最新の観てきた!クチコミ一覧

51781-51800件 / 191905件中
39光年の週末

39光年の週末

劇団うてな

船場サザンシアター(大阪府)

2018/04/28 (土) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★


39光年の週末 3年後に太陽風で地球生命は絶滅 新しい星へたどり着けなかった。 未来から届く意識のメール どうする 想う方向へ。 私は3年後と言われて どうだろう 移住のロケットの中 嫉妬 国家間の争い 想う心 39光年の週末 と 今閉じ込められた人達の週末が重なってくる そこにあるのは偶然ではなく。 今 私が生きている事は偶然の連続でないと感じる。 前説での楽屋からの歌 から 終演後の歌とダンス 物語と、つながる。 SF 楽しませてくれました。

それぞれの絆

それぞれの絆

劇団芸優座

調布市文化会館たづくり・くすのきホール(東京都)

2018/05/19 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

家族の絆をテーマにした作品・・・今風では無いけど
しっとりとした情の細やかさが
小道具や舞台セットの作り込みと合わせて
見事に舞台上で表現されていました

雰囲気で言うなら~スマホでなくて
黒電話ってトコかなー今では見た事のある人が少ないのでは・・・
とか思ったデスね(^-^;)

間に休息を入れて 約2時間半弱の大作といえました

ネタバレBOX

多摩川を舞台にした「あにいもうと」
妙に”調布”を褒め称えていたのが楽しかった♪
しあんくれーる

しあんくれーる

neomarch.

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2018/04/27 (金) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

 自殺した女、寿命をまっとうして生きる女、思い出してくれる人 場所。 私は、この芝居の半分も観れていないと思う。 感じ取れていない所が多くあると思う。二十歳で命を絶った女子大生の日記を出版 52回の増刷。3人の登場する女性のそれぞれの世代を、入れ替わり演じる3人の女優 時代 世代を超え 演じる役が変わる 女優3人の息の合った演技 3人の女優の演技力を観るだけで感動した。 生き抜いた女優のインタビュー ビル管理で床のガムを削り落とす仕事 落ちるとこまで落ちたな。 いま生きてることが幸せ。 詩を読む女 来月も神戸の「しあんくれーる」で好評。 フランスでは老人の安楽死が出来る今の時代ですが、私は生き続ける長谷川泰子の様に生きている事を、幸せと感じて楽しんで最後まで生きていたい。 素晴らしい芝居でした。

