近だからこそ、
     気持ちが暖かくなるような大らかなラストが良いのかも。

     物語の時間がどんどん流れていくのですが、
     役者の舞台への出入りがスムーズで、
     時や場所が変わったことに違和感を感じない演出でした。

     ナオ役の鈴木さん良かったです。
     感情が表情によく表れているように見えました。

     照明や音響に一部混乱があったのはちょっと残念。
     シンプルな舞台だからこそ、ピシッと決まってほしいところ。
  • 満足度★★★★

    貫きうる積み重ね
    「王国」は淡々としたシーンの積み重ねに油断をしているうちに
    常ならぬ世界に惹きこまれる・・。

    「11月・・・」はとても完成度の高い作品。
    松枝作劇が見事に機能して、
    がっちりボディを作り上げ
    物語を貫き通しておりました。


    ネタバレBOX

    べたな言い方ですが、
    2作それぞれに
    観る側をしっかりと捉える魅力がありました。

    *王国
    高校生の戯曲といわれても俄かには信じがたかったです。
    冒頭の学生運動の捉え方は、
    やや偏った概念に縛られている感があるのですが、
    個人の世界に物語の重心がが移りはじめると、
    観る側を引きずり込むような力が舞台上に生まれて
    すとんと引きこまれてしまいます。
    主人公の世界がしっかり見えるところまで
    したたかに連れていかれ、
    冷徹にその世界を俯瞰させられる。
    物語の終盤には
    ぞくっとするほどの醒めた視点が
    内包されていて
    それも衝撃的でした。

    初日ということでしょうか、
    台詞のやりとりや重ね方のタイミングなどには
    いくつか気になるところもありましたが、
    青木と野口が手練の演技で物語の枠をしっかり作りこんでいくので、
    よしんば台詞が早く出たとしても
    舞台の空気にぶれがない。
    16歳の役者二人にも末恐ろしいほどの存在感があり、
    観る側が斟酌なく
    真剣勝負で舞台からやってくるものを
    受け止めることができて。

    がっつりと見入ってしまいました。

    *11月戦争とその後の6ヶ月

    松枝作劇の緻密さと切れが良いほうにしっかりと機能して、
    物語に透明感を持ったふくらみが生まれていました。
    シーン毎にはっきりとした色が醸成されていて、
    舞台のニュアンスが明確に観る側につたわってくる。
    そのなかで、物語を単調にしないための、
    ウィットや危さが生きていることにも感心しました。
    安定した密度が作られているので、
    遊び心が物語を育てることができる。
    さらには物語の流れにリズムが生まれ
    観る側が心地よく運ばれていくことができるのです。

    また、この劇団はシーンのつなぎ方がきれい。
    ルデコの5Fはこう使うのだというお手本に思えるほど。
    個々のシーンの余韻を絶妙にコントロールしながら
    次のシーンにつないでいくやり方に
    舞台が強く満ちていく。
    緻密にデザインされた場面たちが
    失速することなくラストのシーンを昇華させる力へと重なって。
    終末観の切なさを凌駕するように貫かれていく台詞が、
    べたなのにびっくりするほど美しい。
    すっと昇華していくような感覚がうまれておりました。

    役者も安定していて・・・。
    鈴木信二は、艶のある役者さんで、
    それゆえ物語の設定に説得力が生まれていたし、
    薄っぺらくならないだけの懐の深さも持ち合わせていて。
    安川に加えて峯尾や井川が
    シーンの枠のなかで何かを伝えるだけでなく
    シーンを育てるような芝居が出来ているのも大きい。
    要所で物語を動かしていく斎藤の演技にも
    観客が身をゆだねるに足りる安心感がありました。

    2作とも、
    この先さらに育っていく部分があるとおもいます。
    でも、初日の段階でも、
    休憩をはさんで3時間弱の公演が
    あっという間に感じられたことでした。











  • 満足度★★★★

    「11月戦争とその後の6ヶ月」を観た
    ひたむきな愛は冷えた心を癒してくれるから、最後にそこにたどり着くのかもしれない。
    ナオもミサもこうして愛しさが溢れる恋人に気が付いたのだ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    今回の物語は「愛」がテーマだ。だからナオの研究やその他の経過は、その真髄に触れるまでの予兆にすぎない。

    ナオを想うマコとミサを想うサトルの真剣さは同等で大人の恋に相応しい。
    一方でナオとミサのそれはどこかふらついている。ナオはマコと付き合いながらも昔の彼女ミサと寝るし、ミサの現在の彼・サトルはナオの友人でもある。
    当初、この4人の関係がぐちゃぐちゃで、一体どーなってんだ?!と思いきや、そのうち、ミサはナオのことがまだ好きで別れた後もナオを忘れられない感情があるのが見てとれる。

    しかし、ナオもミサもマコとサトルのひたむきさにいつしか惹かれ真剣に想うようになるが、ミサからナオの不実を明かされたマコはナオから離れる事を決意する。しかし、別れを告げられたナオは自分こそがマコを真剣に求めていたのだと今更ながら気づくのだった。

    ある日、好きな相手がいなくなるということは、もはや言葉を交わすことも、あの穏やかな笑顔を見ることもなくなるということなのだ。この不思議な空白、何かが断ち切られたような寂しさを生々しく思い出すとナオは自分の一部がもぎ取られたような暴力的な不在に気がめいってしまっていた。

    ここで、ワタクシが一番注目したのはマコの幼馴染のタイチの存在だ。彼がこの物語に絶妙に関わる事でそれぞれの登場人物の癒し的な存在になり、時にはナオを、時にはマコを、と、くるくると転がして見守る。彼こそが最後までマコを愛し続けていた存在に他ならない。父親のような愛だ。

    やがて、タイチのキューピットのお陰でマコとナオは再び結ばれるが、ナオが開発したワクチンのウイルスを悪用する輩のせいで世界中がインフルエンザウイルス感染の猛威に脅かされることとなってしまう。研究室に戻るように指示されたナオを待ちながら、やがてマコも感染し帰らぬ人となってしまう。

    残されたタイチの孤独はマコがナオに思いを寄せた時の孤独と同等なのだろうか?季節の変化が突然やってくるように、自分の大切にしていた人が他の男を好きになった、と解ったときの突然の孤独。それまでもずっと孤独を感じていたのに目の前で愛する人が亡くなった孤独。

    今回は自分の孤独と戦いながらも、なんとか二人に関わり紛れ込んで普通のふりをしていたタイチを想う時、愛しくて仕方がなかった芝居だった。

  • 満足度★★★★

    王国
    藤崎さん 初々しいじゃないですか

    ストーリー展開 感心しました
    もっと進化すると思います また見に行きます

  • 満足度★★★★

    3本ともそれぞれの面白さが
    3本とも観れるか?と思っていたが、11月戦争のダブルキャストも含めコンプリート(笑)
    3本とも、それぞれの面白さがあった。

    ネタバレBOX

    「影のあるオンナ」
    純粋にコントとの事であったが、ちょっとコント色は弱かったかな。
    面白く笑わせてはもらいましたが、コントと謳っているのであれば、もっと笑わせてもらいたかった。
    後、初日(キテレツゥは本日が初日)だったからか、効果音が出ない箇所が(笑)
    半分、コントとの事だったので狙ってるのかと思ってしまった(笑)(違ったようですが(^^;;)

    「王国」
    出だしにビックリしました。
    始まったかどうかわからない状態で、あの掛け声は卑怯です(笑)(勘違いしたしww)

    で、脚本を書いたのは高校生との事。いやーこれを高校生が書きますかぁ。
    脚本もいいですが、役者の野口雅弘さんと青木ナナさんが、さらによい作品にしてるのも大きいと思います。
    高校の演劇部で上演しようとして反対されたのも納得です。(内容もないようですが、高校生の中では演じれる役者がいないと思われる)
    嫌悪感を持つ人もいるかも知れませんが、オイラは面白かったです。