ネタバレBOX

 100分 時代が飛ぶ  京都 シアンクレール、現代 神戸のシアンクレール
1階は、・・・ 2階は、ジャズ 老女 大正 昭和 平成 もう十分生きたわ。まだまだこれからもじゃないですか 泰子さん。貴方は高野悦子です。彼女はここに座ってたんです。長谷川泰子 中也の女 捨てた女。ゆっくり 話しましょう。吉岡:どなたと話を // 今夜ここでの人盛り サーカス ブランコ ゆやーん ゆよーん ゆやーん ゆよーん 中原中也 サーカスより。// 愛した 長谷川泰子 別れてからは、一度も逢って無いわよ。大宰 俺は言葉にならない物を紙に叩きつけている 解っちゃいない 女と心中した お前に 解るもんか。文学と死 死にたい人が文学を 高野悦子さん 貴方は 何故死にたかったんですか。 旅に出ようと リュックに・・・ 雨が良い 古木の根本で一本のタバコを吸おう 1964年高野悦子 自殺。日記 死の前々日 お父さんの知らない 悦子 何も知らなかった どうして日記を本に。読んだ親御さんが 辛い思いをする人が少なくなれば // ロックで。 大人。// 剣岳 最近来ないね 学生運動さ高野くん 共に闘おう 沖縄 戦闘機 歌(いざ戦わん)倒れる人々 私は弱い 情熱もなく 煙草 酒 未熟 これが私の二十歳の姿 // 二十歳の頃 女子大生 ポルシェ BM 居心地の悪さ 夢遊病者の様 神戸シアンクレール 京都店の名を。ありがとう 広島 つきじ小劇場。東山さんに注文付けた 血の付いた手を洗う もっと ごしごしと。 中原:小林秀雄さんとは 久しぶりの京都は 優しく包んでくれた。古本屋だ これ 20銭 30銭 春と修羅 宮沢賢治 修羅の世で 宮沢賢治は宇宙を眺めているんだ。すごい 抱きよせる 突き飛ばされる 帰ろう 山川の子を 山川は逃げた 中原は気を使ってくれた 中也は28 穏やかな日々 // よだかの星 今でも まだ 燃えています 家が建つ家が建つ 僕の家じゃないけれど。 プティゴーフル // 月夜の晩に、ボタンが一つ・・・ 僕はそれを袂に入れた・・・どうしてそれが捨てられようか  // お隣宜しいでしょうか ゴーフルですか。フェリー二 道。おひとつどうぞ。 ハーモニカ よくご存じ 空を探す 何を探しているんだろうか ジェルソミーナ 神様 何と言ったのでしょうか。 神様はわからないんです 人間は悲しい物です これ貰って下さい。 心くん今晩わ そうだザンパノは、こんな声を聞いたのかもしれない 生きろって 映画は終わっても人生は続きますもんね。心を抱きしめる 帰ろうか // ショパン 中原たちは 羨ましいでしょうね 行こう 何を見ている 木だ 行こうか 行こう // バイト お待ちください 私は何者なのでしょうか 母から手紙 ・・・驚きました 好きな様になりなさい // 中原 子供が亡くなった お線香 泰子 // 中原さんにとって私は。// 薬 眠れない アンネは素晴らしい人です 私は大学ノートに何千 何万の言葉を書いてきた 私は分からない 何も分からない // 立派な葬式 中原の母さんが近づいて来て頭を下げて 中也がご迷惑をと 不味いな こんなに不味い酒は生まれて初めてだ 小林さん 中原は作り出す人 俺は何も産み出せない 中原は死んじゃいけないんだ。なんだい 大の男が 中原はね だだ死んだんだ きっぱり死んだんだ 私は・・・・ 。1971年 20才の原点 50回の増刷 シアンクレールは・・・ 市電に乗った カンパネラの様に そうでした 私は貴方が 列車に乗った事を肯定しません 辛い夜 次の日も生きていく 私は貴方にそうして欲しかった 中也が死んだ後 真っ黒な戦争。// ビルの管理 ガムを剥がす 堕ちる所まで堕ちたな。 私は自分で動き出したのよ。 泰子さん最後に一つ 幸せですか。 幸せですとも 私は今も生きていますもの  //  な 吉岡 記憶は建物にも有るのかな 更地になって シアンクレールを思い出した時 この場所 思い出してくれたら、。 そろそろ行こう 蛤御門で待ち合わせ 蛤御門 知らん お世話になりました。

自殺した女、寿命をまっとうして生きる女、思い出してくれる人 場所。 私は、この芝居の半分も観れていないと思う。 感じ取れていない所が多くあると思う。二十歳で命を絶った女子大生の日記を出版 52回の増刷。  3人の登場する女性のそれぞれの世代を、入れ替わり演じる3人の女優 時代 世代を超え 演じる役が変わる 女優3人の息の合った演技 3人の女優の演技力を観るだけで感動した。 生き抜いた女優のインタビュー ビル管理で床のガムを削り落とす仕事 落ちるとこまで落ちたな。 いま生きてることが幸せ。 詩を読む女 来月も神戸の「しあんくれーる」で好評。 フランスでは老人の安楽死が出来る今の時代ですが、私は生き続ける長谷川泰子の様に生きている事を、幸せと感じて楽しんで最後まで生きていたい。 素晴らしい芝居でした。
Melody