    「11月戦争とその後の6ヶ月」
    インフルエンザを題材にしてるとは思っていませんでした。
    上演時間が約90分との事であったが、内容が濃すぎだからなのか、感情の強弱が少ない会話劇だからか、少しそれ以上に感じてしまったかな。
    でも、決してつまらないわけでなく、面白かった。
    また、流れをそして空気を切ることない場転はお見事でした。

    あのラスト、マコは逝ってしまったが、ただ単に寂しく逝くのではなく、ナオがマコの意識内に現れることにより、幸せに逝けたと思えた。

    ただ、客席の高低差がないので、後方の席はちょっと見辛いかも。
  • 満足度★★★★

    11月戦争とその後の6ヶ月
    空軍(!)や聞いたこともないような隣国(笑)がある「もう1つの日本」での『感染列島』+恋愛モノ的な物語。
    暗転なしの、映像用語で言えば「ワイプ」のような場転や鍋を食卓に運んだ後に一瞬の暗転があり、それが明けると食後、という表現など、シーンの切り方に潔さがあり、その鋭い切れ味は「名刀松枝」(笑) な感じ?
    それと、照明といえば照明を落としてのSEXシーンも面白かったなぁ。
    で、ラストには「マッチ売りの少女」(もちろん別役実ではなく原典の方)を連想。
    あのオチが気に入らない観客にはハッピーエンドととれないこともないのが巧いっちゅうか、ズルいっちゅうか…(笑)

  • 満足度★★★★

    11月戦争とその後の6ヶ月
    恋愛の機微が楽しかったけど、なぜ、あそこで、彼女は食べて行ったのかしら?どこかに心境の変化があるはずなのにそれが見えなかった。

  • 満足度★★★★

    「王国」観ました
    そこそこ面白かったと思います。あとはネタバレのほうで。

    ネタバレBOX

    ルポライターが元学生運動の闘士をどんどん追い込んでいくシーンは、自分の父親を理解するための手段だったのだろうか。ただ、当時の活動の思い出(よきにつけ悪しきにつけ)から抜け出せない闘士である父と娘の関係を学生運動と絡めるのは、やや強引ではなかろうか。あるいは、大胆な発想として評価するべきか、判断しかねる。ただ、作品としてはよくできていると思う。また、ルデコという狭い空間でこそ生きる芝居ではなかろうか。不満を一つ。劇中に出てくる活動家がかぶっているヘルメットは、ちょっとどうなの?新しすぎだし、きれいすぎ。
  • 満足度★★★★

    影のあるオンナ
    影のあるオンナ。演技とか、おいといて、すなおにおもしろかったです。

  • 満足度★★★★

    影のあるオンナ
    本人曰く「97%フィクション」で描くナカヤマミチコの半生記。文字通り「影」を使う演出やリーディング能力を身に付けるまでとその後を分けた構成などがユニークで、連作ショートコントのようなテンポの良さも相俟って楽しい。また、登場人物によるナレーションの口調の一部に『わたしは真悟』のそれと共通のものを感じたりもして。

  • 満足度★★★

    3本とも見ました。
    全体として、いろいろ考えさせられるお芝居でした。

    「11月戦争とその後の6ヶ月」★★★
    たくさんの要素がぎっしりつまって公演時間90分くらい?にもかかわらず、2時間は公演されていたような気がしました。
    正直、詰め込みすぎで一貫性みたいなものがあやふやになっているとは思うのだけれど、うまく構成されていて、まぁいいかって気も。女の子のキャラがとても魅力的に感じました。
    「影のある女」★★★
    私はこういう方向性の話は好きです。単純明快。難しいこと考えなくていいのは素敵です。
    「王国」★
    衝撃的だったらなんでもよいだけではありません。観なければよかった。
    学生運動が実際にあった時代の人がみればまた違った観点で楽しめたかもしれないが、
    自分は残念ながら違う。
    ---
    前回この劇場で別劇団の芝居をみたときは狭くて尻が痛くて残念な思いをしたのだけれど、今回は椅子も普通サイズだし尻痛回避アイテムが席に用意してくれていたのがとても嬉しかったです。
    マスクが配布されますが、話に絡んできます。面白い試みだと感じました。