Melody

TEAM 6g

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

「2017年グリーンフェスタ賞」「BOXinBOX THEATER賞」のW受賞作の再演。TEAM6gにとっては初めての再演だという。初演時にも観ているが、笑い泣ける素晴らしいヒューマンドラマで観応え十分な秀作。鳥取県の田舎町で暮らす人々、平凡な生活を坦々と紡いでいるが、そこに厳しい現実をつき付ける。それを”家族の愛”という力強い普遍性で乗り越えようとする姿。生きようとする”人間ドラマ”は繊細であり骨太でもある。

2017年の時とほぼ同じキャストであったが、一部新キャストに替わり新たな味わいが感じられた。また舞台技術の照明・音響効果によって心情豊かな表現が増し、より一層印象深い公演になっていた。
(上演時間2時間10分) 2018.5.21追記

ネタバレBOX

舞台は1999年…世紀末。鳥取の田舎町にある民宿「さざ波」。セットは正面にメインになる居間と縁側。上手側に玄関、下手側は厨房になっており、観え難い内側にも細かい施しがされている。縁側近くに咲いている植木花は季節に応じて変化させる。物語を一層分かり易くするようなセットがしっかり組まれている。また伏線という意味では、壁に劇中でも踊る「しゃんしゃん祭」のポスターが貼られている。物語の内容はもちろん演出面において、視覚に直接伝わるような観せ方は多くの人に親しんでもらえると思う。

母親を幼い時に亡くした主人公:池脇明音(阿南敦子サン)が、母親代わり民宿の切り盛りをしている。そこに訳ありな男・瀬戸草太(平田貴之サン)が客として来る。草太は自分のせいで親友を殺してしまったという後悔の念に囚われ、生き方を見失っている。また書けなくなった人気小説家や作家を支える編集者など、それぞれに悩みを抱えた客と「さざ波」の人々の交流を描いた物語。騒がしい人々が醸し出す優しさ励まし、何気ない日々の暮らしが…。市井の暮らし、人の喜怒哀楽がしっかり注ぎ込まれたヒューマンドラマ。

身近に起こり得る現実は、全編を通じ方言で喋り細やかなディテールが温かさ、切ない気持として伝わる。素朴な人間像は等身大の人物描写のように寄り添ってくる。その心情表現は、描く対象人物を円形照明で照り抜き、周りの暗との対比で孤独、哀切、寂寥といった心中が浮き上がってくる巧みな演出。
植木花同様、衣装も季節に応じて変わる。例えば冬物でも室内に居た人と外から来た人で厚着の仕方が違うなど細かい配慮が見事。そして音楽は洋楽、和楽(祭囃子も含む)そして劇中歌の使い分けも心憎い。暗転時にはそれらの音楽を流し舞台から気を逸らせない工夫も上手い。

テーマは「家族の愛」であろうか。消えそうな記憶に人生の無常を感じさせるが、一方、草太の”記憶が消えたらまた作れば良い”という言葉には希望がしみじみと胸に迫る。衒いがなく動静がしっかり利いた俳優陣の演技が公演の心情を伝えた素晴らしい公演であった。
次回公演も楽しみにしております。
『スプライサー』『思い立ったら吉日』

『スプライサー』『思い立ったら吉日』

劇団「劇団」

ウイングフィールド(大阪府)

2018/05/17 (木) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

まったく違うタイプの2作品ですが、両方とも絶対に楽しめます。思い立ったら吉日は、中路さん、さいとうさんプロデュースという事でしたが、安心して楽しめるコメディで笑いっぱなしでした。 スプライサーは、こちらは1人芝居ですが、植木さんの役者としての力量と物語の面白さに、一気に引き込まれてしまいました。是非、両方とも多くの方に観て欲しいお芝居でした。

OvObインプロライブ!!

OvObインプロライブ!!

ユーキース・エンタテインメント

STUDIOユーキース(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

即興で決められたお題を、即興で演じるという楽しいイベント(?)でした。即興芝居は、役者さん達の頭の回転が速いなぁと感心し、面白かったのですが、ミュージカルが話も歌も「・・・」という印象でした。そして、ピアノの即興演奏が凄いなぁと思いました。

底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

この劇団の芝居はいつも思うところであるが非常に丁寧に作られていて好感が持てます。ストーリーや演技から接客,開演時間に至るまで,心配りがなされています。ストーリーは,ホント恥ずかしくなるくらいの人情ものですが,それもすんなり入ってきます。とても良い観劇時間を過ごすことが出来ました。劇中で店のチラシが配られますが,積極的に受け取られることをお勧めします。

堀が濡れそぼつ

堀が濡れそぼつ

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

■約110分■
あのカップルに祝福あれ!

ネタバレBOX

夫妻がやがて授かる子供が女の子だと判った時は、胸がスーーーッとした。
青

ツチプロ

OFF・OFFシアター(東京都)

2016/09/21 (水) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

脚本は素晴らしい!!!傑作。
主演俳優の熱演に感動した。終盤にゆくにつれて感情表現がストレートになってゆく、変化のある演技が最高で、とても惹き付けられた。
あれよあれよと自分の手に負えなくなる組織の暴走、レイシズムについても考えさせられた。

ネタバレBOX

最初に女の子を殴るシーンに違和感があり、脚本家に質問したら、馬乗りになって殴るのは脚本の解読を間違っているとのことだった。
か弱い女の子が「精子」って大声で言うのはとてつもなく変だった。
ちょいちょい演出に違和感。
Beauty

Beauty

reset-N

ザ・スズナリ(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/06 (月)公演終了

満足度★★★

全体的にまろやかというか、穏やかというか、インパクトは少ないというか…うーん、もう少し何か脚本にひねりがほしかったかも。

ネタバレBOX

調子こきのおっさんの最後の台詞の言い方にイラッとした。「あーなんか余計なことしちゃったかなー!!へてぺろ☆」みたいな。あそこで台無しになった気がする…。
火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

火遊び公演「焔の命--女優の卵がテロリストになった理由」

オフィス上の空

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

台詞が天才的なレベルで素晴らしい。言語センスが驚異的なので、飽きずにずっと聞いていられた。もっと聞きたい…!と思わせる脚本。そして演出も良かった。役者のナチュラルな演技に引き込まれた。この舞台は傑作だった。ただ少し遠回しすぎる表現もあったので細かい疑問はいくつか残る。役者の演技力は皆すごかった。

ネタバレBOX

おっさんに襲われたから付き合う資格が無いって思って恋人と別れることにしたのかな、そのわりに傷付いてないっぽかったけど何だろう
Brand new OZAWA mermaid!

Brand new OZAWA mermaid!

EPOCH MAN〈エポックマン〉

APOCシアター(東京都)

2018/05/05 (土) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★

美術や衣装がよいと聞いて期待して行ったら、なかなかに頭が悪くて見た目も汚い女がずっとコントをしている感じで、美しさはかけらほども無かった……全て手作りなのだろうけど小学生が作ったかのようにチープ。ヘアメイクと衣装選びのセンスがあれば舞台全体の見え方も違ったかもしれない。熱演だったし珍しい舞台だったし挑戦的だったし笑いに貪欲だけれども、終始女を表層的に見ている感じがして、芸術性は低いと感じた。しかしながら小沢さんは全力だった。小沢さんの今後を応援してゆきたい。小道具に面白いものが多い。生のドラムは最高。

ネタバレBOX

舞台上で繰り返しセックスしすぎで観客がドン引きしてたように感じられた。後半そればっかりだなーって、飽きた。
夜明け前、私たちは立ち上がる。

夜明け前、私たちは立ち上がる。

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

唸った。TOKYOハンバーグ、Stone-Ageブライアントとも一度ならず目にしていたが、どちらの特徴がどうだったといった批評を一蹴する迫力であった。
この題材を語るための要素を取りこぼさず(とりわけ住民の「論理」の背後にある生活感覚と感情に丁寧に触れている)、各登場人物のドラマが描かれながらフィクションとしての展開の「無理」が殆ど感じられないドキュメントとも呼べる現実味があった。理不尽な現実を嗜虐的に突きつけたい邪な狙いが作り手になくとも、鬱々とする「現実」は必然に訪れる。この実話が最後に光明を見ることを知っていたとて「終わりよければ・・」とはなり得ないこの問題の性質をこの作品が踏まえている事が、言わば光明に思える舞台だ。
アフタートークで「希望の牧場」の吉沢さんという方が仰った言葉。・・大多数が「見たくない」現実でも誰かが言い続けなければならない。「現実」はこの話の文脈では、今日本の火山が活動期を迎えている事、関東大震災の発生周期の危険領域にとうに入っている事・・起こり得る事態として2020年、東京五輪の前に関東大震災に見舞われる可能性を誰も否定できない事。