    ネタバレBOX

    「11月戦争とその後の6ヶ月」
    女性が魅力的で、それがこの物語を支えていたと思います。自分が男だからか?
    縁?あって前作からこの劇団の芝居を見てますが、
    安川さんのセリフは歌うような独特な感じがあっていいですね。
    多田あさみさんは、びっくりのナイスバディで、立っているだけでエロいです。
    前半の奔放な感じはちょっとヤバいくらいはまり役のように思いました。
    しかし、後半の一途で病弱なキャラは前半のオーラがすっかり消え失せたように感じました。。

    このストーリーにはずーっと違和感を感じていて、どうしてだろう、ともんもんと考えていたんですが、なんとなくわかりました。最後、やたらドラマスティックに終わってごまかされていましたが、この話は結局バッドエンドなんです。しかも超ド級のバッドエンド。
    人類は滅亡するし、マコもナオも死にます。しかし、マコの死に際の内面にフォーカスして全体の不幸を忘れてしまう。なんとなくごまかされてしまう。
    そもそも、人類滅亡と1組の恋人を同レベルで進めていく部分にも違和感を感じているのだと思います。
    ウィルスがナオの開発したウィルスと似ているのはどの研究機関でも判ったはずなんです。だって、人類の命運がかかっているんですから。人類全体から非難を浴びナオはもっと罪悪感を感じ、狂ってしまうほどだったと思います。最後は一般市民にリンチにあう。それくらいあってもよいと思います。感染者への非人道的な隔離などもあるでしょうし、もっと終焉に向けてなんかあるでしょう。しかし、展開が甘すぎて、いいようもない違和感を感じてしまいます。人類滅亡ってこんな軽いものでしょうか。
    もう一つ。自分の幸せはまったく度外視で、死ぬまでマコに尽くす、都合のいい幼馴染。彼もちょっとありえないよね。

    こうやって文章にすると、随分違和感が姿を現していきます。こんななのに、ぱっと見は感動の物語になってしまうのだから、うまく作られたものです。
    が、やっぱ微妙なストーリーです、ね。
    記憶には残る、濃い内容でしたが、怒りと相殺して★3ってとこ。
    インフルエンザの話するたびに、この物語は思いだす羽目になりそう。

    「影のある女」
    この話にネタばれもなにもありませんね。面白かったです。

    「王国」
    これは、お金をとってやるようなストーリーではないと思いました。
    女の子がただ哀れ。
    希望のない明日をどう生きて行けというのでしょう。
  • 満足度★★★

    王国
    かつての学生運動の闘士という部分に先日のタカハ劇団『モロトフカクテル』なども思い出す。その元闘士の起こす「新たなる闘争」(?)、ワク組みはガッシリしてそれなりに緊張感もあるが、どこか既視感と「借り物」のような感があり今ひとつのめりこめず

  • 満足度★★★

    3作品
    楽しかったです。観た順番も良かったかなあ。多田さんにドキ!ナカヤマさんにドキドキ!

    ネタバレBOX

    「王国」 元学生運動家の男の化けの皮が剥がれ、崩壊していく姿は生生しく怖い。娘との関係はチョット嫌かな(私には) 確かに学生演劇で上演するにはキツイかなあ。
    「影のあるオンナ」 ナカヤマミチコさんの姿態にドキ!(最前列で正解でしたジィーと目を逸らさず魅入っていました。イヤ、本当ですよ。嘘じゃないですよ。多分)
    「11月戦争~」 多田さん初舞台ですか、好演ですね。
  • 満足度★★★

    番外公演ならいいんじゃないかと
    SFで色々投げて拾われないモノが多かったですが
    主人公の2人の気持ちだけは強く見せてましたね、所々2人の思いが
    わからない所もありますがファンしか見ないようなルデコ公演だから
    全然OKじゃないでしょうか、5人の中で鈴木さんお演技は色が違って
    よかったですね。
    場所によって見えずらくて囲みじゃなく1方向ででも良かったんじゃ?
    詳細はTBで、(いい感想に見えないけど)

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