舞台に戻れば、「見たくない」題材に取り組んだこのチームに拍手。拍手と言えば、カーテンコールで照明が慌てていた(終演を告げる役者の短礼のあと役者がハケる長い暗転の間、拍手が鳴り止まなかったので舞台側の明りを入れるのが自然な所、まず客電が上がり、追い出しを掛けられた状態に一瞬なった)。ダブルコールが今回初めて(だとすれば)とは意外だが、公演を重ねて芝居が、人物たちが膨らみを増し熟成するプロセスを想像した。記憶の中の色んなシーンが一々琴線を叩いてくる。

ネタバレBOX

ラストを見て感じたこと・・
「舞台」の出来が全てではない、と断じてしまうと語弊があるが、舞台作りは「完成」に向かう道程を辿るものだとしても、舞台の目標は「完成」ではない(なりにくい)、と思っている。もしそれがあるとすれば、完成によって浄化され、「忘れてしまう」時間を提供する芸術、という事になるだろうか。そういうものがあっても良いと思うし実際多くある。
ただ、棘刺す痛みを伴わない感動などない、とは大人の感覚だろうか。いや、話が逸れた。
・・舞台装置の正面、パイプを組んだいまいち美しくない形(その組み方で放射能のマーク=ハザードシンボルを表す)がバリケードの表象として最後に漸く符合する訳なのだが、照明が落ちる手前、団結を確かめあい、見えない明日に徒手で立ち向かおうとする者たちの姿が固まり、残影となる。音楽は「悲壮さと勇壮さ」を謳うシンプルなもの。芝居はその手前まで、終景への準備となる友との再会や本心の吐露、そして和解のシーンが人物それぞれに点描され、疑心が生み出す人間への底知れない暗鬼のイメージが霧消し、凡庸だが自分自身に立ち返った者たちの姿が現われる。中部電力社員が吐き捨てるように言う「何十年も同じ事を繰り返してきた、いい加減終わりにしましょう!」の言葉を自分では本気で言える台詞として叩きつけながら、それが恫喝に当たるとは気づかない言葉の欺瞞に住民達は易々と丸め込まれず、「生活感覚」からそこに含まれる嘘を嗅ぎ取っている事が無言の内に漂ってくる。それが自然な反応だと信じられる佇まいを獲得した事がこの舞台の成果だろうと思う。
ただ・・と冒頭に戻れば、終幕を飾る団結の美景が、悲壮感の中に醸成された団結であるという事が、芝居の「完成」(閉じくり)には必要であったのだとしても、戦後の日本が幾度となく経験した「運動の終息」を、むしろ予感させるラストでもあった、というのが個人的には惜しい。人を悲壮にさせた圧迫が消えた時、紐帯の弛緩が始まるのも世の常である。難しい課題であり、舞台の仕事でやれるのはそこまで、あとは観客自身が考えること・・そう言い放てるだけの仕事ではあったが、その事も考えずにはおれなかった。
映⽇果anjir(再)

映⽇果anjir(再)

犀の穴プロデュース

犀の穴(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃い。かなり濃い濃度でやりたことを詰め込んだ作品に思える。そしてこの主演役者だからできる芝居。ことの善悪をどうこうしようとゆう作品ではなく、情けない男たちの姿を「楽しむ」時間。

ネタバレBOX

話が連続しているわけではないが6月公演がある前提の本作ではないか。
隣のゾンビ

隣のゾンビ

タッタタ探検組合

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事にアメリカナイズされたホラーコメディでした。

ネタバレBOX

まず、舞台全面の墓地のセットがとても素晴らしく、加えてワイヤーアクション風の格闘シーンやタップを効果的に組み込んだ演出が高いエンタテイメント性を生み出し、ブロードウエイミュージカルを観ているようでした。
また、主人公が死後僅かな時間を与えられ、自らの過ちを正し、思い残すことなく天国に旅立つ、というストーリーはとても素敵でした。そして、ゾンビは恐怖の権化として描かれるのが常でしたが、本作においては“生から死への間に位置する者”としたことにより、人間味を持たせることが出来、とてもハートフルな舞台に仕上がったと思います。
底ん処をよろしく

底ん処をよろしく

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

よく舞台は観ているのですが、コメントは久しぶりです。
どうしても書きたいことがあって書きました。

皆さんが絶賛されているように、本当にすてきなお芝居でした。
お芝居の中に出て来る情報などが、すごく細かく調べられていて、こういう所でも物語に深みが出るのだなと思いました。
それぞれの人物もしっかり描かれていて、たくさん感動できる、はずでした。
あとはネタバレに書きます。

ネタバレBOX

でも、そんな感動も、あるシーンでがっかりしてしまいました。
キャバ嬢の話にでてくるお姑さんの仕打ちを、誰も非難しないんですよね。
というか、すべて正しいことのような流れで作られていますよね。

でも、あれは立派なパワハラです。
あんなお姑さんの元に戻って、勉強するという発想は、昭和どころか、戦前です。
お客さんもあれでいいと思って観ているんでしょうか。
アンケートにも書かれないんでしょうか?
これがあたかも正しいことのように通じることに、背中の寒くなる思いがしました。
『gokko』

『gokko』

BELGANAL

渋谷 宮益坂十間スタジオ(Aスタジオ)(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/05/22 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/19 (土) 19:00

価格3,000円

同じ養護施設出身の3人と1人が再会したことから始まる「愛はガラス細工」的な一途な想いが引き起こした哀しい物語。まっすぐ過ぎる正義は必ずしも真の正義ではなかったりするように、一途な想いであろうと少しでも踏み外せばそれは暴走に近いものになってしまうのかもなぁ……おや、これって、江戸時代の心中ものや怪談などに通ずるのではないか?
そうして進む物語、カーテンコールがないことを事前に知らなかったらよりビターに感じたかも?
で、一瞬の場転と言うか時と場所が変わったことを一瞬で観客に悟らせるアイデアと映像の使い方もイイ。

ネタバレBOX

登場人物の1人が写真家であり、ストロボの一閃で回想場面に転移したり戻ったりというのは進行上のアクセントにもなり、「区切り」が付いた感覚もある妙案。
すなっく ラ・ボエーム

すなっく ラ・ボエーム

オフィス35

俳優座劇場(東京都)

2018/05/15 (火) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/05/19 (土) 18:30

原案、脚本、衣装、そして、俳優として出演…作品の中核を家族総出でやってしまうんだから、超ユニークなファミリーです。ちあきなおみの歌が、いいアクセントになっていました。

無伴奏ソナタ

無伴奏ソナタ

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

前にみた演目とは違った意味でスリルがありました。

名古屋初登場 舞台『クレイジーレイン』

名古屋初登場 舞台『クレイジーレイン』

リンクスプロデュース

ナンジャーレ(愛知県)

2018/05/17 (木) ~ 2018/05/17 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/05/17 (木) 19:30

これまでメビウスばかりに目が行っていたけれど、フッと思い立って直前予約した渋谷ニコルソンズ「クレイジーレイン」。これ、観に来て正解!ただ楽しいとか面白いとかいう言葉では表せない、もう、幸せを感じられるレベル。
今回はちょっとした事情で普段とは段取りが違ったらしいが、そこから生まれたアドリブの破壊力が、これまたすごかった。こうなったら、その通常通りの「レインコートを着ているバージョン」も見てみたい。

このページのQRコードです。

拡大